りらっくママの日々

りらっくママの日々

2007年10月06日
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カテゴリ: ドラマ


最近 「踊る大走査線」 が再放送していて、つい見てしまってます!

実は私、織田裕二さんって 「東京ラブストーリー」 ってドラマ見て以来 苦手!

あの、 「つまんないこと言わないでよ」「どうせオレのこと好きなんでしょう?」

的な、困った表情、口調が苦手なんです…。

何だか、 「オマエのことなんか、そんなに好きじゃないからっ!」

って、つい言いたくなってしまう…。

でもでも!

このドラマだけは別っ!!!!!

面白いんですもん、マジで!

織田裕二、刑事ドラマにあこがれて脱サラして就いた警視庁なのに、

警察内部はこんなだったの?!

みたいな~!

凶悪事件があっても、 どこの管轄か 、とか、

車出したり何かするには、 すぐ書類 、とか~

も~笑っちゃいます!

これ見て、刑事ドラマのイメージがひっくり返った感じ!

織田裕二の感覚がそのまんま一般市民の感覚なんだよね~。

それに周りのキャラが最高!

仲間がイイよ!そのうち織田くんもガンバレみたいに思えてくる!

特に今は亡き、いかりや長ちゃんさんが大好き♪

ホント、 「日本のモーガンフリーマン」 だね♪

今見ると、ポケベル使ってたりとか、時代の流れを感じる~!

来週の金土に映画をやるらしい!

久々に見るぞぉ~♪


※厚生労働省が3日

先天性の難病「ムコ多糖症」で最も患者が多い2型の

治療薬の承認を了承したとのことです!

ご協力ありがとうございました!m(_ _)m



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「アイツとボク52」

<登場人物>
青山=アオヤン :ボク→社会人
赤木 :アイツ→大学からの親友
カリナ →ボクの妻
サキ →オレの元彼女
フジサワ →ボクの付き合った人
タカダ →オレの付き合った人


(詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)




病室では、眠る赤木くんがいた。
それを見て、イグチくんはまた泣きそうになり、
病室を出て行った。

ボクは赤木くんの様子をジッと眺めた。
ぐっすりと深く眠っている。
腕に薬なのか点滴をつけて、
トイレにも行かなくていいようにチューブをつけたと言っていた。
体中がチューブだらけだ。

「アナタは、こんなに大きいのに、泣き虫なのね。」
おばさんが病室の外で苦笑いしながらイグチくんに言う。
イグチくんはこれ以上泣かないように、ハンカチで鼻を押さえて苦笑いした。

ボクらは病院の屋上に連れていかれた。
何か白い洗濯物がはためいている。

ボクはぼんやりと、
何だか本当にドラマみたいだな…なんて思った。
そして、自分の現実を現実なのか疑いそうになった。
一瞬笑ってしまいそうになる。

「これはウソですよね?
何か冗談ですよね?
ドッキリカメラじゃないですか?」

そう聞きたくなる。

おばさんが赤木くんの症状をポツリポツリと話す。
おばさんが言うには、薬をいろいろ変えてみたと。
高価なものも試したけど、もう多分無理だと。
赤木くんには何も話してないと言っていた。
今は時々目を覚ます。

開腹手術はしたけど、
開いただけで閉じてしまったらしい。

もうダメなんだ…。

「おばさんもね…、信じられないのよ。」

オバさんは、ポツリと言った。

イグチくんはまた泣いていた。

ボクはもらい泣きしそうになったけど、こらえた。

アイツはまだ生きている。


何で、他の誰でもなくて、ボクでもなくて、アイツなのだろう?

どうして、初めて親友と呼べるヤツができたと思っていたのに、

神様はアイツを連れて行く?


おばさんは、いつでも連絡できるようにと、ボクとイグチくんの連絡先を聞いてきた。
ボクとイグチくんはボンヤリとして、
帰り道途中で飲んで帰った。
でも、何を話しても空回りだった。

やりきれない。
どうして…。

お互い多分そう思っていた。


おばさんから連絡が来たのは数日後だった。
そろそろマズいと。
もし、知ってる赤木くんの友達がいたら、
見舞いに声をかけてくれないかと、
申し訳無さそうにお願いしてきた。

ボクは、知ってる赤木くんの友達に連絡を入れた。
言うのはすごくつらかったけど、
いっしょに連れて行く約束をして。

シュウくんは、バンドの友達数人を連れてきてくれた。
みんな、赤木くんの状態を見て涙ぐんだ。
アイツは、この前と同じように体中にチューブを通していて、
口には酸素マスクがついていた。

もうしゃべるのもツライらしい。

ボクは泣かなかった。

だって、アイツはまだ生きている。

お願いだから、みんな泣かないでくれよ。


たまたま、アイツが目を開けたので、
ボクは、アイツの手を握って顔をジッと見た。

大丈夫だと。

アイツはボクの顔を見て、ホッとしたようにまた目をつぶった。

それぞれが涙ぐみながら帰っていった。


どれくらい、こんな時間を過ごすのだろう。
ボクが寝室でボンヤリすると、
マナを寝かせて、カリナがボクの背中を抱く。
ボクは涙をぬぐう。


翌週の土曜の午後だった。
電話が鳴って取るとおばさんからだった。
多分、今日がヤマだと…。

ボクは慌ててすぐ向かうことを伝えた。
カリナが頷いた。

駅まで急いで走るのに、
まるで砂漠を歩いているかのように前に進まないと感じた。
電車がストップモーションのように、なかなか目的地に着かないことにイライラした。

ここで、こうしているうちに、
アイツは逝ってしまうかもしれない。

ようやく病院に着く。
病室へ向かう。
いつもの赤木くんの病室と思われる場所に、
カーテンから太いオヤジっぽい足が見えた。

それで、ボクは病室を間違えたと思い、もう一つ先に進もうとする。
まさか、病室を移ったんじゃ?!

数歩歩く。

でも…
あそこであってるんじゃないか?

ボクはその病室の表札を見る。
合っている。

その足は赤木くんの足だった。
むくんで、太くなっていたのだ。

信じられなかった。
あんなに細くて、スンナリと長く伸びた足だったのに。
そのことがボクを驚かせる。

赤木くんの家族がベッドを取り囲んでいて、
「しっかりして!」と叫んでいる。

どうやら間に合ったらしい。
でも、本当に峠だ。
目の前にあるのは現実なのか?

ボクに気付くと、家族の人が、赤木くんの側に寄らせてくれた。
赤木くんは昏睡状態だった。
顔は土色で、足とは逆に頬がこけていた。
それはガイコツを思わせるような痩せ方だった。

ウソだ…。

ボクはそう思った。

そして、もうこれが会える最後なんだろうと…。

泣いてはいけない。
泣いたら、アイツが不安になる。
ボクはそう思った。
そして、赤木くんの顔をじっくりと覗き込んだ。
手を握る。

アイツの目が覚めない。

アレが最後の会話かと思うと、ボクは悲しくなってきた。
あのケンカのような、気まずい会話。

お願いだから、目を開けてくれよ…。

それから30分くらい、そんな状態を見ていた。
このままいていいのか、
どうすべきか迷った。
おばさんも、赤ちゃんがいるんだし、そろそろ帰った方がいいと言っていた。

でも、
でも…

もう一度顔を見よう。
そう思って、顔を覗き込んだ時、
アイツがいきなりうっすらと目を開けた。

「アオヤン…
来てくれたんだ?」

「来たよ。
ここにいるよ。」

すると、
その目が白目を剥いて
ガクリとうなだれ、
そしてまた意識が戻る。

「もう、帰っちゃうのか…?」

おばさんが赤木くんに優しく言う。

「青山くんも赤ちゃんがいるから、そろそろね。」

ボクが慌てて赤木くんの手を握って言う。

「大丈夫だよ。
まだいるよ。」

赤木くんは安心したように、また目をつぶる。

「シンヤ!シンヤ!」

おじさんが叫ぶ。
また昏睡状態に入ったらしい。

赤木くんのお姉さんが泣いていた。
お姉さんのダンナさんと思われる人の目も真っ赤だった。

しばらくみんなで赤木くんを眺めた。
そして、おばさんにそろそろ、と促される。

おばさんはボクを病院の前まで送ってくれて、
お金を握らせた。

「これでタクシーで駅まで帰りなさい。
今日はわざわざ本当にありがとう…」
そう言って、タクシーを呼んで、ボクを強引にタクシーに乗せた。

ボクは窓からいつまでも、おばさんにお辞儀をした。
見えなくなるまで。

すると何を思ったのか、タクシーの運転手がにこやかに言った。

「今は不景気でタクシーを利用してくれる人がいないからありがたいよ。」

「そうなんですか…。」

ボクは人と話をする気分ではなかった。

「もうあまりにも不景気だから、首くくって死にたくなっちゃうんだよなぁ。」

のん気な感じでその運転手のオジサンは言った。

ボクは、

ボクは、その言葉にとても腹がたった。

何言ってるんだ?一体?
死にたいだって?
何言ってるんだ?

気付くと思ったことが声に出ていた。

「何言ってるんですか…」

バックミラーに見えるオジサンの顔をニラみつけた。

「生きてたくても生きてられない人間だっているんだよ?!」

そんなに死にたいなら、
コイツの命を赤木くんと交換してやりたい!
そんな粗末なこと言いやがって。
ふざけんな!

せっかくおばさんが乗せてくれたのに、
乗ったことに後悔した。

こんなタクシーに乗らなきゃ良かった。

いきなりボクが大声で言ったので、オジサンは驚いたようだった。
ボクは我に返って、付け足した。

「だから…そんなこと言わないで下さいよ…」

オジサンは苦笑いした感じで
「あ…そ、そうだよね。」
とだけ言った。

ようやく何か察したらしい。

駅に到着するまで沈黙は続き、
ボクは金を払って、タクシーを降りた。

やりきれない。

でも…


オマエは戻ってきてくれたんだな。
ケンカみたいな最後じゃないように…

「きてくれたんだ?」

「もう帰っちゃうのか?」


これがアイツから聞いた最後の言葉だった。






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最終更新日  2007年10月06日 10時51分10秒
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