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ちゃりこの学校が、進路指導適性アンケートみたいなものを実施して、その分析結果に対して親がコメントするようになんて言ってきやがった。 こういう、人様を根拠なく判定して金儲けの手段にしている奴らって、何様のつもりなんだろうね。 判定項目も矛盾だらけ。 ちゃりこは、他人に対する共感性が低い、みたく判定されていて、ショックだったみたいだけれど、一方で、異文化適応性は高い、と判定されている。 異文化に適応する能力が高いなら、共感できるからじゃないのか? だいたい、ちゃりこが他人に対して共感する力がないのなら、世の中のほとんどの人間は、誰にも共感なんてしていないって判定になってしかるべきだと思うね。 他の生徒も、文系がむいているが、医療系を薦められたり、とめちゃくちゃらしい。 こんなもの、信じるなよ。 バカの金儲けだよ、と言ってやっても、純粋な子供の中には傷ついてしまう子供もいるんだろうな。 とりあえず、貸しがたくさんある学校に対してということもあるし、コメントしろと言ってくるから、書いた。 「判定項目の各々に矛盾がありすぎて有意義なアンケートとは思えない。単なる業者の金儲けだと思うが、人様を安易に規定、判定する資格など誰にあろうか」 以上が私のコメント。 人様の弱みにつけこむ商売の奴らって、なんなんだろうね。 お前らの職業の判定をしてやりたいよ。
2014年04月30日
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天塩市街から、厳島神社。 荘厳な造りが、灰色の空の下、厳しい表情を見せている。 北へ向かって、まっすぐ。 左手に、竪穴式住居跡の残る、川口遺跡。 国道は、少し海からはずれ内陸側へ入っていくので、私たちは、道道106号線を行く。 いちばん海沿いの道だ。 12時50分、天塩河口大橋。 悠々と流れてくる、水量豊かな、太く、黒い恵みが、圧倒的な存在感で日本海へ向かって注いでいく。 空が青ければ、青い流れか… 曇った空の下、曇った流れとして、海を育てていく… 橋を渡る前に、私たちは、このワイドな風景に見とれながら、眼に焼き付けた。 デジカメを構えても、ビデオカメラをまわしても、横たわる大河と、その流れが目指す大海と、私たちが渡ろうとしている大橋を、同じスケールでワイドなまま残しておくことはできない。 そのワイドさは、私たちの眼と心の中にしか、残しておくことはできない。 さみしげな空の下、大河の上に架かったどっしりとした、それでも河の流れに比べれば、あまりにも弱々しくてちっぽけな大橋を、私たちはゆっくりとゆっくりとペダルをこいで走り抜けた。 灰色にくすんだ私たちの前方には、まだまだ、まっすぐに、あまりにもまっすぐに、 北へ向かって、 人間の敷いたちっぽけな道が、 延びていっていた。 ちっぽけな、ちゃりこ、走る。 大きな気持ちを抱いて… ちっぽけな、私、走る。 大きな気持ちを抱いて… ちっぽけな、私たち、走る。 大きな気持ちを抱いて… 北へ。 北へ。 宗谷岬、めざして…
2014年04月30日
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今日は、あまりお天気の冴えない一日だった。 ちゃりこも、小さい頃のように、工作くらいではしゃいだりしない。 それは、淋しいことだけれど、しかたのないことだ。 「おとうさん、おいしいね!」 と、いちいちニコニコしながらサンドイッチを頬張ることもあまりなくなった。 御苑内を歩くのに、手をつながなくなったのは、いつの年からだったろうか… でもね、 「他にやることや、やりたいことがあるんなら、いつまでもおとうさんにつきあわなくていいんだよ」 と言うと 「行くよ」 と必ずちゃりこは答える。 気を使ってくれているんだとも思う。 いろんなことを、いろんな時期を、私たちは、二人で乗り越えてきた。 父娘としてだけでなく、対等なパートナーとして支えあってきたような部分さえあった。 毎年、増えていった、木製のペンダント。 みどりフェスタでの経費削減からだろうか、無料工作の種類はここ二年くらいで格段に減ってしまった。 ちゃりこと私の似顔絵が描かれたペンダントは、もう増えることは、ないのかもしれない。 でも、ちゃりこが、甘えん坊の幼稚園児だった頃にも、不登校で落ち込んでいたときにも、ふっ切れてホームスクーリングに自信を持っていたときにも、変わらずに春は訪れ、私たちは新宿御苑にやってきた。 ゴールデンウィークには、私の競技の試合が入ることが多かったが、不思議と二十九日だけは、毎年、私のチームの日程は入らなかった。 春は必ず訪れ、 私たちは変わらずに新宿御苑にやってきた。 藤棚が終わってしまっていた年もあれば、 ちゃりこが楽しみにしていた野良猫たちが一斉に追い払われて姿を消してしまっていた年もあった。 去年は、八重桜がマリのように華やかに膨らんでいたのに、今年は、桃色の塊が縮こまってしまって、あとは落ちるのを待つばかり、あるいは、既に地面に落ちて茶色く変色してしまった悲しい花が、たくさんあった。 日付は同じでも、いつも同じではない。 変わるもの… 変わっていくもの… そして、 変わらなければいけないもの… 帰る前に、毎年、立ち寄ってきた、プラタナス並木の無言側にある草の生えた斜面で、私たちはよく、二人で転がっては、笑いあった。 今日は、斜面を転がることもしなかった。 帰途、本屋さんに寄って、ちゃりこは何冊か、本を買った。 英検二級受験の本。 漢検準一級受験の本。 四字熟語辞典。 新宿御苑に私とやってきた、十二人のちゃりこのうち、それらの本を理解できるのは、どの年のちゃりこからだろう… 子供の成長。 うれしさ。 よろこび。 そして、 さみしさ… 変わっていくもの… 変わらなければいけないもの… 変わらないもの… 疲れて帰ってきてからの夕食作り。 コロッケを作ろうと、ジャガイモをマッシュして、炒めたひき肉と玉ねぎを混ぜていると、 「わたし、作るよ」 と言って、ちゃりこが形を作り、小麦粉、玉子、パン粉をまぶしてくれた… 変わっていくもの… 変わらなければいけないもの… 変わらないもの… 私は、 ちゃりこの父親になるために、生まれてきたんだ、と思う…
2014年04月30日
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スケールの大きな牧場。 牧場と原野の違いが、私たちにはわからないくらいだ。 肌寒い。 霧が濃くなってくる。 今日は、晴天を望めそうな気配はない。 アブたちまで姿を消してしまった。 11時、鏡沼公園、着。 ここのキャンプ場も、宿泊地の候補にしていたのだけれど、曇り空の下、さみしげな風景になってしまっている。 湖面の美しさから名付けられたという、鏡沼という呼称も、灰色にくすんでしまっている。 湖岸に並んだバンガロー群も、ひっそりとしている。 天塩の町なか、例のセイコマートがあり、道の駅・てしお、がある。 そして、素敵な建物を見つけた。 天塩川歴史資料館。 レンガ造りの赤茶けたレトロな建物。 自転車を停めて、吸い込まれるように入っていった私たちを包んだのは、なぜか、カレーの匂い… いい匂いなんだけど、なぜ???? 歴史資料館で、なぜ???? と思っていたら、昼食中だった、受付のおばさんが、 「お嬢ちゃん、自転車で来たのかい? すごいね。ゼリー、あげようか」 と言ってくれた。 遠慮しているちゃりこをよそに、おばさんは、 「おとうさんも食べるかい?」 と訊いてきたので、 「はいっ! ぜひ、いただきますっ!」 と間髪入れずに答える私に、おばさん、大爆笑。 ちゃりこの呆れ顔とバッテンお目目… 親切は、素直にいただこうよ、というのが、私のポリシーです。 “ただの食いしん坊でしょ” という、ちゃりこの無言の突っ込みは無視して… っていうか、結局はちゃりこだってゼリー、もらってるじゃん… でも、うれしいな、こういう出会いは… もちろん、ゼリーとの出会いじゃなくて、おばさんとの出会いですよ。 資料館の中は、一階は、街の暮らしと川、海の暮らしに関して。 二階は、原野の暮らしに関して。 アイヌの人たちや移民の人たちが、海と川と大地の恵みの中で生きてきた歴史、生活ぶり、道具や船などが展示されていた。 ひととおり見学してゼリーのお礼を言ってさようならをする私たちに、おばさんは、自分が出前をとって食べたカレーの美味しさを自慢し、そのお店でぜひお昼ごはんを食べていくように、と薦めてくれた。 残念ながら、道の駅でお昼を済ませてしまっていた私たちは、ゼリーおばさんに別れを告げて、先を急いだ…
2014年04月29日
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今日は、ちゃりこも私もお休みなので、お出かけだ。 朝、起きて、サンドイッチを作った。 普段の朝は、5時すぎに起きてお弁当を作らないといけないから(ちゃりこの学校は食堂もないし、パンなんかも売っていない)それに比べれば、全然楽なんだけれど。 四月二十九日に新宿御苑に行くのは、今年でなんと十二年連続だ。 ちゃりこが四歳になったばかりの頃、初めて二人で来た。 前日もお休みの年で、高尾山を登りに行って、びっくりするくらいちゃりこが頑張って、下りの沢の道もしっかり歩ききって、うれしくなった私は翌日の新宿御苑でちゃりこをいっぱい抱っこしてしまったのを覚えている。 二十九日は、新宿御苑では“みどりフェスタ”という催しをやっている。 ちょっとした木工工作をやらせてくれるブースがあったり、全国各地の自然観光地を紹介したり特産品をおいてあるブースがあったり、ゆるキャラが集結していたり、スタンプラリーで景品がもらえたり… いろいろと楽しめる。 ただでさえ、ぽかぽか陽気になってきて、藤棚やツツジもきれいになって芝生にゴローンとできて気持ちいい季節。 暑いくらいの年もあった。 雨に降られてしまった年もあった。 時の総理大臣、「最低でも県外くん」がやってきて、ガラの悪いSPが大勢いて、雰囲気台無しの年もあった。 十二年も来ているから、いろんなことがあったし、作った木のペンダント、たくさん残っているよ。 必ず、ちゃりこと私の似顔絵がペンダントには描かれた。 その絵も、年々、形がしっかりしていった。 経費削減の波か、いろんな工作が消えてしまった。 カンバッジやミニプラントなども、たくさんの無料でさせてもらえる工作があって、帰ってくるときはたくさんの荷物を抱えてきたものだった。 ちゃりこが自転車に乗れるようになってからは、二人で走ってくるようになった。 旅行用の自転車じゃないよ。 普通のシティサイクルで。 今日も、二人で五十分かけて、やってきた。
2014年04月28日
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9時、道の駅・富士見に到着。 名前とはうらはらに、曇っていて利尻富士は姿を見せない。 小腹がすいてきたので“いももち”を食べてみた。 モチモチ感、お醤油味。 絶品。 先日出会った小学生の男の子とお父さんにもう一度出会う。 彼らも宗谷岬を目指しているのだからルートはほとんど同じなので当たり前といえば当たり前だ。 昨夜は、私たちと同じみさき台公園の中の温泉ホテルに泊まったらしい。 私たちも、そこのお風呂に入ったわけだけれど、キャンプ場三連泊の体は、畳を恋しがっている。 曇っているのが残念だけれど、とにかく広い。 空が広い。 大地が広い。 空気が広い。 ペダルをこいでもこいでも、 風景が全く変わっていかないような錯覚に陥る。 10時、ウツツ川を渡って、10時半、天塩町に入る。 視界が霧に包まれたような状態になってくる。 そして、今までと、牧場のスケールが違ってくる。 圧倒的な、 圧倒的な、 広さだ。 牧場というよりも、 草の海のようなかんじだ。 海の中に取り残されたかのように、ポツンポツンと、牛たちの小さな姿が、溺れそうであるかのごとく、浮かんでいる。 小さい… 牛も、草ぐさも、樹木も、 そして、私たちも… でも、その大きな自然を造っているのは、ちっぽけな命たちの集合体だ。 今、私たちは、ペダルをゆっくりとこぎながら、北の大地の一部分として存在している… 走行中にまとわりついてくる、鬱陶しいアブまでもが、走り抜ける大地の中ではいとおしく感じられてきた…
2014年04月28日
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金比羅神社から戻ってくる上り階段は、もちろんきつかったけれど、下ったら上るのは、自転車乗りにとっては当然のことだ。 ツリーハウスに戻って、出発は、この場合も7時半だ。 国道に戻る。 232号線は、まだまだ上り下りの連続。 前日もそうだったけれど、峠でもないのに、一つの上り坂、一つの下り坂が半端じゃなく長い。 やっぱり本州とはスケールが違う。 上り坂にさしかかると、私が、 「たいしたこと、ねぇぞお!」 と叫ぶ。 遅れがちになるちゃりこを上りきったところで待ち、追いついてくると、ペットボトルを手渡す。 「うん、たいしたことないよ」 とちゃりこがつぶやく。 一度だけ、ペダルをこぎきれずに自転車を押してきたちゃりこ。 悔しそう… 長~い、上り… 長~い、下り… 下りも長いので、勢いをつけて下りて、その勢いで上りをしのごうと、下り坂では今までのちゃりこには考えられないほどのスピードを出している… 長い上り、長い下り、は七回ほど続いた。 そして、上り下りの道のりは終わった。 8時半前、遠別に入った… 海と牧場にはさまれる。 途中、牧場に入っていけそうなところで停まって、中へ歩いていってみた。 今までの道のりでも、目にしてきた、牧草ロールの横に、ちゃりこが並んでみる。 金色の見事な丸さの牧草ロール。 ちょうど、高さはちゃりこの背丈と同じくらいだった。 すごい大きさだ。 8時50分、金浦原生花園到着。 といっても、見渡す限り、ただの原野だ。 エゾカンゾウの時期が終わってしまっていたのが残念だったけれど、磯ツツジやキキョウが咲いていた。 私たちは、原野の中に敷かれた、アスファルトの道をひたすらペダルをこいでいった…
2014年04月28日
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2011年8月6日 5時半に目が覚める。 朝食後、ツリーハウスのはしごを下りて、キャンプ場の中をお散歩する。 淡い青空は、この日もすでに育っているが、まだ少し、ひんやりする。 長袖のジャージを羽織ってのお散歩だ。 ちゃりこ、肩の痛み、マックスなようだ。 寝ぼけていることもありだろうが、足取りは重い。 私は、大きく息を吸い込んで 「気持ちいいな~」 と叫んだ。 「うん、そうだね」 と答えるちゃりこだが表情は冴えない。 途中、“金比羅神社”の表示があり、長い石段が海まで下っていっていた。 「下りていく? 疲れてるならやめとこうか?」 「せっかくだから、行こうよ」 とちゃりこ。 何十段かの、急勾配の石段の下には、赤い鳥居が岩の上に鎮座し、海に向かってせりだしている。 ゆっくりと下りていく。 ペダルをこぐ重力と歩く重力の違いは、別の惑星に住んでいるかのようだ。 海風が、緩やかに、爽やかに、吹き上げてくる。 石段を下りきった私たちは、不安定な岩の上をさらにゆっくりと歩いた。 そして、岩の上に鎮座する赤い鳥居の正面に立った。 日本海は、淡い青空の下、青さをもらっておらず、灰色にくすんでいたけれど、穏やかな表情だった。 右手には、 豊岬。 その、 まだまだ、ずっと先に、 まだまだ、ずっと北に、 私たちは走っていくんだ… 「走るぞ~!」 とだけ、私は叫んだ。 「走るぞ~!」 とだけ、ちゃりこの声がすぐに追いかけてきた。 広い海が、 私たちの声を、 いとも簡単に、 吸い込んでいく… そこには、 どちらの声が先だったかなんて順番は、存在しない。 “よしっ” という表情で私はちゃりこに微笑みかけ、 “よしっ” という表情でちゃりこは私に微笑みかけた…
2014年04月28日
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車いすからのトランスなどを「禁じられた」わけだけれど、たとえば、食事介助だとか、食後の歯磨き介助だとか、歩行できる人のトイレの付き添いだとか、見守りだとか、車いす上での着脱だとか… まあ、やれることは細々と、たくさんあるわけで… で、そんなことをやっていたわけだけれど、ひとつ何かをやると、いちいち、ネチネチと嫌味しか言わないのがいる。 たとえば、帰りの時間が近くなって、車いすの利用者さんに、朝、着てきた上着を着せていたのだが、私が着せたあとに、わざわざ「これじゃ、だめだな」なんて聞こえるようにブツブツ言いながら一度脱がせて、もう一度着させたりする… で、その違いなんて、ありゃあしないんだ。 そもそも、介護や介助というのは、同じようなタイプの利用者さんに対して、大まかな対応の仕方があるとしても、ひとりひとり、その人にとって心地よい対応の仕方って違うはずだ。 食事のときは何から食べる、とか、歯磨きをどんな磨き方をするか、というのが、人それぞれなのと同じだ。 だから、その、一利用者さんを長く知っていて、しかも理解しようという気持ちで接している人ほど、いろんなことを利用者さんに関して知っているのは、当たり前のことだ。 逆にいえば、たくさんの時間を過ごしていても、「自分のやり方はこうなんだ」と介助や介護の仕方を利用者さんの側に押しつけるようなのは、実は、介護でも介助でもない… わざわざ一度着た服を、もう一度脱がし着させるような負担を与えて、自己満足に浸っているようなのは介助でも介護でもない… 教育でも福祉でもそうなんだけれど、 自分のやり方を他人に押しつけることで、満足を感じるようなこと、管理することで満足を感じるようなこと、 そんなのが結局は、マニュアルだけ、組織の保全だけになって、心が失われていくことになるんだろうね。 教師のくせに子供を踏みにじるとか、 他人をリスペクトできないくせに障害者福祉を語るとか、 そんなのは、 絵に描いた餅? いや、看板に偽りあり、ってことになるよね。 狭い世界で威張り散らしている奴らは、 狭い世界でしか通用しない。 そして、狭い世界で起こった都合の悪いことを隠蔽する… そんな構図。 一生続ける仕事なんてないし、広い世界で会ったときに、そんな奴らには因果応報が訪れるだろう…(笑) 許容範囲を超えるようなひどい学校や職場に、いつまでもいてやる筋合いはないんだしね。
2014年04月26日
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骨折したまま、転職となってしまった。 福祉の分野での転職先は、福祉園。 特別支援学校の高等部をでたばかりの人から、成人の障害者が通う施設だ。 社会人として、障害者が、生産活動や運動、レクリエーションなどを行う場所である。 パターンとしては、知的な、自閉症、パニックを起こすと暴力的になる人から、肢体不自由の人、ダウン症の人などがいる。 肢体不自由の人は車いすで生活しているから、車いすからのトランスを手伝わないといけない。 私は小指を骨折して新しい職場に入っていった。 これが問題とされた。 私の側のつもりとしては、自分が今までにも、介助、介護の仕事をしてきた経験があるので、当然のこととして、 人様の命、安全、危険、に関わる部分で、 自分の小指が一本折れていようが、どれだけ痛もうが、そんなことは、自分が我慢すればいいことだし、 人様の命や安全を放り出すような無責任なことをするわけではあるまいし、大丈夫、と思っていた。 ところが、包帯を巻いた、歳をとった新人の姿は、管理職には特に気に入らなかったようだ… そして、職員にも… 私のつもりとは別に、管理職としては、車いすからのトランスなんて任せられない、と言う。 人手の足りない職員にはあからさまに嫌な顔をするもの、嫌味ばかり言うものが出てくる。 「できます」 と言っても、やらせないのは管理職。 そして、やらせないくせに、できない人間として扱われてしまう。 ただでさえ新しい職場での居心地の悪さ。 もちろん、親切な人もいるわけだが。 私も、ケガをしてきたのは自分だから、平身低頭、謝ったりしたが、弱い立場の者をいたぶるのは、どこにでもいるもので… まして、教育、福祉の分野は、陰湿な人間も多いからね。 でもね、 「やらせない」んだよ。 「できない」んじゃないんだよ。 でも仕方ないよ。 「やらせない」に従うしかない。 その他の雑用を、細々としっかりこなし、利用者さんとコミュニケーションをとるのに、尽力してきた… 障害者の利用者さんたちは、包帯を巻いた私の小指を心配してくれた…
2014年04月25日
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今朝の朝日新聞のオピニオン・声欄に、教師という愚かな職種に就いている者の投書意見が、同時に二つも掲載されていた。 先日、自分の子供の高校の入学式に出席するために、自分のクラス担任の入学式を欠席した教師を擁護する、そんな内容の主張だ。 だから、お前ら教師は、自分たちの集団の中で傷をなめあって、自分たちに非があっても正当化するだけなのだから、意見なんて主張する資格なんてなし。 もちろん、主張するだけならご自由ですが、誰が隠蔽や責任逃ればかりしてきた今どきの教師の主張になんて耳を貸しますかね? 恥を知れ。 とともに、メディアの世論操作も怖いね。 今の右より政権が、クソみたいな学校教育で、また、国民を洗脳しようとしているのが、見え見え。 繰り返しになるけれど、 右にも左にも従うな。 自分たちの都合のいいように、右と左を使い分けて、すりよっているのが、教育関係者である。
2014年04月25日
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三月に骨折した右手小指の治療が終了した。 競技の試合中に骨折して、そのまま出場し続けていたけれど、翌日に診察を受けたら、折れていることが判明した。 変な方向に曲がってくっついてしまいそうだったので、手術をして、針金を入れて、まっすぐにくっつくように固定した。 小指の先のほうと根本のほうに、二本の針金が刺さった状態で過ごしてきた。 その針金を、昨日、抜いてきた。 針金が入っているあいだ、右手を使っての水仕事はできないので、お米を研ぐのは左手一本で。 食器洗いも左手で。 食器をおさえる右手にはビニールを被せて完全防備。 入浴時も右手はビニールを被せ、体洗いやシャンプーも左手で。 三月下旬にちゃりこと行った旅行でも、道後温泉や別府温泉でも、右手ビニールで入浴した…(笑) 利き手の側なので、器用さを求められる作業は厳しかった。 一方で力仕事はなんとでもなった。 強く握る力は普段よりは落ちるけれど、重いものを持ったり、運んだりは大丈夫だったし、何か責任のあるものを放棄するつもりはなかった。 手料理に関しては、器用さが求められることだけれど、旅行中以外は一度も欠かさなかったし、できないメニューもあったけれど(餃子は具を包んで皮を閉じることができないので作らなかったけれど、ロールキャベツはなぜか作れたし、スコッチエッグなどもできた。それでも炒めものが多くなってしまったかな)なんとか、やりくりしてきた。 そして、針金が指に入っているあいだも、試合には出場した。 四月に四試合も入ってしまって(うち一試合はこれから)、ガチガチに小指を固定、自作のスポンジサポーターをつけて、全部フル出場している。 「鉄人」として、表彰されたいくらいだ…(笑) 料理の鉄人? 競技の鉄人? 旅行の鉄人?
2014年04月25日
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16時すぎに到着した、みさき台公園。 高台にあって、海を下に臨む。 受付棟に私が行っているあいだ、ちゃりこは天文台のところで待っていた。 しょさんべつ天文台は、白いドーム型。ロボットみたいにも見える形だ。 私たちのバンガローは、ツリーハウスのタイプ。 梯子を登って地面に平行に据えられたドアを開け、六角錐型の部屋部分に入る。 六角錐部分は緑色に塗られていて、まさに、ツリーハウスだ。 三角窓が二ヶ所、付いている。 珍しい形のバンガローで、ちゃりこも大喜びだった。 梯子が急勾配なのと、扉が重いのが、少々難点だったけれど、初めてのツリーハウス。 いいかんじだ。 二台の自転車は、ツリーハウスの下の部分にきちんと収納できる。 朝露に濡れることもないだろう。 17時から、隣接のホテルの温泉に入りにいった。 男湯は広くて最高のお湯だったけれど、女湯はどうだったのかなあ… ツリーハウスでの夕食は、例のセイコマートに頼る。 「ザンギ」って… 北海道で、鶏の唐揚げのことです。 山菜のキンピラ、レンコン、ヒジキ煮… 栄養のバランスを一応は考えて… そうそう、私の弟、ちゃりこにとってのおじさんの誕生日。 だいたい毎年、自転車旅行中になるんだけれど、電話で 「お誕生日、おめでとうございます」 とちゃりこ。 さてさて、20時半に、天文台へ。 大きな天体望遠鏡を覗かせてもらった。 すごいよ。 月のクレーター、でっかく、くっきり! 「プラネタリウムとは違うね…」 そりゃ、そうだ。 大満足の二人。 ツリーハウスに戻り、 「肩さえ痛くなければ、まだまだ頑張れるのに…」 と悔しそうなちゃりこ。 「十分、頑張れてるじゃないか」 と私。 夜は少し、冷えるな… 22時、寝る…
2014年04月24日
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羽幌から初山別までの二十一キロのアップダウンの道のりを、二時間かけた。 よく、がんばった。 上がった雨が、いつまた降り出してきてもおかしくない、不機嫌な灰色の空。 私たちの視界に海が入らなくなってから、空も海色をやめてしまったようだ。 ひとつの上りが、 ひとつの下りが、 まっすぐに、まっすぐに、 長いこと、長いこと… そして、見事に二十一キロのあいだ、町はなかった… お店もなかった… 初山別の村役場で長めの休憩。 役所の人に話を聞く。 今夜泊まるキャンプ場について話を聞くが、もう、間違いようがないという。 ほかに建物なんて見当たらないからね、とのことだ。 確かに、国道をさらに行くと、左手に大きな公園の入口。 みさき台公園。 この公園の中に、ホテルがあり、キャンプ場があり、天文台があり、野球場があり、ゴーカートコースがあり、ミニゴルフ場があり… 広い… 奥まで自転車で入っていくと、灰色の空の下に灰色に曇った海が、大きく横たわっていた… 右手にきれいに続いていく海岸線の先に、豊岬が見下ろせる… 穏やかな海。 曇り空の下でさえも、 絶景だ… 長く、繰り返してきた上り下りの疲れを吐き出すように、 私たちは、果てない海と海岸線に向かって、大きく息を吐いた…
2014年04月24日
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苫前の上り坂。 キツい上りが、まず三回。 「荷物の大変なおとうさんより先に、私が自転車を押して上るわけにはいかないよ」 とちゃりこ。 全ての坂をギアチェンジだけで、やりくり。 肩も痛む中、よくがんばっている。 11時半、道の駅・風W(ふわっと)到着。 ハンバーガーで腹ごしらえ。 その後も二回の上り、計五回の上り坂をギアチェンジで乗り切った。 右手、左手とも草原で、海の姿は見えない。 そして、高台には風車がたくさん並ぶ… 風車と畑の町、苫前。 しかし、私たちにとっては、手強い、坂の町だ… 13時半、羽幌着。 曇ってきて、先を急ぐ。 ここから先は、町か村は、二十キロごとにしかない。 そして、小雨が降ってきた。 緑の中に、私たちが走っていく道のりだけが、アスファルト色にまっすぐと敷かれていく。 なぞるように、なぞるように、私たちはその上でペダルをこぎ続ける。 雨はすぐに上がったけれど、空もアスファルト色に変わってしまった。 アップダウンはさらに激しくなり、海の姿は見えたり見えなくなったりを繰り返す。 今までの自転車旅行での坂道と違うのは、これは峠ではない、ということ。 そして、峠ではないけれど、ひとつの上り坂、ひとつの下り坂、のサイクルがとても大きい。 スケールが違う。 キツい上り坂を上りきると、下りの向こうには、もう、次の上り坂が待ち構えているのが見える。 しかも、遥か向こうに、だ。 まっすぐな道のりに、アップダウンだけが抑揚をつけている。 手強い。 体力的にだけでなく、 視覚的にも、 かなり手強い。 下り始める前に、次の大きな上り坂が、私たちの前に立ちはだかっているのだ… 心が折れそうになる… こらえて、こらえて、ペダルをこぎ続けてきた、ちゃりこ。 ついに、サドルから降りて、自転車を押してくる… 悔しそう… 「いいよ、十分、がんばっているんだから…」 と私がかける声にも、 悔しそう… その、悔しがる表情も、成長の証だ… その、悔しがる気持ちも、成長の証だ… その、悔しがる対象も、成長の証だ… ゆっくりと、 しっかりと、 それで、やってきた… ゆっくりと、 しっかりと、 それで、いい…
2014年04月23日
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走っていく道は海沿い。 左手がずっと日本海。 右手に時折、家が現れる。 家の前には板敷きの間垣が張り巡らされている。 冬の海風はすさまじいんだろうな。 奥能登にも間垣の里があったことを思い出す。 ほんの三年前… ちゃりこの初めての自転車旅行… あの旅がなかったら、この旅もなかったはずだ… つながっている… ちゃりこの体験は、経験は、つながっていく… ちゃりこのペダルをこいだ道のりは、つながっていく… ペースメイクのために前を走る私は、伴走者でありただの付属品だ。 サポート… できるのは、 それだけ… ローソク岩が浮かんでいるのをすぎて、11時すぎ、苫前の上り下りにやってきた。 ここは、児童文学・自転車小説の名作「エリアは北へ」にも描かれている難所だ。 「エリアは北へ」 ちゃりこが探してきた本だ。 ちゃりこが初めての自転車旅行を終えて、東京に帰ってきてから 「お~い、日本海」という、父と娘の自転車旅行の話の本を図書館で探してきた。 山口理・著。 自分の自転車旅行を肯定感をもって捉えたんだな、と涙が出るほどうれしかった。 その後も、ちゃりこは山口さんの本を何冊か読み続けた。 その中の「エリアは北へ」は、小学生の男の子が自転車で最北端へ、さらには離島へと走るお話だ。 そこに描かれた坂道に、私たちはやってきた… キツいぞ! 苫前の上り坂… 後ろを振り向くと、 肩の痛みをこらえたちゃりこが上体を下に、左右に傾けながら、ゆっくりとペダルをこいでいる姿が揺れる… その後ろには、ちゃりこが私が、上ってきた坂が横たわる… 走り終えた部分の坂を見るだけでも、うんざりするような坂道だ… ちゃりこ、がんばる… 私、がんばる…
2014年04月23日
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9時、旧花田家番屋に到着。 見学する。 明治時代に建てられた鰊漁の番屋だ。 重要文化財に指定されている、木造二階建てだ。 外観も、板が横向きに張り合わせられていて、古いガラスのはまった引き戸が埋め込まれている。 朽ちていってもおかしくない建物を懸命の努力で維持している雰囲気が漂う。 私が子供の頃、通っていた、札幌郊外の小学校の校舎に雰囲気が似ていると思った。 当時で、開拓民が創立してから百年になる小学校だったが、朽ちてしまいそうな板を継ぎ合わせたような外観だった… 番屋は中に入ってみると、外観よりは、よほど立派に整備されているかんじだった。 太い柱に、光る床、屋根は高く、しっかりとした梁は外観から見た板敷きの印象を覆して、立派な木材が使われていることを誇っている。 屋根の高さと板敷きの床のテカりは、体育館のようだ。 それでも、ところどころは、親方の居室として広い畳部屋があったり、漁に使う道具が展示してあったり、旧い型の電話や掛け時計があったり、と広さだけでなく、見所はたくさんあった。 天窓からは陽が差し込む。 二百人以上の漁夫を収容していた時期もあるというのだから、隆盛期には、この広さでさえ、狭く感じたことだろう… 盛者必衰のことはりをあらわす… か… 番屋には二、三十分いただろうか。 「もっこ」という、鰊を入れる道具を背負っている人の銅像があり、思わず私が 「おっ、二宮金次郎みたいだ!」 と言うと 「どこがよ! 二宮金次郎なら、本、読んでるはずでしょうが!」 と素早いツッコミがちゃりこから… よしっ、まだまだ元気があるな… 番屋の外で、茨城から来たというサイクリスト親子に会った。 お父さんと小学五年生の男の子だった。 走るコースが同じで一本道だから、この後も何度も顔をあわせることになる… 初めての自転車旅行だということだ。 五年生というと、ちゃりこは二回目の自転車旅行を、下北・津軽半島を走った… 尻屋、大間、龍飛崎… 思い出しても涙が出てくるような素敵な旅だった。 彼らにとっても、素敵な旅になりますように… そして、もちろん、私たちの今回の旅も、かけがえのない宝物になりますように… いや、 なるに決まっているさ。 私たちは、 幸せの確信犯…
2014年04月22日
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小平トンネルをすぎても、左手はずっと日本海。 右手には時折、草に覆われた廃線跡。 荒れはてた旧駅のプラットホーム。 高台の上から風車が見下ろしてくる。 私たちは、平坦な道のりを、ただただ、ペダルをこぐ。 空の青さが、一日一日と濃くなってきたような気がする。 それでも、能登半島や青森を走ったときとは違う青さに感じる。 淡い青空だ。 今年はまだ、一度も自転車を押して上ってくることのないちゃりこだけれど、このまま例年より楽な道のりが続くのだろうか? 左手に圧倒的に存在し続ける海に、時折浮かぶ岩礁。 その上に小さく動く鳥たちの姿が… 「ちゃりこぉ、オロロン鳥かもしれないぞぉ」 と声をかけて自転車を停める。 デジカメの画像をアップにして、岩礁の姿を大きくして覗いてみる。 四羽、五羽、六羽… 翼側が黒くて、喉からお腹にかけて白い… 「オロロン鳥かなあ?」 と私。 「そうだってことにしておこうよ」 とちゃりこ。 しばし、鳥の姿を眺める。 大きな海に浮かんだ、小さな岩礁にとまった鳥たちの姿は、あまりにも小さい。 人間と同じくらいに小さい。 それでも自由に空を飛んでいくことができる。 「鳥さんになって、お空を飛んでみたいなあ…」 と三歳、四歳の頃のちゃりこは言った。 空は飛べなくとも、 彼女は自由を描くことができるだろうか… 真っ黒に日焼けしてきた二の腕の先のデジカメを覗いているちゃりこの姿を見て、 彼女が自由を描く姿を想像してみたけれど、まだまだ私には、具体的な像が浮かんでこなかった。 ペダルをこいでいるのが、 自由への走行なのかもしれない…
2014年04月22日
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2011年8月5日 夜中に大雨が降っていた。 テントをたたく雨の甲高い音が、心地よい眠りの中にリズミカルに響いた。 5時半にちゃりこがトイレに起きると、雨は跡形もなくやんでいた。 ちゃりこのほうは、大雨が降っていたことにさえ、気づかなかったほど、熟睡していたらしい。 そのまま、二度寝することなく、起きていた。 まっすぐな砂浜。 まっすぐな水平線。 そこに、朝陽が青空を連れてきた。 ビーチサンダルをはいて、海水に足を浸す。 疲れのたまってきた足から、気持ちよさが体をさかのぼってくる。 私たちは、広い臼谷の海を強く、ゆったりと、目に焼きつけた。 朝早くから、観光協会のおばさんはやってきたので、毛布のお礼を言って、私たちはまた、7時半に出発した。 この旅では、毎日が早出だ。 海沿い。 晴天。 朝から、育ちっぱなしの大空だ。 北へ、北へ。 まっすぐな道。 すぐに、小平トンネル。 今年、初トンネルのはずだ。 土地の名前というのは不思議で、どう読むのが当たり前、というのは、その地域によって違う。 小平。 東京に住んでる人なら、こだいら、って読むのが普通だ。 でも、ここは、おびら。 当たり前とか普通って、本当は、ないんだろうね。 学校に行くのが当たり前、とか… 自転車で旅をするなんて普通じゃない、とか… 当たり前とか普通とかって、どうでもいいことだよね。 ちゃりこ、走る… 私、走る… ちゃりこ、ペダルをこぐ… 私、ペダルをこぐ… それが、私たちの普通… それが、私たちの当たり前…
2014年04月21日
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232号線。 通称、日本海オロロンライン。 その名のとおり、左手いっぱいに、日本海。 この先、途中で県道にかわるところがあるものの、最北端まで長いつきあいになる道のりだ。 傾いてきたオレンジ色の陽が、まだまだ高くから海を輝かせている。 そして、大きく広がった海が、のびやかに西陽を光らせている。 私たちはペダルをこぐ。 ちゃりこが私にペダルをこがせる。 私がちゃりこにペダルをこがせる。 北へ。 時折、高台となって、視界から海が消えることがあるが、圧倒的な海はすぐにまた、私たちの視界を支配する。 まっすぐ、まっすぐ、 ひたすら、 まっすぐ… 4時40分、臼谷海水浴場キャンプ場に到着。 西陽は日本海の向こうへと旅立とうとしている… 観光協会のおばさんに挨拶いて、砂浜まで降りていく。 ブルーシートに囲まれた特設テントだ。 雰囲気としては海の家の脱衣場みたいなかんじだ。 浜の上に広く蓙が敷かれている。 「夜は寒いかもしれないねぇ」 とおばさん。 「たくさん、着こんで寝ますから、だいじょぶですよ」 と答えたけれど、おばさんは自分の家から、毛布を持ってきてくれて貸してくれた… 感謝だなあ… 5時半に、日刊留萌という地域新聞の記者さんが来て、ちゃりこが取材を受ける。 ほとんど私は放っておいたのだけれど、時々聴こえてくる声が 「走り終わったときの達成感がいいんです」 「学級崩壊でした」 「自転車旅行と不登校は、ほんとは関係ないと思います」 などと語っていた。 男性の記者は頷きながら聴いていた。 記者さんが帰ってから、6時40分頃、まさに、日本海に夕陽が落ちていった。 圧倒的な水平線。 圧倒的な落陽。 ♪ 搾ったばかりの~ 夕陽の赤が~ 水平線に落ちていく~ ♪ 夕食は、例のセイコマートにお世話になり、今日は手抜き。 でも、海を見ながらのテントでの、たっぷりのお惣菜はおいしかった。 夜はテントでお互いの肩をマッサージしあって、中学校のお話などした。 テントに虫が入ってくるのが気になってもいたが、疲れには勝てず… 22時前には、爆睡…
2014年04月21日
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竹富町の教科書問題が報じられるたびに、つくづく思う。 主導権争いの茶番だろ。 教育委員会の権限を縮小して、首長の権限を拡大しろ、だって。 つくづく思う。 主導権争いの茶番だろ。 学校現場で、学校にとって都合が悪いことが起こったときには、 右からも、 左からも、 口封じできる弱い立場の子供や保護者を徹底的にいたぶるために、 癒着するくせに、 たかが、教科書とか、日の丸とか、君が代とか、 そんなものには目くじらをたて、 子供の心や感性を、 ないがしろにする… そんな学校を、教師を、教育委員会を、日教組を、 信じてどうなる? 隠蔽するときは団結するくせに… 頭の悪そうな文部科学大臣が 「この国は法治国家である以上…」 なんてほざいて、 竹富町の教科書採択に、 是正要求なんてしているが、 お前の選出区の教育委員会が、 隠蔽三昧なのは、 「法治国家」として、 許されるのか? 自分の膝下、無法地帯にしたままで、 何をほざいても、 説得力ゼロ(笑) 消えろ、 あしなが癒着、文部科学大臣(爆) 洗脳、支配、統制… 右からされようが、 左からされようが、 目くそ、鼻くそ。 自分の頭と心で、 考え、感じられるようにならなければ、 生ける屍…
2014年04月20日
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黄金岬から街中へ戻る途中、海のふるさと館、に寄った。 入口ではイルカのマリンちゃんの人形が出迎えてくれる。 海の生物たち、としてトドやオロロン鳥などが展示され、陸の動物としてエゾシカの剥製が、ちゃりこと同じくらいの体長を誇っていた。 日本海の誕生についての地殻変動について説明してあったり、北前船について、ニシン漁について、などの説明や展示がなされていた。 捕ったニシンを入れるモッコという道具が印象深かった。 アイヌの昔の民族衣装も展示してあった。 と、まあ、そんなに熱心に見て回ったわけではないけれど、一応、こういうところも、私たちは見学します。 観覧無料はありがたいし、不思議なのは、開館時間が、10時から日没、となっていた。 海のふるさと館をあとにして、高台を降りていく。 留萌川沿いの平坦な道のりには、赤白縞の灯台も鎮座していた。 少しずつ、陽が西に傾いてきた。 ルルモッペ大橋で留萌川を渡り、国道232号線に入る。 留萌の街とはさようならだ。 そして、この232号線とは、これからも長いつきあいになる。 ひたすら、北へ、北へ、だ。 河口まで川沿いを行き、あとは左手にひたすら日本海を見て、ペダルをこぐ。 日本海。 日本海。 日本海。
2014年04月20日
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“波灯の女”をあとにして、さらに坂を下っていく。 そして着いたのは、 黄金岬。 日本海を見下ろす。 苫小牧で太平洋をあとにして、私たちは日本海へとやってきた。 私たち二人の自転車旅行は、これまで海沿いの半島巡りをしてきたから、長く海を目にしない時間はなかった。 でも、今年は、苫小牧港を出てから二日間以上、海を見ていなかったわけだ。煌めく海に黒い岩が浮かんでいる。 縦長の石を二つ繋げたモニュメントに“黄金岬”と文字が嵌め込まれている。 地元のおじさんに私たちと自転車を入れて記念写真を撮ってもらってから、下へと降りていく。 岩礁を少しだけ歩くことができた。 波はほとんど立っていない。 穏やかな海が、遠く、遠く、続いている。 空と海のはざま… 右手には、留萌の港と、その奥に山々。 海と陸のはざま… 私たち父娘は岩礁の上に並んで立っている。 人間と自然のはざま… ちゃりこと私は並んで立っている。 同じ道のりを走ってきた。 同じ場所に立ち、同じ風景を見てきた。 同じ風景を見ている。 父と娘の、 親と子供の、 はざま… それは、いったい… 今はただ、 同じ風景を見つめ、 同じ道のりをペダルをこいで進む… それで、 いいんだ…
2014年04月19日
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14時すぎ、留萌市街に入る。 幹線道路をまっすぐ一本道のあいだはいくら私でも間違いようがないけれど、市街地に入ると、道が入りくんできて、迷う確率が高くなる。 というか、ちゃりこの不信そうな顔つき… 地図をよく見ながら、なんとか留萌駅のほうへ向かう。 駅近く商店街のあたりでは、道路工事が行われていたが、工事現場のおじさんたちが、丁寧に私たちの目的地までの道のりを教えてくれた。 炎天下、アスファルトの匂いが強く漂っている中、汗を拭いながら、笑顔で私たちに道を教えてくれるおじさんたち… 能登半島のいちばん北の海沿いの坂道で、工事現場のおじさんたちが、ちゃりこに向かって大きく手を振って応援してくれたことを思い出すなあ… 今より二まわりくらい体の小さかったちゃりこ… そりゃあ、自転車そのままでは、肩も凝るな。 旅行用の新しい自転車を買ってやらないと… 私たちも、おじさんたちに、とびきりの大声で 「ありがとうございましたあ!」 とお礼を言って、先に進む。 JRのレールを右手に見る。 運河に架かったくすんだ色の鉄橋の上を、ちょうど列車が走っていく。 澄んだ北国の夏の青い空と、その向こうに横たわる静かな水平線。 雄大な海。 日本海。 港を横目に、市役所をすぎ、少し坂を上っていく。 坂を上っていくときに見上げる夏の空って、どうしてこんなに愛しいのだろう… …きっと、ちゃりこが後ろにいるからだろう… 坂を上りきって道沿いにぐるっと回っていくと、 デザイン灯台・波灯の女、にたどり着いた。台座に座った女性の彫刻像が、天に向かって光の玉を掲げている。 しなやかな曲線美の灯台が、港を見下ろしている。 「こんな灯台は初めてだね」 「うん。でも、ほかにもこんな灯台、あるのかな?」 灯台巡りも大好きで、小さい頃からいろんな灯台を見てきたちゃりこにとっても、まだまだ見知らぬ意外な灯台もあることだろう… 狭い港の対岸には、すぐ奥が低い山々の緑。 淡い青空とうっすらと刷毛でなぞったような雲に向かって、 デザイン灯台・波灯の女は光の玉を上げ続けていた…
2014年04月19日
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次の北竜町に入ると、ひまわりがさらに大きくなった。 畑。畑。畑。 ひまわり。ひまわり。ひまわり。 畑が途切れて街中に入ると、今度は、歩道に立てられた街灯まで、ひまわりの形をしている。 10時20分、道の駅・サンフラワー北竜では、今度は大阪からの一人旅大学生サイクリストに出会う。 さすがにサイクリストたちの目指す北海道だけのことはある… これから先も出会いがありそうだ。 でも、ちゃりこは、ひまわりソフトクリームのほうに夢中だった? 山に囲まれ、稲もそよぐ。 11時、碧水神社で少しお参り。 「ここから先も、安全に走れますように…」 コンビニに寄ると、さっき別れた兵庫県からのかっこいい大学生サイクリスト三人組も休憩していた。 分岐。 233号線に入る。 ここからは、峠道を覚悟だ… 黄色い道路標識の真ん中に、シカが跳びはねている絵が描かれている。 噂には聴いていたが、“シカ飛び出し注意”の道路標識だ。 それまでのまっすぐだった道が、カーブも増え、上りも続いた。 田園風景から山道風景へ。 覚悟していた上り坂… しかし、 しかし、 美葉牛峠… 11時50分、上り切ってしまった… 「なあ、ちゃりこ、もう、峠のてっぺん、すぎちゃったみたいだよ」 「うそ~ これからでしょ」 とちゃりこ、信じていない… こんなに楽なわけ、ないじゃん、とでも言いたげな… でも、本当なんだ。 一度も自転車を押してくることもなく… あっけなかった… 峠道を覚悟させていた私が、逆に申し訳ないような… しばらく走り続けても上り坂が来ないので、ちゃりこも峠が終わったことを信じて、満足感のようなものに浸っている雰囲気… 陽差しはどんどん強くなってきた。 二の腕がジリジリと焼けてくるのを感じる。 12時20分、幌糠のバス停でサンドイッチ昼食。 北海道のバス停は、ほとんど屋根付きです。 サッシのドアも付いていて、東京生まれのちゃりこには珍しく感じるようだ。 峠をあっけなくクリアーしたちゃりこだったけれど、13時、大和田の跨線橋は、むしろ峠かと思うようなキツい上りだった。 それでも、ちゃりこ、自転車を降りて押してくることがない。 肩の痛みがひどい中、よくがんばっている…
2014年04月18日
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ひまわり畑や田んぼの中に、時折ポプラ並木が浮かんだ風景を行く。 青空。 風はほとんど吹いていないはずだ。 私たちがペダルをこいで起こしている風だけだ。 9時、道の駅・雨竜で休憩する。 田園風景の中にぽっかり浮かんだ派手な外観の建物だ。 「竜」を模したゲートがある。 水分補給だけをして、先へ進む。 さらに北上する… 広い風景の中をペダルをこいでいく。 私たちが進んでいく先で、自転車を停めて休んでいる三人組がいた。 私たちは、そう、滝川西高校の野球部の子たちのように 「こんにちは!」 と挨拶してみた。 そして、滝川西高校の野球部の子たちとは違って、停まってみた。 私たちのは急ぐ旅でもあるまいし。 「こんにちは!」 と三人組も返してくれた。 かっこいいクロスバイクにおしゃれなサイクルウェア、ヘルメット、サングラス、グローブ… 荷物を積んでフル装備だ… お話してみると、兵庫県から来た大学生らしい。 舞鶴港から小樽までフェリーでやってきて、そこから走り始めて、昨日は月形のキャンプ場に泊まったらしい。 「へえ、そこも、私たちの宿泊候補地に入っていたんですけど、昨日は私たちは新十津川に泊まったんです」 と私が言うと、 「残念だったな。同じところに泊まれたら、たくさん遊べたのにね」 とお兄さんたちは言った。 十分ほどお話した。 「いろんなところを走っているんですか?」 とちゃりこが訊くと、 「実は、みんな初めてなんだよ。昨日もパンクなんかしちゃって大変だったんだ」 とお兄さんたちは笑った。 私がふざけて 「じゃあ、この子のほうが遥かに先輩ですよ」 と言うと、恥ずかしがりながらも、ちゃりこは今まで自分が走ってきた旅の話をした。 大学生たちはニコニコしながらちゃりこの話を聴いてくれた。 最新型のクロスバイク。 ペースは違えど、最北端を目指すは同じで、健闘を約束して別れる。 私たちの前を行く、三台のクロスバイクは、三人の男子大学生・初心者サイクリストたちを乗せて、あっという間に小さくなっていった。 小さくなっていきながらも、時折、後ろに向かって、手を振ってくれていた。 私たちは、自分たちの、 ゆっくりと、 しっかりとしたペースを 見失わずに、 お兄さんたちの残していった空気の中で、 ペダルをこいだ。 ひまわりはそよぎ、青空の中で真っ白な雲がひとひらだけ優しく漂っていた…
2014年04月18日
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坂を下っていき、JR札沼線の線路を渡る。 まっすぐに伸びた線路の両脇の緑が、線路より低く地平線を描いているように感じる。 視界がものすごく広く感じる。 空の青が、直接、地平線と混ざっている。 広い。 広い。 本当に、北の大地に来たんだ… 徳富川を渡って、275号線を、 北へ。 北へ。 北へ。 開放感。 一方で、人間のちっぽけさ… ペダルをこいでも、こいでも、 進むのは、 ほんの少しずつだ… でも、この満足感。 後ろを振り向くと、肩の痛むはずのちゃりこも、にこやかにペダルをこいでいる。 ピンク色のヘルメットの下の笑顔は、少し、日焼けしてきたようだ… 例年よりも日焼けのペースは遅いけれど、 着実に、 着実に、 今年の夏も、 私たちの夏に、 なってきている。 満足感。 幸福感。 父娘でペダルをこぐ… これ以上、何かを求めてはいけないのではないか… そんな気さえする… 私が、また、「大空と大地の中で」を歌う。 ちゃりこが、またか、という顔で、それでも微笑んでいる。 幸せというものに形があるとしたら、 私たちにとっては、これなのかもしれない…
2014年04月17日
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2011年8月4日 夜中にトイレに起きたときには、もう、雨は上がっていて、雨に洗われた夜空は星々の煌めきをいっそう引き立てていた。 6時半、起きる。 もう、夏の陽差しが青空を支配している。 朝食のパンをバンガロー外のさわやかな空気の中で食べる。 もう、セミの声。 今年はアブラゼミばかりだ。 そして、草むらの中からは、既に秋の虫の声も聴こえる。 お尻、太ももの筋肉痛も来たようだが、やはり肩の凝りがひどいようだ。 キャンプ場内を少しお散歩。 朝の木々の息吹きがすがすがしい。 バンガローのお掃除は、ちゃりこ、率先して箒を使って。 まだ、管理人さんも出勤してきていないけれど、私たちは7時半に出発。 「よし、忘れ物、ないな!」 「いつも、忘れ物するの、おとうさんでしょ!」 とお決まりのツッコミをいただいているあいだ、ちゃりこのソックスに、トンボがずっと留まっていたのが、おかしかった。 さあ、今日も早出で走るぞ~! 複合施設の広い敷地を横に見る。 やっぱりポプラがいたるところに空に向けて伸びている。 昨日、上ってきた坂を下っていく。 ただでさえ、気持ちいい風を浴びて走れている上に、朝練の滝川西高校の野球部の生徒たちが、私たちのほうに向かって坂を上って走ってきて、すれ違いざまに 「こんにちは!」 と大きな声で挨拶していく。 もちろん、私たちも負けないくらいの声で 「こんにちは!」 と返す。 すごく気持ちいい。 すごく気持ちいい。 すごく気持ちいい。 「東京じゃ、ありえないね」 ちゃりこに嫌がらせばかりしていた地元のチンピラのような少年野球チームのことを考えると、信じられないくらいだ。 頑張れ、と心の中でエールを送りながら、私たちは下り坂に自転車をまかせた。
2014年04月17日
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空がまだ青いうちから、夕御飯のバーベキューを始められるなんて珍しいことだ。 この時間的余裕は、私たちの自転車旅行も四年目に入り、体験から得た朝早い出発をちゃりこが提案するようになったおかげだ。 いつものように、炊事場で、飯ごうにお米を研いでくれる、ちゃりこ。 私はちょこっと野菜を切り、火をおこす。 買い出ししてきたのは、ジンギスカンのラム肉、牛カルビ肉、ピーマン、カボチャ、とうもろこし、しいたけ等々。 私が火をおこすのに時間がかかってしまったけれど、それでも明るいうちに食べ始めることができた。 ちゃりこ… 食べること、食べること… 私もかなり食べたけれど、ちゃりこのたくさん食べる姿を見ていると、うれしくて、それだけでお腹いっぱいな気分になるような… バンガローのまん前に炉があって、そこで食べることができて大満足、大満腹だ。 食後は、隣接したホテルの中の温泉に入りにいった。 赤い橋が池に架かった庭園が素敵だ。 「えっ? ちゃりこ、お風呂、おとうさんと一緒に入らないの?」 「何よ、男湯に入れって言うの?!」 とひと睨み! 「じょ、冗談だよ…」 あ~あ、お出かけ先の露天風呂に一緒に入っていたの、ほんのこないだだったようなかんじなのになあ…(涙) とってもいいお湯だったよ。 女湯のことなんか、知らないけどさっ! きれいな星空の下、二人、バンガローに戻る。 炊事場で歯磨き、コンタクトレンズをはずしたりしていると、 「メガネ、忘れるよ」 とちゃりこ。 能登半島でキャンプ場にメガネを忘れてきたことがあったからなあ… でも、そんなこと言われて、反抗期の私は 「わかったなあ、もう!」 と口答えした。 あれっ? なんだそりゃ? 一瞬の沈黙の後で、二人、ゲラゲラ。 「何、それ?」 「…たぶん、わかったよ、と、うるさいなあもう、が一緒になっちゃったんだと思う」 と私。 そんなくだらないことで、爆笑できる父娘って… まあ、幸せなんだろうな… 星空がきれいだったのに、21時半頃、大雨が降りだす。 「明日、だいじょぶかなあ」 22時すぎ、寝る…
2014年04月16日
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衆議院で、教育委員会のあり方に関して審議中だって。 笑える。 いじめ問題などについての対応が不十分、だって(爆)! いじめ問題についての対応が“卑劣で極悪非道” の間違いだろ。 首長の権限を強くするって言ったって、 ちゃりこのいじめ不登校問題のときにも、板橋の頭の悪そうな区長に、 “区長への手紙”なんて制度があったから、件の公立小学校とクズ教育委員会の指導できない室についても告発してやったんだけれど、あたりさわりのない、くだらん、公務員擁護の頭の悪そうな文面を一度よこしただけだったよ。 その文面にダメ出ししてやったら、あとは無視、黙殺。 無責任区長も、隠蔽教育委員会と同じだということよ。 区長がよこした頭の悪そうな文面もアップしてやるのも一興だな。 教育委員会制度と日教組、学校制度をなくさないと、子供の生きていく環境は、よくならないよ。 それは、いろんな角度から私が考察、実証してやったとおりだ。 はやく、教育委員会制度を廃止しなさい。 戦後にGHQが持ち込んできただけの負の産物。 学校の責任逃れに加担し、文部科学省が隠れ蓑に使う、都合のいい制度。 さんざん卑劣なことをやってきて、何が制度の見直しだよ。 廃止でけっこう。 ついでに、隠蔽選挙区選出の文部科学大臣も消えてくれるといいな。
2014年04月16日
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鶴沼公園での休憩は二十分ほど。 池の周りをお散歩したけれど、ちゃりこは肩の痛みとともに、かなり疲れてきているようだった。 夜はバーベキューをすることに決めたので、キャンプ場に電話をかける。 この日のキャンプ場は、新十津川町にある、青少年交流キャンプ村だ。 走り始めるとすぐに、新十津川まであと十一キロの表示が出た。 水車のある倉庫などをすぎ、セイコマートで食材の買い出し。 セイコマート。 北海道の人なら知っているだろう。 また、北海道を自転車やバイクで旅をしたことのある人なら知っているだろう… 鳥のマークのセイコマート。 東京にはないコンビニ。 この後も何度となく、このお店には救われます。 買い出しは国道沿いだったけれど、キャンプ場へは、国道からはずれて線路を渡り、上り坂を残り三キロ。 やがて、グラウンド、テニスコート、温泉会館などがある複合施設の中、最後の上り坂もきつかったが、16時すぎ、キャンプ場到着。 ちゃりこ、踏ん張り、今年はまだ、自転車を押して坂を上ってくることはない… 成長したな… 私たちが泊まるのは、バンガロー。 管理人のおばさんに案内されて、私たちのバンガロー、“きりぎりす”へ。 バンガローには他に、“ななほしてんとう”とか“みやまくわがた”とか“へいけぼたる”なんて昆虫の名前がつけられていた。 私たち、アリとキリギリス、の怠け者のほう??? でもね、バンガローが素敵なんだ。 おばさんも自慢していた。 カラマツ製のログハウス。 そして、中に入ると、これもカラマツ製の二段ベッド。 とても素敵だ!
2014年04月15日
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ペダルをこぐ私たちの両脇は、見渡すかぎりの緑。 時折、黒く輝くポプラ。 広い視界。 遠くにうっすらと山々。 稜線が淡い青空にくっきりと入りくんでいる。 13時半、札比内駅で休憩。 横開きサッシの手動ドアのついた、緑色の屋根のかわいい駅だ。 中に入ってみると、夏場は打ち捨てられたかのような年代物のストーブが、排気煙突を壁面に突き刺していた。 無人駅のきっぷ売場カウンターは中からカーテンがかかっていて、長らく人がいなかった気配がする。 狭い空間だけれど、ちゃりこと二人で壁やドアや床や、なんでもないところを眺めて過ごした。 ここは廃線になっているわけではないけれど、能登半島を走ったときの、のと鉄道の廃線跡の駅舎といい、こういった雰囲気のところを走ったり旅をしたりするほうが、なんとなくホッとする。言い様のないもの悲しさも覚えるけれども… リスタート。 浦臼川近くのポプラの風景、とってもきれいだ。 そして、どこまでも続く、草原。 本当に広い。 私は、この日、何度目かもわからない、「大空と大地の中で」を歌った。 ちゃりこは肩の痛みに苦しんでいるようだ。 北へ。北へ。北へ。 14時半、鶴沼公園に到着。 幹線道路沿いにあったので、スムーズに休憩することができた。 時間に余裕がある。 ちゃりこのアドバイスに従って、早めに出発してきたことが功を奏した。 今日はキャンプ場泊の予定だ。 これだけ早く着けそうだと、余裕でバーベキューができそうだ。 「今夜はバーベキューにしよう」 と言うと、疲れてきているちゃりこに思わず笑顔が 「うんっ!」
2014年04月15日
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ちゃりこの中高一貫私立校には、 「携帯電話、持ち込み禁止」 の校則がある。 中学校に入学したばかりの頃、ちゃりこが在籍だけしていた地元の小学校のバカどものいやがらせが続いていたので、バス通学するにあたって身の危険も感じたので、携帯電話を持たせたいと思った。 携帯電話の持ち込みは禁止だが、特例は認めるらしい。 たとえば、その日一日、親と待ち合わせがあるからとか、云々。 ちゃりこの身の危険の場合も、認められるようだったが、もったいつけて、生活指導部長の教師が、保護者である私に面接など行いやがった。 もちろん、従ったよ。 その場のルールは守るべきだし、特例を認めてもらおうという立場だからね。 で、ちゃりこの携帯持ち込みは認められた。 ただし、規則として、登校したらすぐに、担任に預け、放課後に返してもらうというスタイルだ。 しばらくして、ちゃりこは自分から言った。 「おとうさん、私、携帯、いらない。持っていかないっていうのがルールなら、持っていかなくていいよ」 ルールはしっかり守りたい、と考えるのが、ちゃりこの幼い頃からのスタイルだ。 そして、ちゃりこには、テレフォンカードを持たせて私に連絡させるようにした。 しかし、笑える。 そんな校則があり、携帯持ち込み許可を出すために保護者を呼び出す一方で、 生徒たちのほとんどは、無断で携帯を持ち込み、昼休みはスマホ三昧だという。 ちゃりこの中三のときには、クラスごとにラインがあって、ちゃりこのクラスには、ちゃりこのほかに一人だけスマホを持っていない子供がいて、ちゃりこは入学当初に与えた携帯を「いらない」と私に返したので、ガラケーさえ持っていないのは、ちゃりこだけだったみたいだ。 私が 「スマホ、買ってやろうか」 と言っても、 「私、携帯なんていらない。一生、いらない。そんなものに縛られたくない」 と言う。 嫌でも明日になれば顔をあわせるのに、帰宅してまで、メールだラインだ… なんだろうね。 で、人を縛るような校則をお飾りのように並べておいて、真面目な子供にだけは高飛車に強制する教師、学校。 抑えられないガキどもが校則なんて破り三昧なのに、見て見ぬふり。 生活指導… 笑える。 恥ずかしくないのかね。 LINE三昧。 LINE殺人って、あったよね。 巻き込まないでね。 例の、下品な内部生たちだけで、 LINE殺人でもなんでも、やっててください。 何が、 校則だか…
2014年04月14日
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ひたすらまっすぐの道。 高く晴れ渡る空。 広い大地。 11時20分、中小屋神社、併設の清林公園で休暇。 少しサドルから降りて肩をほぐすだけでも、だいぶリフレッシュになる。 ちゃりこの表情は肩の痛みからか、あまり冴えない。 リスタートするとすぐに、JR中小屋駅があった。 旧車両を利用した駅舎。 車両の窓の上部に「中小屋駅」とペイントしてある。 ペイントだけがやけに新しくて、車両はもちろん本来の役目を終えた旧いもの。 北海道のローカル線では、よく見かける駅舎スタイルですが、ちゃりこにとっては珍しかったよう。 当別のコンビニ店員さんの言葉どおり、月形に着くまで、お店は一切、なかった。 12時、お腹ペコペコで飛び込んだ月形のコンビニで食料をあさり、文字通りのエネルギー補給。 その後も、 ちゃりこは肩の痛みに耐えながら、 私は暢気に歌いながら、 石狩平野を、 ひたすら、 北へ、 北へ、 北へ… まだまだ、ずっと先だけれど… 私たちは 日本最北端を、 目指して、 走っている…
2014年04月14日
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水田、とうもろこし畑の石狩平野。 緑。 抜けるような高い空。 青。 広大な牧草地、干草。 金色。 まばゆい。 目に痛いほどの鮮やかさだ。 心がむず痒くなるほどのコントラストだ。 沿道の牧草地に転がっている、巨大な丸い物体。 なんだろう。 すぐ近くに転がっているわけではなくて、牧草地自体が広いので、かなり遠くに転がっているはずなのだけれど、あまりに広大なので、距離感がつかめない。 なんだろう。 巨大だということはわかるのだけれど、大きさが、どのくらいなのか… わからない… 10時すぎ、当別で休暇。 小腹が減ったので、コンビニで腹ごしらえをしたら、店員さん曰く、 「もう、この先、15キロくらい、月形まではお店はないよ」 そのとおりだった。 まっすぐな道。 両脇の田園風景。 広い平地に、時折、ポプラの黒が青空に向かって刺さっている。 ペダルをこぐ。 ペダルをこぐ。 ペダルをこぐ。 広い、広い、大地を、私たちは本当に進んでいるのだろうか… ペダルをこぐ。 ペダルをこぐ。 ペダルをこぐ。 今年のちゃりこは、やはり肩がかなり痛むらしい。 道のりが平坦なのに、後ろを振り向くと、少し険しい表情のちゃりこが黙々とペダルをこいでいる。 私は広い大地に拡散させるように、 ちゃりこの痛みを拡散させるように、 大声で歌った。 ♪はて~しない おおぞらと~ ひろいだいちの~ そのなかで~ いつ~の~ひか~ しあわせを~ じぶんのうでで つかむよう~ こごえたりょうてにぃ~ いきを~ ふきかけぇて~ しばれたからだを~ あたためてぇ~ いきる~ こぉとが~ つらいとかぁ~ くるしいだとか~ いうまえにぃ~ のにそよぐ~ はなならば~ ちからのかぎり~ いきてやれ~ ♪ 松山千春「大空と大地の中で」 注・歌詞の順番はめちゃくちゃです。 私がすきなように歌っただけです…
2014年04月13日
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市街地をゆっくりと流してやりすごし、やがて豊平川沿いに出る。 ようやく、スピードを出せる。 右手の川面が午前の陽の光を受けて、元気に輝いている。 分岐点。 おっと… 275号線をいくつもりが、危うく、12号線を行ってしまいそうに… 「だいじょぶなの? ホントにこっちでいいの?」 とちゃりこ。 そりゃあ、何度も私のドジに泣かされてきたからなあ… トホホ… でも、まあ、なんとか、 豊平川、厚別川を渡って、9時前には江別市に入る。 変な言い方になるけれど、広大な敷地に、視界が遮られるようなかんじだ。 中山牧場。 角山農芸学園。 広大な牧草地なんだよ。 でも、その牧草地に、視界が遮られているような不思議な感覚だ。 そして、圧倒的な草の匂い。 道のりは平坦で、ペダルを軽快にこげる。 ブウン、ブウン、とブロックタイヤの音。 そうだ。 そういえば、今年は、苫小牧港を離れてから、海を見ていないわけだ。 海沿いを走ってきた、去年までと違って、次に日本海側に出るまでは内陸を走る。 ブロックタイヤの唸りも、どこか籠っていて、開放感が少なく感じるのは気のせいかな? 道沿いに丈高い木が並んではいるけれど、その向こうの土地がどこまでも、広い。広い。広い。 9時半、石狩大橋を渡る。 欄干沿いの歩道が工事中で、車道を走らないといけなかったが、大型車の走行が多く、橋の下は悠々とした石狩川の流れ… 「気をつけろ」 と久々に後ろのちゃりこに向かって大きな声をあげた。 緊張感を持ってペダルをこいだ。 水量豊か、というか、大地を育てている主役、とでもいった風格を持った、石狩川。 その後、水田、とうもろこし畑が増えてくる。 広大な、 広大な、 石狩平野だ…
2014年04月13日
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長野県の公立小学校で、入学式後の集合写真に、ダウン症児童を外したものがわざわざ撮影された。 四の五の言い訳している学校長。 その学校長の脳みそだか心の障害のほうを、どうにかしなさいね。 端から、高校から入学した生徒の入学式の写真なんて、どうでもいいと考えている、ちゃりこの高校みたいなところもあるけどね。 子供の側、家庭の側に立って物を考えるとか、一切できないのが教育関係者なのでしょうが… ですから、 学校なんていらない、 と言っているんですけどね。 教育関係者にとっては子供は、ベルトコンベアに乗った品物にしか見えないのでしょう。 どの子供にとっても、小学校でも、中学校でも、高校でも、入学式は一回きり(例外はありますよ。高校を入り直すとかね)なのにね。 自己中心的で独善的な教育関係者にとっては、そんなもの、自分たちの体裁さえ整えられれば、どうでもいいんでしょうね。 ひどいものです。
2014年04月12日
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2011年8月3日 6時半に起きる。 もう、四度目の自転車旅行、とはいっても、私たちは、年に一回、夏だけのロングライドをしているだけだから、逆にいえば、一年ぶり。 体は慣れるまでに時間がかかる。 走り始めて、実質二日目の朝。 「筋肉痛、だいじょぶか?」 と訊くと、 「脚とかは全然疲れていないんだけど、肩が痛いかな」 とちゃりこ。 ただでさえ、ハンドルを握った姿勢を長く保つわけだから、肩は凝るのだけれど、やっぱり自転車のサイズが、ちゃりこにとってはもう小さいのかもしれない… サッと朝食をとって、7時半には出発。 ちゃりこ曰く 「早く出られるときは、早く出発しようよ」 暗くなってから走った経験が何度もあることからきた、重みのある一言だ。 「よしっ! いこうっ!」 私も気分がノってくる。 晴天。 夏空。 昨日は雲も浮かんでいたけれど、今日は空の青が圧倒的に支配していて、雲も寄せ付けないようなかんじだ。 でも、空の色が違う。 能登や青森や紀伊半島や… 比べると、微妙に淡い青空のような気がする。 それぞれの、ひとつひとつの道のりが、 ちゃりこを、 私を、 成長させてくれた。 今年は何が起こるだろう。 札幌の街中を過ぎれば、田舎道のはずだ。 通勤の人たちに気をつけて、ペダルをこぎ、時折、後ろのちゃりこに目を配らせながら、 私たちの幸せな、夏本番の始まりを、 ぐっと、 噛みしめた…
2014年04月12日
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沖縄県の竹富町。 小さな島が単独採択した教科書。 国の是正要求にも従わず… 小さな島が国家権力に反旗を翻して頑張っているなあ… って評価? そうねぇ。 大きな権力と戦っているの? すごいね。 でもね、 アホくさっ! 右か左か、 なんて、 ただの 主導権争いにすぎないんだよ。 わかってるかい? こどもを右から洗脳、統制、従わないと危害を加えるのが、教育委員会側だとしたら、 こどもを左から洗脳、統制、従わないと危害を加えるのが、日教組。 人の心を壊したり支配したり虐げたりするのが、右からだろうが左からだろうが、そんなの関係ないよ。 支配しようとするものは、右も左も全てが敵だよ。 小さな島の教育委員会が、頑張ってるだあ? 笑わせるな。 私たちは、個人で、父娘で、 極悪非道でクズ、腐れ外道の集まりである“学校”と戦ってきたんですけど。
2014年04月11日
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大通り公園付近をゆっくりと自転車を流しながら、私が感傷に浸って「虹と雪のバラード」を歌ったり、 「飛んだ決まった、笠谷のジャンプ!」 なんて言っていたけれど、ちゃりこにとっては、????? だったろうね。 「おとうさん、何、それ?」 って。 そんなことより、もう、お腹ペコペコだ。 市街地を少し西へ行き、住宅街の中にある宿を探す。 SAPPORO INN NADA はさほど迷うことなく見つかった。 一階が車庫になっていて、そこにマウンテンバイクをしまい、入口は二階。 歩き旅の人たちなんかによく利用されていそうな宿だ。 気のよさそうなおじさんが迎えてくれる。 到着は18時前だったけれど、サッとお風呂に入って、18時半すぎには狸小路へとくり出した。 ようやく薄暗くなってきたなか、ゆっくりとお散歩。 アーケードに入ると、天井にはまん丸お目目の大きなタヌキのバルーンが、空を飛んでいるかのようにぶら下がっている。 二人で思わず笑みがこぼれる。 “狸小路”の提灯も下がっている。 「だるま」というお店に入り、カウンター席で、海鮮丼、にしん丼、サーモンネギトロ丼、と三つを頼んで、二人で分けて食べる。 お店のご主人、アルバイトの女の子とおしゃべりしながら… テレビでは、北海道日本ハムファイターズの野球をやっていた。 お味噌汁はカニ入りだったよ。 ちゃりこも大満腹、大満足。 難点は、夏旅行なのに、夜は長袖ジャージを着なくちゃいけないところか… 21時前には宿に戻り、前日は二等船室の雑魚寝だったから… 畳の上で、気持ちよく、21時半には、 爆睡!
2014年04月11日
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ちゃりこは初めての北海道、札幌。 でも、私は、こどもの頃過ごした、思い出の地だ。 懐かしくてね。 思わず口ずさんだのは、 「虹と雪のバラード」 という曲だった。 札幌オリンピックのテーマ曲だった。 街中、盛り上がっていて、小学二年生だった私も、アイスホッケーなんかを見に、連れていってもらった。 スキーのジャンプは人気が高すぎて、チケットが手に入らなかったのかもしれない。 七十メートル級ジャンプで、日の丸飛行隊が、金、銀、銅メダルを独占した。 笠谷、紺野、青地… こどもたちは、こぞって真似をして、必ず、 「飛んだ、決まった、笠谷のジャンプ!」 とテレビのアナウンサーのナレーションを自分たちで叫んだ… 私もその一人だった。 まるで、初めから、日本チームがメダルを独占するのを予想していたかのような… 「虹と雪のバラード」 二番 ♪雪の 炎に ゆらめいて 影たちが 飛び去る ナイフのように 空が 残る 真っ青な空が あれは夢? 力? それとも恋? 僕らは描く 命の限り 今 太陽の 真下に 生まれかわる 札幌の地に 君の名を描く オリンピックと ♪ by トワ・エ・モア
2014年04月11日
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時計台をあとにして、碁盤の目状の札幌の街中、オフィス街をスーツ姿で行き交う人たちに道を尋ねながら、赤レンガ庁舎に到達。 ここも時計台と並んで札幌のランドマークだろう。 北海道初心者のちゃりこには、見させたい場所だ。 横に長い、どっしりとした旧道庁。 その真ん中だけがドーム型の屋根になっている。 他の部分の屋根は三角で緑色、壁面は全て赤茶けたレンガだ。 自転車を停めて、前庭から入っていくと、一階正面ホールは、三連のアーチ型天井になっていて宮殿みたいなかんじだ。 階段には赤絨毯。 上っていくと二階は、樺太関係資料館。 ちゃりこも中学生、少し社会科的なこともね、と思って覗いてみたのだけれど、夕刻、さすがに疲れてきたのか、生あくびの連続。 お腹も減ってきているようだ。 この日の宿は札幌街中だから、もう余裕なんだけれど… 自転車に戻り、テレビ塔の横を通り、宿へと走る。 「あっ、東京タワーがある」 と言ったのは、東京から札幌へ引越してきた、こどもの頃の私だ… 遠い昔… その地を、今、娘のちゃりこと自転車で走っているのは、とても感慨深い。 羊ヶ丘展望台、時計台、赤レンガ庁舎、テレビ塔… もっともっと、ちゃりこを連れていきたい思い出の場所は、たくさんあるんだけどなあ… 大倉山とか、藻岩山とか、中島公園とか、北大キャンパスとか、野幌森林公園とか… キリがない。 思わずね、 口ずさんだ曲があったよ… それは…
2014年04月10日
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まずは、時計台へ。 すっかり札幌の象徴となっているので、外国人の観光客が多い。 私たちも自転車を停めて記念写真を撮ろうとするが、なかなか時計台のてっぺんまでが入って二人で映るポジションってないものだ… やっと見つけたポジションでシャッターを押してもらったけれど、後ろには大きなビルが… かわいらしい白い木目の時計台は、街中に埋もれてしまっている。 中に入って、階段を上る。 木製の階段はキシキシと音をたてる。 ビルに囲まれた市街に、時を刻み続ける、時の流れからはずれた小さな世界… 不思議な気持ちだ。 外へ出て、もう一度眺める。 体から、頭を突き出した時計台の顔には、くっきりとした表情のアラビア数字と針が刻まれている。 「思ったより、ちっちゃいね」 とちゃりこ。 私も、こどもの頃に見たくらいだから、そう感じた。 でもね、 羊ヶ丘に続いて、北海道に来たんだな、札幌に来たんだな、という気分になった。 17時になってしまったが、まだまだ夏の陽は、元気だ…
2014年04月10日
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ようやくゲートをくぐって草原を左手に見る。 羊ヶ丘展望台に到着。 広い草原。 ポプラも頭を出している。 遠く市街地も見渡せる。 札幌ドームの白い屋根が見える。 「北海道らしい風景でしょ」 と言ってみるが、ちゃりこ、少し疲れ気味。 記念スナップを撮っているところに、大きなヒツジのぬいぐるみを抱っこさせてくれるのがあったので、大型スナップを撮ってもらった。 “少年よ大志を抱け” ならぬ、 “私たちはヒツジを抱く” だ。 ちゃりこが抱っこしたぬいぐるみは、ちゃりこの上半身を丸々隠せるほどの大きさで、私が抱っこしたぬいぐるみはせいぜい私の顔くらいの大きさ… 逆のほうがよかったかな? でもね、そのスナップ、右手にクラーク博士像が、私の頭を指差しているんだ。 空は真っ青だけど、少し雲が浮かんでいる。 その雲が、まさに、ヒツジ雲、といったかんじなんだ。 素敵だろう。 近くに“雪まつり資料館”もあったので入ってみた。 もちろん、私は、さっぽろ雪まつりなんて何度も見たことはあるけれど、ちゃりこにとっては知らない祭だ。 氷の像のパネルを見て、珍しそうに、目を輝かせていた。 ここには、大きな雪だるまのぬいぐるみがあった。 そいつとも、パチリ! 羊ヶ丘展望台では一時間ほど過ごした。 15時半すぎ、36号線に戻り、まっすぐ市街地へ向かう。 夕方に近くなっても、まだまだ空は青い。 北国の青空。 でも、札幌市街は、やっぱり大きな街だ。 それでも、東京のような狭苦しさを感じない。 ゆったりとした都会だ。 大通り公園。 「オードリー公園?」 と訊いてきたちゃりこ。 私も子供の頃、同じように聞こえたことがあったような気がする。 広い。 焼きとうきびの匂いがする。 花壇の色が鮮やかだ。 赤、黄色、紫…
2014年04月09日
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私は、仕事を時間休をもらって入学式に出席した。 儀式なんて大嫌いだし、たかが学校の入学式だけれど、ちゃりこの気持ちの奥底がどうだ、とかはわからないし、父子家庭だからとぐちゃぐちゃ言われるのも嫌だから、出席することにしたんだ。 中学校入学のときには、式の後でクラスごとの写真を、保護者も入れて撮っていたしね。 ところが、同時に行われた中学校のほうは記念撮影があるけれど、高校のほうは入学式の後で記念撮影はないっていうんだ。 そりゃあね、中高一貫校で、ほとんどの生徒が同じ中学からエスカレーター式に上がってきたんだよ。 でもね、ほんの少数とはいえ、附属の中学校からでなく、他の中学校から入学してきた生徒もいるんだ。 その生徒の保護者も入学式に出席していただろう。 どう思うだろう… 元々、中学校のほうの入学式にも記念撮影がないのなら、それでも構わないと思うよ。 でもね、高校から入った生徒、表向きは、「高入生」と呼ぶようにしたらしいよ。私がさんざん「同じ学校に通っている子供を“外部”生なんて呼ぶのはおかしい」って言ってやったからね。 でもね、呼び方なんて変えても、意識がそのままじゃ、同じなんだよ。 だから、高校から入ってきたほんの少しの生徒に対して、中学からエスカレーター式に上がった生徒がほとんどだから、入学式では高校生には記念撮影しない、なんてことになるんだよ。 学校組織や教師にとって、経営、運営のための、人数補充でしかないよ、としか捉えていないのが、こういうところで見え見えになってしまうんだよね。 思っていることって、ついつい出てしまう。 私は確認したんだよ。 「高校のほうは記念撮影、ないんですか」って。 悪びれる風もなく、 「中学校だけです」 って言われた。 中学校からの入学者数も激減。 こういうことって伝わっていくんだろうね。 ちゃりこや「外部生」たちがイヤな思いをさんざんさせられていたときに教えてやったのに。 「私学だから、体裁が大切なのはわかるけど、体裁を取り繕うことばかりを考えて、中身をおろそかにすると、そのうち、体裁さえも取り繕うことができなくなってしまうときが、きっと来るよ」 って。 ちゃりこの学校ではないけれど、都心にある女子校でこんな学校がある。 創立百年以上。 かつてはそこそこ名門といわれた。 今や、一学年の生徒数、二十数人。 それをわざわざ、二クラスにわけて運営している。 悲しい末路だ。 子供を一個、一個の人格と捉えずに、 数として、 集合体としてしか捉えない… 自業自得。 学校制度自体、教育関係者自体に、 広く突き付けたい言葉だ…
2014年04月09日
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ちゃりこの高校の入学式に出た。 入学式といっても、ちゃりこは中学高校一貫私立に入っていたので、ちゃりこ本人にも私にも、あまり感慨深いものはない。 私は 「学校なんていらない」 という持論を変えるつもりはないよ。 何度も言っているが、ちゃりこと私は別の人格だ。 ちゃりこも学校は大嫌いだが、そんな嫌いな世の中のシステムに対してもチャレンジしているように見える。 学校なんかに行かなくても十分やってこれた実績もあるだけに、私たちにとっては余裕なんだよ。 ただね、 ちゃりこの入った学校は、ちゃりこが中学に入学する前の学校説明会で、さんざんいいことを言っていたんだ。 入学してから起こってきたひどいことに関して、 「こんな内容だったら、学校説明会の時点でひどいことがあるって言ってくれるべきだろ」 とか、 例の 「外部生は内部生のストレス解消のために入れているだけですって、前もって言ってくれるべきじゃないのか」 なんて伝えたこともある。 騙して入学させるなんて、詐欺だからね。 で、多くの人たちが騙され、泣き寝入りさせられているけれど、意識の変革を行なったほうがいいこととして、 『学校が、こどもを入学させたということは、健全な学校生活を送らせて卒業させるということを前提とした契約であるのだ』 ということだ。 もちろん、権利だけを振りかざすのはだめだ。 自分の側が校則や社会的ルールを破っておいて、卒業させてもらう契約だ、などと主張するのはおかしい。 ところが、学校という場においては、それが逆になるのである。 校則やルールを守らない厄介なものたち、抑えられない多数派を優遇し、ばか正直に校則を守っているのに、いじめやいやがらせなどの被害を受ける側の人間の口封じをする。 そして、物事がなかったようなふりをして、まともな学校のふりができればいい、そんな思考回路だ。 悪の多数派におもねる… 組織の体裁を優先したいがために… 個々のこどものことなど考えない… 人数の補充だけできて学校を運営、経営できればいい… そんな考えでいるから… ちゃりこは中学入学のとき、附属の小学校から入ってきた多くの生徒に“外部生”と呼ばれる立場だったよ。 同じ学校に通って“外部生”って、なんだよ。「外部の者の立ち入りを禁止する」みたいに使う言葉だぞ、って言ってやっても、だめなんだ。 伝家の宝刀 「私学の方針に従わないなら…」 なんて言い出す… もちろん、教えてやったよ。 「入学させたということは~~~契約だよ」 ってくだりと、 「そんなところで“私学の方針にあわないなら”なんて言い出したら、脅迫だよ」 ってね。 で、今日の入学式で何がひどかったかというと… 長くなってきたので、 続く… ということで…
2014年04月08日
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北広島市あたりは産業道路風の道のり。 上り坂は意外とキツい。 13時すぎにコンビニ休憩。 そして、ゆっくりと札幌市郊外へと入っていく。 36号線を左折するところで、もう一度コンビニで腹ごしらえ。 「自転車旅行はお腹が減るよ」 とちゃりこ。 そして、左折してからは上り坂。 バス通りだけれど、結構な傾斜がある。 左手に広く原っぱの敷地が見えてくる。 あまりに広くて、ペダルをこいでも進んでいるように思えない。 でも、そんな経験もいろんなところでしてきているから… 陽差しが強くなってきた。 時折、後ろを振り向いてみる。 黙々とペダルをこいでいるちゃりこ。 三度の自転車旅行を経験してきた、 安定感。 ただ、大きくなってきた体に対して、自転車が小さいかな。 「新しく26インチの自転車を買うか?」 と旅行前に訊いた私に、 「いいよ、この自転車でだいじょうぶ」 と答えたちゃりこだったけれど、かなり肩が凝ってくるかもしれないな… 24インチのマウンテンバイクは、三度の自転車旅行で、ちゃりこを守り、育ててくれた、愛着のあるもので、それこそ安定感もあるが… 敷地に沿って、右折、左折。 上りは続く。 晴天! 暑くなってきた。 14時40分、 ようやく、 羊ヶ丘展望台に着いた…
2014年04月08日
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沿道には白い花が多い。 9時半すぎ、パンケナイ橋、ペンケナイ橋を渡る。 絶景の美々川。 続いて、千歳川。 河岸には、きれいな紫陽花… 八月の紫陽花といえば、龍飛崎を思い出すなあ… 行きの電車の中で出会った輪行おばさんが龍飛崎に着くのはいつのことだろう… 私たちは36号線をひたすら北上。 気持ちよくペダルをこぐ。 千歳空港を左に見るが、沿道の街路樹が何気なく、白樺とは… さすが北海道。 素敵だ… そんな中でも、低く飛行機が離着陸する。 11時、恵庭市に入る。 産業道路風の道のりをカーブして、サッポロビール工場へ。 フラフラと吸い込まれていく私に 「あれっ、おとうさんは自転車旅行中はお酒は飲まないんじゃなかったの?」 とちゃりこ。 「工場見学だけだよ。ちゃりこの社会科見学のために…」 と言い訳?する私に、 「どんなもんだか…」 と不審な眼を向けるちゃりこ。 ところが、工場見学は完全予約制、とのことで叶わぬ夢と消えました(涙) ユカンボシ川を渡って、むらかみ牧場に立ち寄る。 ここはテレビ番組「タカトシ牧場」のロケ地です。 「東京から来たのは、誰だ?オレだ、オレだ、オレだあ~」 とタカ&トシのノリでふざける私に、 「ふん!お調子者め!」 と冷たいちゃりこ… 北海道の牧場としてはそれほど大きくはないのだろうけれど、サイロで写真を撮ったり、牛乳ソフトクリームに舌鼓を打ったり、と満喫できた。 空もいよいよ、青くなってきて、私たちの夏の自転車旅行! ってかんじになってきた。 四十分くらい遊んでから幹線道路に戻り、北上。 田園風景の中では野焼きの匂い…
2014年04月07日
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ようやく工場エリアを抜け、コンビニ発見。 腹ごしらえ。 ササッとすませて、8時半、勇払川を渡るとすぐに、ウトナイ湖に到着。 幹線道路に面したところに入口があるが、ラムサール条約に登録された湿地なので、湖岸を歩けるのは、ごく一部分だけ。 まだ曇りがち。 静かな朝のウトナイ湖は、冷たそうに澄んだ湖面にさざ波を立てていた。 私たちが歩いた範囲の湖岸にも、白鳥が六、七羽ほど、集まっていた。 意外と大きな体だ。 併設の野生鳥獣保護センターには、実物大の重さ体験コーナーとして、白鳥のぬいぐるみがおいてあった。 「ちゃりこ、だらしないな、持ち上がらないの?」 「おとうさん、やってみなよ」 と言われて、私も抱えてみたけれど、 ずっしりと重い。 「ほんとだ…」 小さな白鳥のマスコットを買って、ハスカップまんじゅうを食べて、もう一度だけ湖岸をお散歩して、ウトナイ湖をあとにする。 湖岸と建物を行き来するたびにシューズの裏を消毒しなければいけないのは、ラムサール条約の湿地だからか。 白鳥たちに別れを告げて、ウトナイ湖をあとにする…
2014年04月07日
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2011年8月2日 5時半に一度起きるが、二度寝。 7時到着の時刻、ギリギリまで寝ている。 どこが船酔いだよっ! 川崎汽船、フェリーはちのへ、苫小牧港着。 すっかり明るくなった朝陽の中、 北の大地、北海道に上陸。 ちゃりこにとっては初めての北海道。 私はこどもの頃、親の転勤で札幌郊外に住んでいたことがあり、その頃、札幌オリンピックが開かれた。 北海道の中をいろいろ連れていってもらったこともあり、とても愛着のある土地だ。 大人になってからも、何度も旅で来たことがある。 さて、フェリーの並ぶ苫小牧港の片隅で、まずは自転車の組み立て。 自転車も、組み立てた状態で載せるのと、分解して手荷物扱いで載せるのでは料金が違う。というか、手荷物扱いなら別料金はかからない。 ちゃりこも組み立ての最中、痒いところに手が届くような手伝いができるようになってきた。 もう、四度目の自転車旅行だし、力をあわせて、呼吸もぴったり、というところか… それにしても寒い… 八月なのに… ちゃりこは長袖のジャージを着たままだ。 7時40分、いよいよスタート! 大きなフェリー港だから、イメージとしては灰色だ。 そのうえ、空は少し、曇りがち。 港から走りだしても、しばらくは広い工場が立ち並ぶ風景。 はやく、ザ・北海道、という風景にとけ込みたいものだ… とにかく、今年も、中学生になったちゃりこと、 走りだした!
2014年04月06日
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