医療にホリスティックケアを広めたいナースの日記

医療にホリスティックケアを広めたいナースの日記

2012年04月30日
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カテゴリ: タッチケア
日本タッチケア協会


私も2年前に、指導者認定証を頂きました星



今年、6月10日、東京の日本赤十字看護大学内において

第一回日本タッチケア学会が開催されます。


タッチケアというと、母から子へのマッサージという親子のイメージになりがちですが

皮膚は、発生学的には、脳および中枢神経系と同じ外胚葉から形成され

下界からのさまざまな刺激を受けとめる”露出した脳”ともよばれています。

人との境界線でもある皮膚に、優しく触れる行為は

子どもの成長を促進し、社会性を育むだけでなく



気分の改善

自尊心が増す

ストレスホルモンの低下

ナチュラルキラー細胞が増加するなど

心身両面にわたる健康な生活へと導いてくれます。




東日本大震災での被災地でのアロマボランティアでも

ハンドマッサージというタッチケアを通して

被災された方の心が少しでも癒されるようにと

これまでに5回アロマのボランティア活動を行ってきました。


昨年5月と6月に岩手県の大槌町と花巻市の避難所へ

7月に福島の最大の避難所だった「ビックパレットふくしま」へ




これまで、述べ28名のボランティアで、合計431名の方にハンドマッサージを行いました。

被災後の5月、6月では、被災時のつらい状況を細かく語る方が多く、

7月には、避難所でのコミュニケーションのストレスや、仮設の話題が多くなり、

12月には個人の体調不良や将来への不安について話される方が増えるなど、

お一人30分くらいの短時間のハンドマッサージではありましたが



周りにいた、心理カウンセラーや傾聴ボランティアを驚かせました。


タッチケアの、人の境界線に優しく触れるという行為から

信頼関係を結ぶのも早く、

温かな手をとおして、瞬時にラポールが形成されました。




五感に響くアロマオイルを使ったハンドマッサージは、

今ここを思い出すマインドフルネスの要素もあり

自然にその方の語りが始まるという効果を実感しました。

対面で優しく手にふれ、触れられる心地よさから、

思わず被災時の恐怖を語り始め、家族を失くした哀しみを吐き出されます。

喪失感や恐怖と不安が入り混じる中、触れられることから、

自分や人とのつながりを取り戻していかれる姿を何度となく見せてもらいました。


第一回タッチケア学会 では、今回は親子のタッチケアだけでなく

タッチケアをふれあいの基本として、一般演題を募集されているので

私たちの被災地でのハンドマッサージボランティアについてを

発表しようかな~と考えています。


でも、もうすぐ締切だし・・・抄録間に合うかな~

今年もゴールデンウィークは、仕事三昧です大笑い







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Last updated  2012年04月30日 20時06分32秒 コメントを書く
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