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Mar 27, 2010
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カテゴリ: ロック

先日もチラリと書きましたが、今度は音の大きさについてちょっと・・・・。
非常に興味深い実験データを発見しました。ネット上のサイトで見つけたのですが、公称出力100Wのアンプについてのデータです。

出力管に6L6GCを4本使っており、バイアスは固定バイアスを使用しています。このアンプのバイアス調整は入念に行われて、最良の状態にされています。このアンプに電圧・電流測定器をつなぎ、トーン・コントロールを全て5にして、入力には歪まないギリギリの大きさで波形の整った正弦波を入れます。そしてボリュームを少しづつ上げながらパワーチューブから出力される波形を観測し、電圧と電流を計測し、その掛け算をしてワット数を実際に計測したものです。下の表1はトーン・コントロールは全て5にし、アンプの入力には100mVの電圧で400HZの周波数の正弦波を加えています。
ん~じっくり表を見てください。・・・・・?と。

表1.Volume の大きさとワット数の関係 Tone=All 5
Volume つまみ 2 3 4 5 6 7 8 8.5
ワット数 0.02W 1.1W 4.3W 11.6W 21.2W 36.0W 71.4W 87.4W



理由は?車のカタログ上の馬力と似ていまして、計測条件や環境により左右されるから、さらには「100Wになるはず」という理論値で設計してもその理論値とおりには出力が出なかったという事も考えられます。そのバラツキは?真空管、トランス、抵抗、コンデンサ、この世に存在する全ての工業製品はバラツキを持っています。
100WのチューブアンプのVolume をフルテンで演奏?アンプを Volume フルテンでバンドの中で演奏したら間違いなく、バンドから追い出されます。つまり87.4Wでも十分にウルサイのです。で、結局Volume をあまり上げないで演奏することになるのではありませんか?
Volume 3で十分と感じる人、1.1Wしか必要ありません。大きくてせいぜいVolume 7ぐらいでょうか、すると36Wあれば十分な訳です。(36Wで15.6デシベル出てます。)ここで私の好きなパワーチューブの歪みに話を持っていきます。(多少無理やりかも・・)
自分で体験するしかありません。敢えて言うとすれば、魂を震るわすサウンド、これだと思った瞬間、パワーチューブがたまたま歪んでいたという事。
話を戻して、このアンプはVolume 8.5以上でようやくパワーチューブが歪み出します。しかも公称出力100W出すには整流部に5AR4のような整流管を使えません。5AR4を使うと100Wの出力が出ないのです。ですからこういうアンプはダイオード使ってます。ダイオード使ってるとこれまた歪みにくいのです。 Voluem 3 や Volume 7 ではとてもとても歪みません。であるならば30W近辺でパワーチューブのひずみの出るアンプの方が音量も十分だし、暖かいパワーチューブの歪みも得られるということが言いたかったのです。つまり30Wで魂の震える音が出ればそれで良いのではないか。何もワット数にこだわる必要は何も無いのではと言うことになります。

パワーチューブの歪みが嫌いな人は、ワット数の高いアンプを。
ヘッドルームが大きいと表現されるような、大きな音量でもクリーンでサステインの少ない音が出せます。エフェクターとかアンプについているオーバードライブとかでギターの音色を作った場合、加工した音色にアンプのパワー部での歪みが加わる事なくそのまんま拡声する事ができます。この時アンプそれぞれにやはり音色があります。自分の愛用ギターとエフェクターと、アンプとの相性を耳で確かめてください。そして整流部にはダイオードの物を選びなさい。最大ワット数付近でも腰砕けにならない逞しいクリーンサウンドをキープしようとしてくれます。整流管のを選んではいけない。整流管はキラキラとした輝きにも似たパワーチューブの歪みを出してしまいがちです。
それから、とても大事なことです。大きなワット数をお望みの方はA級仕様のアンプは向きません。A級アンプはワット数小さめでないと実現不可能です。チューブアンプはAB級からB級の設計にしないと大きな出力にならない宿命です、お間違えの無いように。

なるほど、と・・・・そう言う事なの?
と言うわけでして、こいつを試してみることにいたしました。
ケンKEN35R

スペック  [KEN JORDIN(ケンジョーダン)/CLASSIC TUBE 35R]
■ギターアンプ、コンボタイプ
■出力:35W
■スピーカー:12"×1 (セレッションG12P-80)
■コントロール:VOLUME、TREBLE、MIDDILE、BASS、REVERB
■リバーブ内蔵
■寸法、重量:520W×440H×300mm、18.5kg
■プリ・アンプ部に12AX7WA ×3本、パワー・アンプ部にEL84×2本、スプリング・リバーブのドライバー用として12AT7×1本、スピーカーはセレッションG12P-80を使用し、往年のブリティッシュ・サウンドをクリエイトしています。
単音弾きでは真空管独特の抜けの良い粘りのあるサウンドを、コード弾きでは音圧のあるサウンドをこのサイズながら実現しています。また、クリーンからクランチへ移行する時のゲインのバランスが素晴らしく、高級真空管アンプさながらの自然な歪み始めをこのクラスにして実現しているのは驚きと言えます。小型のトランジスタ・アンプにみられがちな低音弦を弾いた際のもたつきやボケもなく、カラッとしたカッティング・サウンドやミドルを持ち上げて指弾きによる箱鳴りのサウンドを楽しむことも可能です。
少し荒めな歪みも他の小型アンプに比べるとハーモ二クス成分を多く含んでおり、ブルージーなギタリストも満足されるに違いありません。また、綺麗に伸びるサステイン豊かな高音をクリエイトすることは一般的な小型アンプではなかなか難しい問題ですが、フルアコ・ギターのボリュームを絞り気味にし、ギター自体の生鳴りをサウンドに加えたサウンドは絶品といえるでしょう。

と書いてありました(笑)・・・
ライブインプレッションは後ほど・・・・ウィンク





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Last updated  Jun 19, 2010 08:31:04 AM
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