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バラ8343

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2007.02.21
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テーマ: 鬱病(2271)
 午前は禅ヨガ、午後は診察日です。

 「頭に依存しすぎ」という言葉に初めて出会ったので紹介します。

 「そばにいてくれるだけでいい」という歌がはやったことがあった。患者さんのうつ病が深刻化してどんどん悲観的な考えに襲われていく時には、医師や看護師の言葉は患者さんの心には届かない。患者さんの思考回路はもっぱら自分の頭の中で堂々巡りを繰り返していて、他人の言葉を受け入れて咀嚼する余裕はない。これを私はこの時期特有の「閉鎖循環思考」と名づけた。

 相手が話しかけても自分から壁を設けて相手を遮断しようという策は、それだけ追い詰められたせいともとれるし、自己愛的・自己中心的・幼児的・わがままであるとも取れる。なので、看護のあり方は、ただ「そあにいてくれるだけでいい」しかない。言葉はなんの役にもたたない。沈黙を共有し、ただそばにいてあげるだけ。

 「歩いてから考えるか、考えてから歩くか」という言葉のように、「思考と行動」という二つの次元でうつ病を考えると、うつ病は「過度の思考依存であり、頭でっかちで、考えることすべてが解決するような錯覚に陥っている」と言ってもいい。

 これはもう一種の妄想だ。窮地に臨んで「考えること」により難局を突破しようというのは「考える葦」たる人間にとって「自己保存本能」の最たるものなのだが、例外的に進行したうつ病の場合には裏目にでる。現状打破のために考えても考えても、その場かぎっりの「泡なようなハウツー」しか思い浮かばない。(中略)

 「ハウツー」の繰り返しというのは、要するに何をもってしても当座の不安は解消でしず、不安と焦燥感に引きずられる姿にほかならない。

         『うつ病を体験した精神科医の処方せん』より

★私の場合、ここに書いてある全部があてはまるわけではないが、かなりあたっている。家族の説得はほとんど無意味だった。


 ブログのなかでも、この「閉鎖的循環思考」に陥っている人がいる。だれも助けてあげられない。しかし、家族はだまってそばにいてあげることはできる。私は家族に恵まれたと思う。それでも死を考えたのだから、この病気は怖い一面をもっている。

 今日は禅ヨガをして、息子と昼食をとり、病院へ。元気です。気分もハイではありません。落ち着いています。





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Last updated  2007.02.21 07:45:54
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