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2007.04.12
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テーマ: 鬱病(2271)
 昨日の朝日新聞の視点にアメリカ・エール大の研修医の方が書いています。今年2月の医師国家試験に自殺(おそらくうつからくる自殺)についての問題が例年以上に多かったと。先進国で最高なのだそうです。おそらく受験生は答えられなかったのではないかと内田舞さんは言います。

 私が思うにそれは社会の認識が低いからです。内田さんも書いてますが、交通事故死よりも多いのです。交通事故死に対しては対策がとられています。それは、誰にでも起こりうる可能性があるからです。

 うつに対しては、誰にでも起こりうるという社会の認識が低いどころかないに等しいので、対策がとられないというわけです。

 対策をとっている15カ国は、自殺が減っているそうです。二つの対策をとっていますが、一つは、銃など簡単に自殺できる手段の規制。もう一つは、最初に診察する内科医を念頭においた、うつ病教育。患者の抑うつ状態や自殺念慮にいち早く気づいて専門的治療につなげることが、自殺防止につながったそうです。

 国家試験の問題の一つは激しいめまいと吐き気を主訴に不眠、倦怠感、職場でのストレスを抱え、出勤を負担に感じる患者に、もっとも注意すべき症状は何かという問いの答えは「自殺念慮」でした。

 内田さんは研修医としてそのような患者を診たとき、自殺念慮についてたずねる勇気があるだろうか、と書いています。

★私は医者に一度も自殺念慮があるかどうか聞かれたことはありません。医者や家族に言ったこともありません。退院して1ヶ月すぎたとき、初めて入院していた病院の医者に、通院のとき伝えました。医者は「だからこの病気は怖いんですよね」と言ってました。

 国家試験の問題に自殺についての問題が増えたということは、それだけ出題者が自殺やうつに関心があるということですので、うつへの認識はあるということでしょう。それは評価していいと思います。しかし試験を受けた人々、社会の人々の認識はどうでしょうか。

 それからもう一つ、ブログを書くようになってから気がついたのですが、生活の問題です。一家の柱がうつ病になって働けないとき、どうやって生きていくかということです。これはおそらくほかの病気とも共通する問題でしょう。誤解をおそれず言えば、うつの場合、医療費の支援があるだけ恵まれている部分があります。






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Last updated  2007.04.12 11:48:16
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