ここらでちょっと途中下車

ここらでちょっと途中下車

2012.03.21
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カテゴリ: 老人医療・介護


その後、敦賀市内のホテルで、会席を予定している。
老健施設から外出してくる義母、岐阜から来る義妹、
大学3年のその長男R君は、数年前に甲子園に出た子だ。
中京大学で、高校から浅田真央ちゃんと同級生のR君
は、
うちの孫たちに会うのは初めてだ。

それが終わったら、義母や義妹たちと別れ、
うちの家族だけで、あわら温泉に行く。
息子が結婚してから、初めての家族旅行だ。

今まであわら温泉には何度も行ったけれど、
忘れられない旅行があった。
義父は、昭和61年5月12日に亡くなったが、
その前年の春休みのことだ。


その前に義父のことなど。

義父はその前の年、昭和59年の5月に癌が見つかった。
お正月に敦賀に行ったときは、
腕が痛くて年賀状の文字が書けないから書いてほしいと頼まれた。
3月ごろから腕が上がらなくなり、
いろいろな病院へ行ったけれど治らないので、
敦賀病院で調べてもらったら、甲状腺癌の影響だと言う。
まだ本人に告知などはしない頃で、
家族だけにあと3か月と言う余命宣告がされた。
まだ義父は63才で、本人は長寿の家系だと信じて疑わなかった。
その年の夏には、義妹の結婚が控えていて、
式は、7月に名古屋と8月に鹿児島ですることになっていた。

敦賀病院の先生に、甲状腺の切除手術を勧められた。
福井大学付属病院に入院したら、
金沢大学から専門の先生が来て、執刀してくれると言う。
その頃はまだ土曜日も学校のあった時代。
土曜日に仕事を終わってから、子どもをうちの実家に預けて、
ダンナと一緒に福井の病院へ。
福井までは5時間ぐらいで、着いたら夕飯ぐらいの時だ。
福井と敦賀は、高速で片道約1時間。
付添いのベッドもなく、お風呂も入ってないので、
そこから、ダンナは義母をのせ敦賀まで戻る。
私が病院について、ダンナと義母は敦賀の実家に、
ごみ出しや家の用事をして、日曜日のお昼頃また戻ってくる。
そして、夕方ダンナと一緒に大阪に帰ってくる。
と毎週こんなパターンを、2カ月ぐらいした。
その合間に、義妹の結婚式があった。
その頃は、各自で家政婦さんを雇わないといけない。
昼間だと1万円ぐらい。
夜も見てもらうと1万5千円を超えた。






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最終更新日  2012.03.24 08:58:48
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