型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2019.09.12
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カテゴリ: 作曲家
音楽史には功績と実態がさまざまであって、
子供の頃に教科書で学んだことが今改めて振り返ると位置付けが変わっているなど、
時と共にあまりに認識までもがバラバラになっていることに気が付きます。

中学校くらいの音楽の時間に、
【フランス6人組】デュレ、オネゲル、ミヨー、タイユフェール、プーランク
オーリックは「ロシア5人組」と並んで覚えた記憶があります。
6人組が共に活動したのは1917−1921年の5年間の中のほんの少しで、
プーランクとオーリックは10代、他の4人は20代後半から30代前半でした。

この6人は50代のサティの下に集まり新古典主義を標榜しており、

サティは音楽界の異端児、変わり者と呼ばれ《官僚的なソナチネ》
《犬のためのぶよぶよとした前奏曲》《冷たい小品》《梨の形をした3つの小品》
《干からびた胎児》《裸の子供たち》などの奇妙なタイトルの楽曲が多いのですが、
自身は死の直前に「私は真面目でない音はひとつたりとも書かなかった」と話し、
それについて文献には、
「一生、表面を理不尽でとりつくろった音楽家の切実な声だったかもしれない」
「無感情や皮肉の下に隠されたその生真面目さは、
その表層のみを摂取した新古典主義者(6人組)との間に離反を起こさせ、
サティの晩年である1925年にはミヨーを除き6人組とは絶交状態だった」
と書かれています。
とは言っても、サティの作品はいくつかのものがよく演奏される程度ですが、


サティに比べて、6人組はそれぞれの業績があるものの知名度はさまざまで、
年長であったデュレの作品は知る人がとても少ないと思われます。
デュレは、ラヴェルの影響を持つ作品を書き他の5人とも異なる作風でした。

【フランス6人組】という言葉は史実としてあるものの実態はほんの僅か、
そんなことが今日まで残っていますが、すでに過去のものかもしれません。







デュレのラヴェルの影響を思わせる作品
《フルートとピアノのためのソナチネ 作品25》



デュレの特徴的な1曲
《オーボエ、クラリネットとファゴットのためのトリオ》
上の写真は、左からミヨー、ピアノの前がジャン・コクトー、オーリック、
オネゲル、タイユフェール、プーランク、デュレ





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最終更新日  2019.09.12 07:42:30
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