型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2022.05.30
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カテゴリ: ネット社会
「今日の気温は30度を超えて季節外れの猛暑日となりました」
こんなニュース報道をしているテレビを見ました。
ほとんどの人が何の抵抗もなく同じことを思ったことでしょう。
この言葉には間違いがあります。

ところが、同じチャンネルの他のニュースでは間違いはありませんでした。
ニュース原稿は内容がほぼ同じでも微妙に異なり主観的だと改めて確認しました。
また、人は一度固定観念を持つとなかなか修正できないもので、
頭の中を頻繁にアップデートしていかなければ思い込みをしてしまうようです。

”四季”はいつできた言葉なのでしょう?

時候の挨拶や俳句の季語などで絶対的な概念があると言っても過言ではありません。
しかし、それは昔の観念であって、温暖化と共に変わったようです。

梅雨前の5月下旬に30度に達したり真夏のような気候になるのは実はここ毎年です。
長い期間ではありませんが、毎年暑くなり「今年は特に暑いね」と皆言っています。
もはや「季節外れ」なのではなく、梅雨前の初夏は猛暑だと認識すべきなのです。
実際は変わってきているのに、人の認識は昔のままということはたくさんあります。

明快に数値化されないことにおいて固定観念は覆らないと言えます。
学歴や履歴書で人を評価したり、ブランド名で価値を付けるのはその最たるものです。
初めて見たり出会った”人や物”をそれまでの固定観念で位置付けるのも人の習性で、
似た”人や物”があったとしても唯一無二だと見極めることが肝要で重要なスキルです。

また、人は自身の固定観念に当てはめて考えることを好んでいます。

インターネットの世界では同じ趣味や思想を持つ人と繋がりやすく、
自分とは異なる人の意見を遮断するエコーチェンバー現象
​が起きやすいです。

音楽では今世紀に入って同属楽器同士のアンサンブルがとても増えましたが、
同じ趣味や思想を持つ人が現実空間でも増えていることを意味しています。
一方、SNSではフォローされているからと言っても必ずしも同じ考えとは限らず、

一概にエコーチェンバーとは言えません。

SNSの意識変化の可能性は、書き込んだ内容や意見に賛成か反対かなどではなく、
書き込みのスタンスや読み手への配慮を読み取り、その人となりを察することです。
知らないフォロワーが多い場合は尚更で、紳士的な物腰が足らないと思います。
手紙をしたためる時の儀礼が、SNSになると途端と品性に欠けています。

信念や曲げられない拘りは誰しもあるものですが、
歳を重ねれば重ねるほどアップデートも頻繁に行わなければ古びてしまいます。
ルールがないモラルに任されている発信はスタンスや配慮によって、
世代間の壁をつくってしまうことが多く、内容以前の問題を孕んでいます。





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最終更新日  2022.05.30 16:16:39
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