Involuntary picking

Involuntary picking

January 17, 2004
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
第3回となる今回は印象に残った曲と楽器について。
きゆらさんの日記 をご参照下さい。

順序的に逆転してしまうのですが、まず第二部から。
第二部は知っている曲ばかりが演奏されたので、リラックスして聴けました。
ただ、残念だったのが篳篥、笙、龍笛、ピアノの他はPAで済まされていた点です。
スピーカから発される音はどうしても平面的になってしまうので、
三次元に広がるコンサートにおける音世界が若干貧弱に感じられました。

"くじらたちのうた"から変なスイッチが入ってしまいました。


"くじらたちのうた"はCDで聴いていた分には、
正直そんなに好きにはなれなかった一曲です。
でも、今回の生演奏はとても良かった。
くじらの鳴き声を、ピアノでなぞったり、
くじらにメロディをまかせて、伴奏に徹したり、
本当に豊かな才能を感じさせてくれる演奏でした。

"天つ風の音"
悲しげなメロディが、龍笛の鋭い高音で奏でられると、
全部聴いてる人間に刺さるんです。ぐさぐさぐさ。
背後に流れる絵も意味深で、絵本を買わねばと思ってしまいました。
この曲は、アルバム未収録でしょうか。


Part Iでちょろっと書きましたが、
この曲で危うく倒れそうになってしまいました。
普段、コンサートでは呼吸が自然に演奏されている曲に合ってしまうので、
ハイテンポな曲が終わった後は息が切れそうになったりします。
今回のライブでは、選曲や雰囲気も影響していたのだと思いますが、

で、呼吸しているうちは良いのですけれども、
稀にものすごく真剣に曲に入り込んで呼吸が止まっているみたいです(^^;
目の前が揺れ出して、フラッと来ましたが、何とかセーフ。
冷静になりましょう。


続いて楽器。
これはもう第一部の頭に出てきた"阮咸"に限ります。
正倉院に収められている螺細紫檀阮咸の写真が手元の資料にあるのですが、
これは円形胴で、やや派手目の装飾が施されていて、
舞台で使用されたものの元になったとはゆめゆめ思えません。
同じ資料に中国の阮咸も載っていて、これは角形胴でとても似た形状をしています。
ですが、この楽器は月琴と同様複弦2コースで、
単弦4コースの日本のものとはやや異なります。
おそらく正倉院には、装飾やボディの形状の違う阮咸が
複数本保管されているのでしょう。

阮咸についての文献が残っていないので、調弦が分からないという事で、
各弦に4度の間隔を取っていたようです。(勘なので、正しくないかもしれない)
始め、楽器が床に置いてあった事に全く気付きませんでした。
うっすいんだ、これが(^^;
共鳴胴が薄ければ、それだけ音の響きは弱くなるので、
日本の撥弦楽器の多くと同様残響の少ないカラッとした音色です。
自分が実際に見たり聴いたりした中では、
トゥバ共和国のドシュプルールという楽器が構造的にも、サウンド的にも近いかなと。

またひとつ貴重な楽器を見る機会に恵まれたので、
とてもうれしく思いました。



最後に総合評価を例の如く金額で。
SS席8000円が参考価格です。

結果は、8000円。

妥当な価格だったと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  January 18, 2004 05:28:54 PM
コメント(11) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

バックナンバー

June , 2026
May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026

コメント新着

nogli @ Re[3]:お引越し?(05/17) きゆら*さんへ 今年の夏は本当に暑くて…
きゆら* @ Re[2]:お引越し?(05/17) nogliさんへ またまたご無沙汰してしまい…
nogli @ Re[1]:お引越し?(05/17) きゆら*さんへ お気持ちの昂りが伝わる…
nogli @ Re[1]:小さな世界(06/15) きゆら*さんへ かわいいでしょう~? こ…
きゆら* @ Re:お引越し?(05/17) なんの加減か? ユーザー登録しないと書…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: