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January 2, 2006
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花を見て私の心も花になる(小三、長澤和佳奈)

明日からカナダは平日。
飾ってあったクリスマスカードも、もう一度目を通しながら仕舞い、私のお祭り気分も一区切り。

上の句は、仕舞おうとした中の長澤重夫氏から戴いたカードに書かれていたお孫さんの句である。
「9月17日の 日系文芸祭 で小さい方の孫が佳作賞をとりました。」の説明と、ご家族揃っての、表彰式会場での写真を添えて。

俳句のわからない私が見ても、本当に素直で何の計らいもなく優しい句だと思った。
「生(なま)の感情を美に昇華し、対象物と自分を一体化する」という経過が、たくまずして見事に具現されている。

この表彰式には私も出席していてよく覚えているのだが、賞状を授与の時、司会の富田さん(ハワイのRADIO K-JAPAN) の「俳句をどなたに習っていますか?」との質問に、和佳奈さんは、はっきりと「おじいちゃんのおかあさん!」と答えたのだ。

富田さんは、一瞬の「え?」というような間の後ですぐにっこりして、「あ、じゃあ、ひいおばあちゃまね?」とおっしゃったが、和佳奈さんはちょっと怪訝な顔をしたまま、肯定も否定もしなかったのが一層かわいらしかった。

和佳奈さんにとって「おじいちゃんのおかあさん」はあくまで「おじいちゃんのおかあさん」であって、「ひいおばあちゃん」でも、「お父さんのおばあちゃん」でもないに違いない。

しかも、和佳奈さんの「おじいちゃんのおかあさん」は、ただの人ではない。「女人短歌」でご活躍をなさり、平成四年には宮中歌会始めの召し人も努められ、昨年99歳で他界された長澤美津さんである。

大歌人の長澤美津さんに、こんなにかわいらしい俳句のお弟子さんがいらしたかと思うと、お幸せなご晩年であったと想えてうれしい。

長澤美津さんが詠まれた花の短歌を二首引用する。


花無幻夢無限なり花びらはわが肩にとまり掌かすむる

寒きうちに咲く花の持つ透明度きらりきらりと紅梅白梅



そして、頼もしい作品も一首。


いくつになりても新しくきはめたきことのありて心ときめく









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最終更新日  January 4, 2006 03:05:03 AM
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