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January 30, 2006
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カテゴリ: 自作短歌
所属結社の結社誌「 コスモス 」の2月号が届いた。

まず、自分の歌を見る。
今月の選者は、影山一男氏で、掲載されたのは、以下の三首


夜半過ぎて屋根打つ激しき雨の音アレグレットのリズムを刻む

Duck、dog., Carなど覚えし一歳児 「よいしよ」はいつも日本語で言ふ

真夜中の月の光を掬ひとり楓紅葉がひらりと落ちる




以下、上の三首についての解説&反省などを書く。

夜半過ぎて屋根打つ激しき雨の音アレグレットのリズムを刻む

原作は

夜半過ぎて屋根に激しき雨の音アレグレットのリズムを刻む

であった。

そういえば、音を修飾する表現なのだから、「屋根に」よりも「屋根打つ」の方がイメージがはっきりするし、意味も強くなる。なるほど、流石の添削・・・。
そのために、第二句が4・4になってしまうのはちょっと残念ではあるけれども、しとしとと降る雨ではなく、アレグレットの雨であれば、4・4のリズムも、それなりに許されそうだ。
たとえば、ソナタの第二楽章だったら4・4は入れないけれども、第三楽章にはたまに4・4が入って、ちょっとリズムがくずれてみるのも面白いかな・・という風に。

ちなみに、これは、

「雨の音アレグレットのリズムを刻む」 が先に出来て、いろいろバリエーションを作ったうちの一首。

この形に落ち着くすぐ前には


昼過ぎて激しさを増す雨の音・・・ というバージョンがあったが、外の雨の音に気付くのは、昼間よりも、夜中にふっと起きたときの方が迫真的だと思い、深夜、周囲が静かになったときに変更してみた。

しかし、アレグレットという表現は、そういう時間帯の精神状態には陽気すぎる感覚だったかな?・・と、投稿してしまってから、後悔した。



昼過ぎて激しさを増す雨の音・・・ の方は、バンクーバーの短歌会に出したら、「バンクーバーの雨は、こういう場合が多い」と言ってくださった方があったので、アレグレットの陽気さからみて、やはり「昼過ぎて」の方が正解だったかもしれない。

ま、でも、結論としては、ほかの7首に比べれば、救えると思っていただいたというわけだ。 



Duck、dog., Carなど覚えし一歳児 「よいしよ」はいつも日本語で言ふ

これは原作通りで採用していただいた。

作者が英語圏にいて、母国語は英語になりそうな一歳児を見ているという前提がわからないと、あまり意味が通らないのではないか・・・と、投稿前に悩んだけれども、「コスモス」の場合、作品と一緒に作者の住んで居る地域が載るので、その力を頼りに投稿した作品。

それにしても、誰か身近に、度々「よいしょ」と日本語で口走る人がいるんですね、この一歳児さんには。一体誰がそんなことを言うかは・・・・内緒。 

こういう歌は、私がよく詠むタイプのもの。
マンネリにならないように、一ヶ月に一首以上は投稿しないことにしようと思う。



真夜中の月の光を掬ひとり楓紅葉がひらりと落ちる

実は、今月の詠草の中でこれが一番気に入っていたので、採っていただけてうれしい。 私にしては、少し気障な暗喩を使ったので浮いてしまっているかもしれないと、びくびくしながら出したのだけれども。

さて、ここからが勉強。
「没になった7首のどこが悪かったか」の検討と推敲をせねば。
一応、全部について、すでに心当たりのことはメモしてあるので、2-3日このまま暖めてから、もう一度見直すことにしよう。






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最終更新日  February 5, 2006 01:25:58 AM
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