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August 20, 2006
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カテゴリ: 心に残った短歌
東京にいるときは、楽しみにして、コスモスの「東京歌会」に行くのだけれども、カナダにいる時は、それは無理というもの。

でも、 奥村晃作短歌ワールド には、ほぼ毎月、東京歌会で、奥村氏がよいと思われた作品がUPされるので、こちらは必ず見せていただく。

今月も12首がUpされていたが、その中で一番私が好きだったのは




であった。

しんみりしたバラードは、今はNo Good。カラオケでは意識的に明るい歌を歌うという作者。

哀しいとか、落ち込んでいるとかの状況にある作者が、心をひきたてようと努力していることが、言外に伺われて、よい歌だと思った。

こんなとき、心にしっくりくるのは、本当はバラード。
でも、バラードなど歌ったら、心が崩れそうな気がするのだろう。

東京歌会に出される作品で、現代仮名遣いは少ないのだけれども、石山さんのこの一首は、現代仮名使いになっている。
この場合、内容にふさわしい表記だと思った。

念のために8月号を参照したら、本誌の方でも石山さんは現代仮名使い表記になっていた。

石山さんばかりでなく、これからは時代と共に、現代仮名使いの方がしっくりいく短歌が増えていくのだろう。

実は、私がコスモスに入れていただいたとき、「提出する詠草は歴史的仮名遣いで」と指定されているのを知って、実に実にびっくりした。 

かなりの年齢になる私だけれども、その私ですら、小学校に入ったときには、すでに国語は新仮名遣いだったことを考えると、歴史的仮名遣いが普通に生きている世界があるというのがショックだったのである。

ところが、おかしなもので、数年前に、コスモスでも新仮名遣いを認めるようになったころには、今度は、もう自分の歌を新仮名遣いで書くと、なんだか落ち着かない。
多少、内容とそぐわないときがあるのだが、それでも、旧仮名遣いの優雅な感じが、だんだん好きになっているのも事実だ。

しかし、「新仮名遣い」の「新」は新しいという意味であることから考えて、もう60年も使われている仮名遣いを「新」と呼ぶのも気恥ずかしい位なのだから、若い方たちが、新仮名遣いに切り替えていくのも、必然性があることだと思っている。





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最終更新日  August 21, 2006 01:29:04 PM
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