能登の手染め日記

能登の手染め日記

Mar 9, 2026
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カテゴリ: 日々
時間をかけて染める、という言い方が的確かな。染色の言葉にも《枯らす》《寝かす》という表現がある。天然染料を染めたときにも合成染料でも呉汁やフノリ、灰汁なども同じで、染めた後に風通しの良い暗室に長期間寝かせておくと、生々しい成分が飛んだり、繊維との染着状態が良くなってくることをいう。

工房の展示室、日常は照明を点けていない


草木染めは広げて吊るしてあると地色の変化は殆ど無い


紙魚(シミ)の虫なども付かないし点々の色抜けも出ないようだ

部分的に光を当てたように画像を加工

染め上がった色の状態は直接的な変化として目に見えにくく説明しにくいから、感覚的な話で、それが不思議だったり神秘的だったりするのだが。これは単に私が化学変化を説明できないだけでもある(^^;) 目に見えない変化があって、染めが安定するのに時間がかかる場合も多くある。そして更に染め重ねる。

濃い色だけではなく薄色も天然染料も合成染料も同じように、蒸し(蒸熱処理)の後に不純物や染着不充分な成分を洗い流して生地幅を(巾出し)元に戻しておく。天然染料の染めの場合は特に、風通しの良い暗室で、空気中の酸素や窒素、湿気などと絡み合って時間とともに、ゆっくりと染めが落ち着いていく。それを時間で染める、空気で染めると言えば良いのかもしれない・・・。

一度に短時間で染めることより、加熱浸染(80℃ほどで60分間染め)や引き染め、その後、風通しの良い暗所で乾燥させ《枯らす》時間をかけて、また染める。そしてもう一度《枯らす》完成したら《寝かす》・・・何度でも繊維が傷まない限り何度でも(笑) そんな染め方が理想的だと思うのだが・・・どんだけ~の世界かな(^^:)

そうして時間をかけて手間を惜しまずに染め重ねる。うー--私に物理と化学的な知識が、もっとあれば、もっとわかりやすく説明できるのだが・・・残念だ!(笑)
だから・・・私にできることは時間をかけて様々な実験をして裏付けをとること、しかないのかも (^^;(汗)

ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。

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