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令和6年11月14日(木) 第172回 3名出席。欠席者全員投句あり会場手配紫泉 句会進行正人 事務局孝之兼題 、酉の市、小春日、席題 湯豆腐 (当番)正士氏〇 湯豆腐や逝く人語り掬い上ぐ 正士 酉の市露店の香り人に酔ふ 孝之 小春日や杖一本が頼りなる 正人 小春日の浮雲映す水底に 孝之 山茶花や母の命日墓に供へ ひろしTの句 酉の市遠物見決め腕を組む 柿熟るる日毎目のゆく枝の先 トランプの圧勝に湧く神無月 湯豆腐に疎開のころの笑顔見る 小春日の揺れる小道に影のびる*珍しく正人、孝之、武正の3人出席。欠席投句を入れ35句、時間をかけゆっくり鑑賞しました。3人のそれぞれの俳句歴など中心に、語り合った次第。正人氏よりドサ回り技術士世界を巡る続編の話題、孝之氏から自宅取入れの「すだち」頂戴し美味しく頂きました。次回は全員の出席による対面句会となるように祈念します。
2024.11.16
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令和6年11月14日(木) 第172回 3名出席。欠席者全員投句あり会場手配紫泉 句会進行正人 事務局孝之兼題 、酉の市、小春日、席題 湯豆腐 (当番)正士氏〇 湯豆腐や逝く人語り掬い上ぐ 正士 酉の市露店の香り人に酔ふ 孝之 小春日や杖一本が頼りなる 正人 小春日の浮雲映す水底に 孝之 山茶花や母の命日墓に供へ ひろしTの句 酉の市遠物見決め腕を組む 柿熟るる日毎目のゆく枝の先 トランプの圧勝に湧く神無月 湯豆腐に疎開のころの笑顔見る 小春日の揺れる小道に影のびる*珍しく正人、孝之、武正の3人出席。欠席投句を入れ35句、時間をかけゆっくり鑑賞しました。3人のそれぞれの俳句歴など中心に、語り合った次第。正人氏よりドサ回り技術士世界を巡る続編の話題、孝之氏から自宅取入れの「巣立」頂戴し美味しく頂きました。次回は全員の出席による対面句会となるように祈念します。
2024.11.16
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令和6年10月17日(木) 第171回 7名全員出席会場手配紫泉 句会進行正人 事務局孝之兼題 、秋深し、枸杞の実、席題 秋晴れる (当番ひろし)〇夕映への色を引き出し紅葉散る 正士 秋深し長寿の水をもう一杯 紫泉 枸杞の実を漬けて万病予防薬 正人 秋晴れや園児らの声真黄色 ひろし 秋深し父の齢は疾に過ぐ 正士Tの句 ノーベル賞受賞発表秋晴れる 雁の列刹那境地に入り込む 遅れじとあふるる気迫曼殊沙華 知人宅訪ね枸杞の実眺めをり 合掌し墓碑見上げればいわし雲 *七名全員出席健康を感謝*笹鳴き句会の伝統を感じる句会である、折に触れ昔の仲間の話題に時を忘れる。吟行やカラオケ飲み会の話題も出る。毎回の句会の積み重ねこそが俳句の発展と次世代への継承に繋がるものであろうと信じている次第。
2024.10.18
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令和6年9月19日(木) 第170回 6名出席(正士氏欠席、ご健康)会場手配紫泉氏 句会進行正人氏 事務局孝之氏兼題 、蜉蝣、鬼灯、席題 残暑 (当番宮永氏)〇青空を少しだけ借り雁渡る 紫泉 蜉蝣は短命なれど生きてゐる ひろし 道おしえ共に歩みてくれるらし 紫泉 十五夜に道行く人の賛辞かな ひろし 孫娘鬼灯うまく鳴らしをり ひろし Tの句 ぎらぎらに残暑の続く散歩道 秋の浜海潮音に師を偲ぶ 青春蘇生ブラームス聴く夜半の秋 鬼灯やそっと手をのべ撫でてみる 蜉蝣の姿にかける言葉なし先月お休みだったので久しぶりの句会でした。*残暑きびしき折から、長世さんはじめ出席者全員元気で何よりです。元橋氏より笹鳴句会65周年記念 月例会 近作集その2を拝受 ご尽力感謝です(令和2年9月ネット俳句以降令和6年7月まで 5年分)正人氏よりドサ回り技術士世界を巡る続編を頂いた(食品技術士リレーシリーズ)沖縄黒糖など・・・)出版までのご努力の継続を思い敬服あるのみです。
2024.09.20
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令和6年7月18日(木) 第169回 7名全員出席会場手配紫泉 句会進行正人 事務局孝之兼題 、西日、浴衣、席題 西瓜 (当番 武正)〇西瓜盛るひとまず話そこまでに 紫泉 浴衣着て高下駄鳴らす苦学生 ひろし 百日紅見守っている空き家かな ひろし 花菖蒲愉しみもあり壺選び 正士 大西日高層ビルを気付かせる 正士 Tの句 珍しく膳にお目見得初松魚 西瓜割り出番待つ子は皆元気 大西日全面に受け大合唱 揚羽蝶恍惚の夢まだ覚めず 思ひ出を包み重ねし藍欲衣*宮永長世氏を中心に、全員の健康をお互いに確認できた楽しい句会でした*元橋孝之氏より賀寿記念、全員にヘッドライトと縦書き便箋を頂戴した。 佐藤正人氏より著者佐藤正忠「ドサ回り術士 世界を巡る」 貴重な技術士レポートを頂戴した。/・・・皆様のご配慮ご活躍感謝です。
2024.07.20
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令和6年6月13日(木) 第168回 7名全員出席会場手配紫泉 句会進行正人 事務局孝之兼題 燕の子、蝸牛、席題 花石榴 (当番 孝之)〇 花石榴晩学という道の果 孝之 霊魂を賜りて萌ゆ花石榴 紫泉 町内の駄菓子屋のぞく燕の子 ひろし 日めくりに記すあぢさゐ色の彩 長世 普段着の装ひあらた茄子の花 長世 Tの句 木漏れ日にほのかな香り茄子の花 過ぎし日はみな美しく燕の子 余白の美求め続ける蝸牛 やさしさの移ろふ色や七変化 雨受けて心深まる花石榴 *全員出席、皆さま、元気に参加され充実した句会、嬉しい限りです。
2024.06.14
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令和6年5月16日(木) 第167回 6名出席((紫泉欠席投句)会場手配紫泉 句会進行正人事務局孝之兼題 穴子、更衣、席題 東 (当番 正人)〇更衣九十路はじめのきのうけふ 正人 湖わたる潮の匂ひや更衣 ひろし 東より明かり授かる一番茶 正士 穴子焼く香りが良くて酒待てず 正人 鳥曇何処かが揺れてゐる地球 紫泉Tの句 娘来て励まされつつ更衣 夏草の恨み秘めたる庭手入 取り立ての独活つまみつつ酒すすむ 東方弾むリズムのつつじ坂*京鹿子誌の課題句募集(詳細5月号24ページ参照)の件。*句会後の話題としては、投句内容の確認や各自それぞれのユニークな健康管理の苦労話など笹鳴句会の絆を感じるものでありました。
2024.06.05
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令和6年4月18日(木) 第166回 7名全員出席会場手配紫泉 句会進行正人事務局孝之兼題 石鹼玉、蝌蚪、席題春土用 (当番 正人)〇新調の服も帽子も春うらら 長世 石鹼玉追ひかける子の明日映り 正士隣家よりゆらり舞ひ込む石鹼玉 紫泉 水の底蝌蚪の学校はじまりぬ 正人心字池神のギフトか蝌蚪に足 紫泉Tの句 揚げ雲雀水音残し遠ざかる シャボン玉交はり合ひて薄模様 朝まだき石楠花群れて咲き誇る 崖の道小さき流れに蝌蚪の群 人も惜し人も恨めし春土用*全員出席の楽しい句会でありました。句会終了後、写俳集第6号を発行された満水氏を迎え、久し振りに懇談、お互いの健康とお互いの一層の健吟を願って楽しく終了しました
2024.04.22
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笹鳴句会 令和6年3月21日(木) 第165回 6名出席((欠席投句紫泉) 上野文化会館会場手配紫泉 句会進行正人 事務局孝之 兼題 春の泥、椿、席題 あたたか(当番 正人)〇自助共助公助の順とあたたかし孝之 落椿雨浴び真紅産れをり正士 和歌愛でる言葉移らば水温む 正士 孫来たる暖かさ背にやってくる 正士 春泥やゆっくり歩き今を生く 紫泉 Tの句 まだ美しき椿落とせる風つよし あたたかや誘われ来る崖の道 金利ゼロ刮目相待春の闇 回想す母校にいたる春の泥 掻い潜り枝先狙ふ春の鳥会員の健康を感謝しながらの楽しい句会、長世先輩のお元気に励まされています。
2024.03.29
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令和6年2月15日(木) 第164回 7名全員出席会場手配紫泉 句会進行正人事務局孝之兼題 春時雨、白魚 席題 蕗味噌(当番 ひろし)〇末黒野の戦後の景気ブギウギと 孝之 いと眩し目覚めの景色春時雨 孝之 蕗味噌や織部の小鉢よく似合ひ 長世 信じてる信じてゐない春時雨 正人 採れたての浜の白魚踊り食日 長世Tの句 蕗味噌や誰の奏でるあの民謡 師の文字に書のいのち見る春時雨 能登地震爪あときびし睦び月 枝の先雨滴加はり梅開く 白魚のひらめく姿ふとなごむ高得点句:「冨嶽かな雲は春を持ちあげて 紫泉」でしたなお、令和6年1月19日(金) 第163回は 6名出席で盛会裏に開催されました( 欠席武正 )
2024.02.21
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令和5年12月21日(木) 第162回 5名出席 (欠席長世氏 紫泉氏 )会場手配紫泉 句会進行正人 事務局孝之兼題 行く年 千鳥 席題 冬帽子(当番:武正)〇行く年や終止符の無きあれやこれ 孝之 いちどきに何処へ向かふ夕千鳥 正士 黎明の庭に笹鳴き予兆めく 孝之 冬帽子人生の坂登りつつ 正人 冬帽子深々かむり郷里帰り ひろしTの句 夕茜浜にたゆとふ千鳥かな 風花や訃報に学ぶ友の日々 年移りいのちがすべてガザの街 幼な子を抱つこし揺らす冬帽子 行く年にまだついて来ぬわがこころ(その他メモ):長世氏からはクリスマスカード送られてきました、次回の句会を楽しみに。元会員のT・Y氏、現在も俳句会で活躍中、12月角川俳句では2句が佳作収載、一層のご健吟を祈ります。
2023.12.23
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令和5年11月16日(木) 第161回 5名出席(欠席長世氏正人氏 会場手配紫泉 句会進行ひろし 事務局孝之 〇冬はじめ認知症と旅に出る ひろし 腫瘍消ゆトンネル抜けり秋の空 正士 天草や仲良し身振り 案山子里 正士 切れ味を大根に試す包丁研ぐ 正士 七五三母の記憶にゐる私 紫泉 Tの句 出展しひとまず安堵冬日和 千切りの酢和え味わひ酒を酌む 寂しさもすこしあるらし七五三 例年の町会行事落葉掃き しぐるるや旅行案内メール来る 当日は、京鹿子東京支部長の紫泉氏による多忙な近況報告や、京鹿子誌の歴史、わが笹鳴句会との関連など思い起こしつつ、各自の俳句論を展開し楽しい句会でした。
2023.11.17
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令和5年10月19日(木) 第160回 6名出席 会場手配紫泉 句会進行正人兼題 百舌鳥(鵙) 蔦 席題 文化の日(当番:紫泉氏)〇百舌鳥猛る夫の忌近し備忘録 紫泉 屋形船座椅子にもたれ月見かな ひろし 文化の日九十歳は屈伸す 正人 銀杏の強き残り香踏み帰る 紫泉 蔦紅葉穂高山肌埋め尽くす 正人Tの句 蔦紅葉そっと指差す案内人 空見すえ鬼気迫るごと鵙の声 十月や出会いの御縁社友会 朝風に競ひて咲くや曼殊沙華 文化の日無差別爆破もうやむか*長世氏渡米のため欠席、旅のご平安を祈ります*京鹿子誌10月号「野風呂続俳諧日誌」につき元橋氏より有意義な話題提供ありました(詳細省略)。
2023.10.20
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令和5年9月19日 第159回 7名全員出席 会場手配紫泉 句会進行正人兼題 秋扇 撫子 席題 秋の空(当番:正人氏)〇戸を叩く音も詩なり秋扇 長世 塩瀬の帯胸もとに挿す秋扇 紫泉 「あれ」に酔ふ寒気の秋や甲子園 ひろし 撫子や可憐な少女ほどの色 紫泉 たのしみは今宵お目当て月見酒 長世Tの句秋麗ら「アレ」達成のタイガース 能面に何を秘せしや秋扇 秋日和嬉しき出会ひわが句会 亡き母もこの撫子を眺めしや 先師らの墨跡展や秋の空七名全員揃っての対面句会(七人の侍の声あがる)。長世氏ご健勝嬉しい限りです、佳句ぞろい人気最高です。七人とも其々が活発に発言され充実した句会です。コロナ禍もも落ち着いてきたし三密など十分留意しながら対面句会継続したいものです。
2023.09.20
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令和5年7月20日 第158回 5名出席(紫泉、長世欠席投句) 会場手配紫泉 句会進行正人兼題 扇風機 仙人掌 席題 涼し(当番:正士氏)〇花仙人掌うっぷん晴らす針の山孝之 父老いて灯の涼しさをこぼしけり ひろし 共に持ち会話の長き扇風機 正士 人気無き闇へ首振る扇風機 長世 下町の後継ぎの味泥鰌鍋 孝之Tの句 風呂上り出番待ちたる扇風機 風涼し庭園小径影動く この仙人掌葉と棘そして友の顔 レシピ見て梅ジャム仕込む老夫婦 星月夜友の詩集を読み耽る欠席投句もありましたが、七人皆ご健在なによりです。絆の深い会員同士、対面句会の良さをしみじみ感じます。8月は休会、次回は9月句会を待ちます。
2023.07.21
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令和5年6月15日 第157回 7名出席 会場手配紫泉 句会進行正人兼題 若竹 老鶯 席題 梅雨出水(当番:梅原)〇俺は俺君は君なり今年竹 正人 老鶯の辛夷聞かせし年の功 孝之 音もなくはらり皮とく今年竹 紫泉 老鶯や人を慕ひて泣いてをり 正人何事も過度は危ふし梅雨出水 孝之最高点 角打ちの席は満員走り梅雨 長世Tの句老鶯の問ふコロナ後の進む道 額の花庭生垣の役目かな 空青く威風凛凛今年竹草刈りて活気戻せるわが狭庭 梅雨出水青春の頃呼び起こす七人皆ご健在なによりです。対面句会の良さをしみじみ感じます。 京鹿子誌6月号 英華採集に元橋孝之句「動に隙静に隙なし地虫出づ」 支部だより・上野紫泉支部長「東京支部三月特別句会(3月19日於東京ガーデンパレスホテル)の寄稿記事掲載。ご活躍、ご尽力 我々の大きな支えとなっていることご縁を感謝。
2023.06.16
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令和5年5月17日 第156回 7名出席 会場手配紫泉 句会司会正人兼題 八十八夜 祭 席題 新緑((当番:長世氏)〇みな寄りて化粧直しの祭り人 正人 夕支度急か急かされる祭り笛 正士 八十八夜味噌がよし回鍋肉 正人 健勝や八十八夜の茶飲み友 長世 支え合ひ幾十年の母の日や 正士Tの句 九条を学ぶ八十八夜かな 雨やみて新緑すでに宵化粧 祭り笛人垣作り灯の明り とっぷりとわが身を浸す菖蒲の湯*京鹿子誌夏季吟旅(熱海・大室山の件 東京支部長上野紫泉氏ご尽力(詳細:略)*日本陶芸倶楽部チャリティー作品発表会出品の件 宮永長世氏よりご連絡*笹鳴句会平成4年度会計報告の件 元橋孝之氏より提案がなされ全員の了解を得たコロナ禍も第五類移行 従来通り衛生管理徹底しつつ句会を行うことを確認した。七人全員出席 全員の一層の健吟を祈り)つつ句会を終えました。
2023.05.18
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令和5年4月20日 第155回 7名出席 会場手配紫泉 句会司会正人兼題 杉の花 春惜しむ 席題 色彩〇色彩の目にもあざやかつつじ咲く 長世 浅草の力車に揺られ春惜しむ 長世 今は無き朋の色恋春の宵 ひろし 花筏堰に崩れる夢の跡 正士御開帳米寿の盃を受けにけり ひろし Tの句 一斉に出番迎えし杉の花 庭石に視線をそらし春惜しむ 石楠花や日毎に映えるグラデーション 春の塵ひとつひとつに縁あり 席上、長世氏より京鹿子誌令和4年8月号掲載の元橋孝之氏の「杉の花せめぎあう間の盾と矛」の紹介があり活発な議論がなされた。長世氏、今日笹鳴句会の高得点句もいくつかあり長老のご健在ぶりに感銘しました。7人全員出席の句会、一人一人の一層の健吟を祈りつつ句会を終えました。
2023.04.21
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令和5年3月14日 笹鳴句会第154回 5名出席2名欠席投句紫泉正士兼題:田螺 根分け 当日席題出題者孝之・風 於・東京文化会館(上野)〇根分けして明日の夢見る鉢選び 長世 仄暗き江の島岩屋東風の波 孝之 重荷負ひこゑなき民や田螺鳴く 孝之 過去永き未来短し山笑ふ 紫泉 泥沼や幼き頃のたにし取り ひろしTの句 そこここに安らぐ気配春の風 行く先は非情な戦地鳥帰る 畦道を幼馴染と田螺取 隣人へ声響かせて菊根分け*桜の開花が報じられています。今回の句会、先輩長世さんの「鉢選び」の佳句最高得点句でした。陶芸の大家として、根分けと鉢植えの絶妙な対応の技をみごとに表現されていると思いました。一層のご健吟を祈ります。
2023.03.16
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令和5年2月16日 笹鳴句会(153回)7名出席 於:東京文化会館(上野)兼題・冴え返る バレンタイン 当日席題出題者紫泉・梅 高得点句「魁けて梅一輪の心意気 長世」6点『梅日和「徹子の部屋」の生き字引 孝之』5点「生きること極めて楽し探梅す 正人」5点Tの句夕映えの白梅うたふ垣根越し 冴え返りきしむ音する夜更けかな寒卵みなそれぞれの味くらべ バレンタイン上乗せにしてお買いもの
2023.03.08
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令和5年1月笹鳴句会(152回)於・東京文化会館紫泉特選 指折りて寒九の雨と覚えたり・正人 孝之特選 初風呂に浸りて卒寿恙無し・長世 長世特選 悪声もまた朗々と初鴉・正人 ひろし特選 初風呂に浸りて卒寿恙無し・長世 正人特選 日めくりの一訓念ず間の雨・孝之Tの句数の子に醤油ちょっぴり父譲りお降りに無聊の薄茶汲む夕べツーツツツ枯葉滑らす遊歩道夢に咲く庭一面の六つのコロナ禍の心托せし初便り
2023.01.24
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令和4年12月21日 笹鳴句会第151回 東京文化会館 6名 欠席投句1名(武正)兼題除夜の鐘 白菜 席題:空っ風(正士)紫泉特選 「休診」の墨書達筆空っ風 孝之孝之特選 空っ風われ下野の利かん坊 正士長世特選 一杯の紅茶沁み沁み除夜の鐘 孝之ひろし特選 綿入れに繋ぎ合わせの母を見る 正士正士特選 競馬場外れ馬券に空っ風 正人正人特選 三省し寡言沈黙除夜の鐘 武正Tの句白菜の芯も一役鍋料理 三省し寡言沈黙除夜の鐘 夜回りもチームワークのひと仕事 熱燗や夢を語りし里の友
2022.12.29
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令和4年11月笹鳴句会第150回 東京文化会館 5名 欠席投句2名(長世武正) 兼題初霜、柿落葉 席題:紅葉散る紫泉特選 紅葉散り漆黒の樹々輝きぬ ひろし孝之特選 紅葉散る眼科長椅子一つ増え 紫泉ひろし特選 オカリナに釣られ夢路や夜半の冬 孝之正士特選 想ひ出の旅の栞に柿落葉 長世正人特選 雲動き笑み顔見せし夕月夜 武正Tの句初霜や友の訃報をしみじみと 冬寒し受診する日の緊張感雲動き笑み顔見せし夕月夜 庭石に身を寄せてくる柿落葉
2022.11.22
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令和4年10月笹鳴句会 第149回 東京文化会館 7名兼題:秋の雨 栗 席題: 新酒(長世 出題) 〇 初物の栗飯先ずは御仏壇 孝之 献杯は句友持参の新走り 紫泉 新酒の香瑞穂の国の仕込樽 孝之 今もなお遺骨探索秋の雨 孝之 老たれば義理も欠くべし秋の雨 正人Tの句 小春日に静かに和む森の木々 落栗やあたり見渡す散歩道 句会史の絆深まる秋に雨 新酒酌み夢を語りし郷の友 *久し振りの対面句会 感染予防に留意しながら句会を続けたいものです*京鹿子誌10月号には、冒頭に東京支部50周年記念開催(上野紫泉支部長の言葉)、深悼伊藤孝介氏(元橋孝之氏投稿)、京鹿子吟旅の歴史(平成16年鎌倉)の笹鳴先輩を含む出席者名、秀句選抜(孝之)など笹鳴句会の面目躍如でした。
2022.10.25
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9月笹鳴き句会(ネット俳句)特選 杖頼み秩父巡礼秋深む ひろしこほろぎややや子の眠る部屋の隅 長世鰯雲あそび疲れの帰り路 孝之真夜仰ぐこほろぎリンリ交響す 紫泉はらからが逝きてちちろや一夜鳴く ひろしTの句 ちちろ鳴く青春の日々手繰りをり 正人孝之 鰯雲声かけ合ひし郷里の友 ひろし正士夕されば一日の栄華花木槿 正士孝之特 潜みたる時空隔てし木賊かな 8月休会 久しぶりのネット句会・対面句会の再会を望んでいます。
2022.09.23
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平成4年6月15日 笹鳴句会 東京文化会館出句6名((欠席投句長世、欠席・孝介) 席題「音に関すること」〇 雨音や母を偲びて筍飯 ひろし 真夜中の海の競演蟹の浜 長世 夏草や江の電の音振れてゆく 紫泉 卒寿まであと四年かな風薫る ひろし 牛乳を温めてをり桜桃忌 紫泉 Tの句 沢添ひに小石はずして蟹探る 下準備整え挑む夏の草 街騒やコロナ居坐る梅雨はじめ それぞれが生きるしあわせ夏木立
2022.06.17
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平成4年5月19日 笹鳴句会 東京文化会館出句7名((欠席投句2名長世、孝介) 席題「本に関すること」〇薄暑かな築地の町に灯が点り 正人 古書ばかり時代錯誤や秋隣 ひろし 筍を剥く時人は何思ふ 正人 母の日や母の二の腕触れてみる 孝介 薄暑かな色鮮やかな服を出す 紫泉Tの句 酒うまし月山筍に里偲ぶ たのしみは木々のリズムのある若葉 ほろ酔いの頬に清しき夕薄暑 頁繰る音響かせる夏の宵欠席投句 孝介さんリハビリ 長世さんアメリカ旅行先月に続いての句会。「夏の朝対面句会継続す」・・・の実感です
2022.05.25
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平成4年4月21日 笹鳴句会(上野・東京文化会館)出句8名 選句7名〇春昼や魔法の効かぬ大欠伸 長世 ブランコを漕ぎて夕陽を蹴飛ばしぬ 正人 春愁や荒ぶる国の民哀れ ひろし 空也像青葉の闇に逼りくる 正士 目覚め初め苺の花の小さい恋 孝之Tの句 花吹雪受けて歓声高まりぬ 鞦韆やコロナ蹴飛ばす子らの声花苺遠まわりして訪ねけり 夕桜けなげに咲くや田舎道久しぶりの対面の句会です。これからも、コロナ禍を踏まえつつ、感染留意して開催します。欠席投句、伊藤孝介さん入院のため。武正急用のため
2022.05.20
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平成4年3月ネット句会出句8名 選句7名◎吾が余生陽炎の中雲の中 長世望郷の心一途に花辛夷 長世若鮎の肝の甘さよ昼の膳 紫泉春泥や平和とほのく兵士の眼 孝之吟行の連れ朗らかに山笑ふ 長世Tの句 陽炎や背伸びしてみる散歩道 河底を鰭ふりのぼる小鮎列下萌えを狭庭の隅に探りけり あはれとも戦乱の危機春の闇
2022.03.20
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笹鳴 俳句ネット句会 令和4年2月平成4年2月ネット句会 8人参加◎ 新海苔の香り豊かに朝の膳 長世 年の豆ベランダ越しに中庭へ 孝介 斑雪軋みに耐える藪の中 正士 貯金箱の役目いたはり二月の夜 孝之 ゆく雲の秩父の里や春田打 ひろしTの句風つよし舟置き去りの春の波 一灯を点す裏道日脚伸ぶ 誕生日地産新海苔手巻き寿司 敷石を踏んで確かむ霜柱 (ネット俳句にて継続の句会です。各位の協力を頂き、感謝です。リアル俳句会を待ち望んでいます。)
2022.02.20
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令和4年1月ネット句会 8名参加◎蹲踞する姿凛凛寒椿 長世 冬眠といふやはらかき時間欲し紫泉 オペ終えてまなこにあかり小正月 長世 わざをぎのすみ透る声年明ける 正人 初寅の虎威のそらみみ寅さん道 孝之 Tの句 淑気満ち幽かに聴けり雨の音 正士特 新春展己居るかを問ふてみる正人孝之 年かはりデジタル化への道遠し 羽搏きて金柑の実を揺らしをり 今月も、高得点句の皆様流石でしたが、特に長世さんの佳句(蹲踞の句7点、オペの句4点) 等々には敬服です・・・一層頑張らねばと思いました。(コロナ禍で、感染再拡大中・・・出来るだけ早い時期の句会再開を祈念している日々です)
2022.01.23
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令和3年12月ネット俳句 8名参加 ◎ 開戦日光陰の矢や八十年 ひろし庭木の名思い出せずに今朝の冬 孝介熱燗や今日のひと日を締めくくる 長世移りきし終の棲家ぞ冬座敷 正人思ひ積む八重さざんかのネツト句会 孝之Tの句 冬天やリハビリもまた日課とす 熱燗に酔ふて愉快や里訛り客迎ふ段取り忘る冬座敷 冬枯や田畑の視野も広がりぬ全員参加の句会でした、一層の一層のご健吟を祈ります。遊太さんから岸上道也氏の訃報に対し哀悼のメールをいただきました。
2021.12.18
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令和3年11月ネット俳句 8名参加 特選 窓越しの窓越しのショパンのソナタ夕時雨 長世難病得策の日々や藷嵐 孝介亡き友へおもいはしらせ夕時雨 長世散策に二の足を踏む初時雨 孝介縁担ぐ農の名残の熊手持ち 正人Tの句 時雨るるや足の向くまま図書館へ 早々と遠目決めこむ酉の市 新時代COP26冬の虹 しみじみと句友を偲ぶ夕月夜訃報 岸上道也氏 10月22日ご逝去 ご冥福をお祈りします 笹鳴句会から香典をお送りしました
2021.12.13
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令和3年10月ネット俳句 ◎菊の花拈華微笑の言ひ伝へ 正人 故郷はいづくにありや鳥渡る 長世 冷まじや人身事故のアナウンス 孝介 わが詠みし月に捧ぐる句のありや 孝介 白装束秩父連山冬隣 ひろし Tの句 過疎の村人語を探る渡り鳥 いつのまに束ねられたる残り菊 散る芒見守ってゐる根無雲 活け終えて役目を果たす杜鵑草(9人投句 選句8名) 長世さんの句「渡り鳥難民は皆空仰ぐ」最高得点句 流石です!福田一夫氏と先日お会いし長世さんのこと話題にしました。
2021.10.24
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令和3年9月ネット俳句 (第138回) 投句選句9人全員 ◎矩踰えず一隅の無事花紫苑孝之 ほろ苦き秋刀魚の腸に灘の酒長世 寺に住み悟れぬままの吾亦紅正士 甘露かんろ薬師口癖白露かな道也 曼珠沙華浄土の風を受け咲くかひろし Tの句 皆揃うふ時間に合はせ秋刀魚焼く(正士) 玉をなす朝露木の葉撓みをり 俗塵を離れし小屋の紫苑揺れ(正人特孝之特) 濃き模様ひけらかし舞ふ秋の蝶 (ひろし正士) *投句の郵便使用者が出て集計に時間かかる由((やむを得ない) 全員参加が嬉しい
2021.09.23
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令和3年8月ネット句会(第137回)投句選句9人全員参加 ◎大西瓜赤きに刃たて快感 紫泉 自粛自粛五輪は花火打ち上げて ひろし 生身魂ぽつんと座る小さき肩 道也 「とど」演ず水族館の水花火 正人 つまくれなゐ昨夜の雨のひとしづく 道也 Tの句 遠方に煙雲揺らす大花1火 風音に聞き耳立てる苔の花 五輪了え何伝へるや赤き富士 深呼吸阿吽の合図西瓜割り((ひろし正士) 今月も9人全員参加された、各位の健康が嬉しい限りです。
2021.08.22
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令和3年7月ネット句会(第136回)投句選句9人 ◎大夕焼軽き会釈の一会かな 道也 向日葵や太陽電池あるのかも 長世 梅雨明やいつまで続く家こもり 長世 梅雨茫々信玄堤受けて立つ 正士 簾掛け来たる風情を待ちにけり 正士 Tの句 病棟の窓辺向日葵咲き競ふ 今朝もまた狭庭黙々草むしり 長恨歌音読するや夕焼雲 ガラガラのシャッター街や黴の色京鹿子誌7月号英華採集トップ選 蛍烏賊波打ち際の鬩ぎ合ひ(梅原ひろし)今年は4月号の疫病神巣穴蠢く冬の蟻(元橋孝之)に続く快挙。一層のご健吟を祈ります。
2021.07.19
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令和句3年6月ネット句会(第135回)投句9人選9人 (兼題:鰻 青蔦) ◎ 青蔦やがんじがらめの世の絆 孝介 今年また蚊を憎む日々始まりぬ 孝介 鰻焼く主の手許てきぱきと 孝介 三年は堪へてみせやう栗の花 孝之 水音の幹に大地に橅新樹 道也 Tの句 枝払ひ終えて見上げる青き空 青蔦や寂寞醸す一枝あり 夜半の夏夢の主役は郷里の景 師の笑顔ふと思ひ出し鰻食ふ 全員参加のネット句会で、会員の佳句を鑑賞出来て絆を感じています。
2021.06.20
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令和3年5月ネット句会(第134回)投句9人 選9人特選 床の間の鐘馗が睨む柏餅 長世 聖五月書架乱るるに任せけり 道也 転勤の荷に牡丹の一鉢も 孝介 こどもの日おもちゃは男女区別なし 正人 追憶を重ねて祝ふ子供の日 孝之T句 想い出の居場所懐かし子供の日 富貴草しかと伝へる己が色 薬剤の噴霧に蟻の列乱れ コロナ禍に憂慮広がる五月闇 (特記)長世さん五月二十五日~三十日開催の日本陶芸倶楽部会員チャリティー展ご出品の由(新宿柿傳ギャラリー)。なお、長世さんの柏餅の句、最高得点でした。
2021.05.24
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令和3年4月ネット俳句(第133回)投句8人選句8人 春の海地殻変動潜ませて孝介旅心地平線なき春の海 孝介どの顔も賢さうなる雀の子 正人青墨を購ふ店先や桜花散る ひろし軒瓦の藁の端端雀の子 孝之T 桜満つ礼拝堂を見上げゆく ひろし 孝之朝風にちまた行き交ふ雀の子ひろし恵みなる「光」と「灯」春の海 正人園児らの靴音刻む花の塵 最高得点5点 長世作「川沿いの江戸の小紋や花筏」 正人作「どの顔も賢さうなる雀の子」 コロナ禍第4波到来鮮明化。ネット句会の交わりに感謝。
2021.04.18
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令和3年笹鳴3月ネット句会(第132回)投句8人・選句9人 ◎ 菊根分父の諭しを押し退けて 孝之 初ひばり荒川縁の音楽室 ひろし なにもかも肥やしのたねに山笑ふ 孝之 雲雀鳴く生生世世の鐘の音 正人 山菜の籠を背中に山笑ふ 長世 T ふるさとの思ひ出つのる独活料理 暮れそめて雲雀一群飛び去りぬ 陽に向かふ凛々しきいのち君子蘭 やはらかき崖土崩れ山笑ふ
2021.03.21
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令和3年笹鳴2月ネット句会(第131回)投句9人・選句9人(全員参加感謝です) ◎人間の奥へおくへと野火走る 紫泉 高圧線の音と化す春一番 孝之 米寿越ゆ四温に伸ばす指のふし 道也 老いてなほバレンタインの胸騒ぎ 孝介 餘寒晴魚鱗の光る船溜まり 孝之 Tの句 ひとすじの煙ゆらゆら野焼道 がら空きの駐輪場に余寒あり 甘き実を只管狙ふ冬の鳥 ふるさとの山道閉ざす雪垂(しず)り
2021.02.21
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令和3年笹鳴1月ネット句会(第130回)投句9人・選句9人Tの選んだ句 〇特選 〇りゆうぐうの石持ち帰る今朝の春 長世 コロナ禍の令和の空に初明り 長世 いつもの木いつもの枝に初鴉 孝介 分断の国あらたまる小正月 長世 文字太く生きる力を書初めに 正士 T句 初雀躊躇ひつつも翅ひろげ 自由無碍ネットでつなぐ初句会 二度三度時計確かめ寝正月 千字文しまる墨色寒の入り(コロナ禍感染拡大の苦難の中、皆さんの協力でネット俳句を継続できた。全員の参加を嬉しく思う次第です。
2021.01.24
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令和2年笹鳴12月ネット句会(第129回)投句9人・選句9人 〇来し方が長篇になる冬帽子 ひろし 疫盛る地場の具材のおでん酒 孝之 雑念の夜や冬満月に一人立つ 紫泉 冬の蝶矢切の渡し波静か 道也 一人ゐてぐい吞みふたつおでん鍋 紫泉 T句 ブラームス聴けば窓辺に冬の月 冬の蝶ラストダンスの夢乗せておでん鍋話の弾む句有かな 残照に朱色対峙し紅葉燃ゆ [コロナ禍感染拡大の苦難の中、皆さんの協力でネット俳句を継続できた。全員の参加を嬉しく思う次第です。長世さんの佳句 コロナ禍の退散願ふ除夜の鐘 を紹介し句会報告とします]
2020.12.20
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令和2年笹鳴句会11月ネット句会(第128回) 〇 七五三羽織袴よ明日に立て 正志 宮の森祝詞の響く七五三 孝之 日本救ふ「毀滅の刃」秋猛ける 道也 初霜やオリンピックを待つ会場 孝之 初霜やきざはしを踏み外す老 孝之 T句 初霜に塗れて急ぐ男坂 晴れ着着て何を見据える七五三 翁の忌ネット句会の絆かな 枝の先まず確かめて柿を捥ぐ
2020.11.23
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令和2年笹鳴句会10月ネット俳句(第127回)投句9人・選句7人 〇 富士初冠雪われ八十五祝ぎたるや 道也 大関の至誠一貫秋の声 道也 咲き競ひ褪せ競ひする曼珠沙華 孝介 コロナ禍に負けじと街の体育祭 ひろし 伸ばす手の先一尺や烏瓜 孝介 T句 コロナ禍や拍手で締める運動会 硯辺に書のいのちあり秋の声 紫・孝之 窓覆ふ主自慢の青瓢 ひろし 数珠形に朱を深めゆく烏瓜 孝介
2020.10.24
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ネット句会 令和2年9月笹鳴句会 兼題:夜長、露草 令和2年笹鳴句会9月ネット俳句(第126回)選句8人ひろし投句無 〇 俳諧の初心に帰る獺祭忌 長世 銅窯は暗きに眠る長き夜 正人 句会中止まっ紅になりて酔芙蓉 紫泉 露草や下心なきど根性 孝之 夜長かな寝ながら読みの癖となり 孝介 Tの句 露草の端の靴あと見つめをり 孝之 古酒うまし六十年のわが句会 孝介 粛々とベールの包むからすうり 影収む残んの光夜長星
2020.09.20
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令和2年笹鳴句会7月ネット俳句(第125回)選句8人 〇花嫁の髪へ降りたつ天道虫 孝之 朱夏の風考に近づくわが齢 ひろし 江戸風鈴風に誘はれ吾子寝息 ひろし 左様ならを決めし心や風知草 孝之 朝顔の蔓の届かぬ宙の先 孝介 Tの句 梅雨の星名誉主宰の代代偲ぶ 紫泉 空占めて一期一会の揚花火 宵風鈴闇の膨らむ雨上がり◎正士 冷徹に風受け歩む天道虫 孝之 ネット俳句にて注力中 。長い伝統俳句のご縁を頼りに、何とか継続しようという全員の意気込みを頼りにしています。(*梅雨の星名誉主宰の代々偲ぶ 駄句ですが、京鹿子で長年お世話になった方のご逝去を偲んでよみました)
2020.07.19
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令和2年笹鳴句会5月ネット句会(通算 第123回) Tの句 会議終え皆の楽しみ穴子鮨 〇 戸惑ひのスマホデビューや明け易し 麦の秋ネット俳句の新趣向 風薫る声の便りの新任地 令和2年笹鳴句会6月ネット俳句(通算 第124回) Tの選句(9人投句‥選句7人参加) 〇 竹落葉次代へ繋ぐ時は今 孝之 源流を辿る足元著莪の花 孝之 えごの花隣人無口となりにけり 紫泉 ちち・ははに梅雨満月は色ともす 正士 梅雨寒や慣れぬ手つきのテレワーク 長世 Tの句 晩夏光ウイズコロナの道のほど 接客の雰囲気のままビール注ぐ 山道や社見あぐる著莪の花 蜥蜴の子襟を正して仲間入り (訃報連絡:京鹿子名誉主宰鈴鹿仁殿ご逝去 会として弔電ご手配いたしました。ご冥福を祈ります。)
2020.06.22
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加藤杉穂句集 「杉穂句集 昭和60年~ 」2020年1月吉日 発行者 加藤典久(ご長男)加藤宜子(御奥様) 加藤杉穂氏2019年2月ご逝去 享年89歳 われらが笹鳴句会の大先輩 2019年2月の笹鳴句会で梅原氏のご先導をいただき全員でご冥福を祈りました 2020年3月19日 笹鳴句会として10冊受領 受領のお礼奥様へ コロナ禍で句会開催できず、2020年4月 全員に配布し、全員謹んで受領したことの報告を奥様へ 各季(新年 春 夏 秋 冬)の最初の2句のみ書き写してみます。ささやかなご紹介として本日のメモとします。 全部で4354句の佳句ぞろいの貴重な作品集です。これからじっくり読ませていただきたいと思います。 新年 かがり火や 吾子の掌熱く 初参り 初凪や 水平線の ほころび来 春 ざわめきて 至芸の舞の 花ごろも 分校に ハワイの便り 草もゆる 夏 朝焼けは 放射雲海 吹きあぐる釣りあげし きす眩しくて 掌におどる秋 秩父路は 紅葉に染まり はぐれ鳥 落日の 駆けゆく野辺の 鳳仙花 冬 われも一人 墨絵のなかの 冬木立 スコップを 手に老夫婦 日記買ふ
2020.05.04
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