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2025年3月13日(木)、PET-CTの結果説明の日を迎えました。
どんな結果であっても受け止めようと覚悟はしていたつもりでしたが、胸の奥ではやはり不安が渦巻いていました。
診察室で主治医の先生から静かに告げられた言葉は、期待はしていたものの想定していた以上のものでした。
「完全寛解ですよ。」
その瞬間、自分でも驚くほど身体が震えました。
思わず両手を合わせ、深く頭を下げていました。
これまで支えてくれた家族、医療スタッフ、PT、OTの先生方、そして自分自身の身体に、言葉にならない感謝があふれました。
長い闘いの中で張り詰めていたものが、少しだけほどけたように感じました。
PET-CTでは、かつて胸椎周囲に強く光っていたリンパ腫の集積が消えていました。
これは「がん細胞としての活動性がほぼ消失した」ことを示し、医学的には代謝的完全寛解と判定されます。
私にとってこの結果は、単なる検査値ではありませんでした。
命を脅かしていた病気がコントロールされたという事実そのものが、何よりも大きな希望でした。
「まだ闘いは続く」と頭では理解していましたが、まずはこの瞬間を素直に喜びたいと思いました。
一方で、喜びと同時にもう一つの現実があります。
放射線治療や腫瘍の影響による脊髄障害は依然として残り、下肢の麻痺や強い痙性、排泄の課題が続いています。
PETがきれいになったからといって、すぐに歩けるようになるわけではありません。
がん治療のフェーズは一区切りつきましたが、今度は神経の回復と向き合う新たな闘いが始まりました。
それでも私は、この「命がつながった今」を出発点に、前へ進みたいと考えています。
これから私は新しいリハビリテーション病院へ転院し、最大150日間の集中的なリハビリ生活に入ります。
目標は一つではありません。
どれも簡単ではありませんが、少しずつでも確実に前へ進みたいと思います。
周囲の支えに感謝しながら、自分の身体と対話し、焦らず、しかしあきらめずに歩んでいきたいと考えています。
「完全寛解」はゴールではなく、新しい出発点です。
命がつながった今、私は自分の身体と向き合いながら、再び日常を取り戻す旅を続けていきます。
どんなに時間がかかっても、前を向いて歩き続けたいと思います。
それが3月13日にいただいた、もう一つの贈り物だと感じています。
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