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2023年08月25日
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スティーブン・キングの初期の短編小説集『深夜勤務』は、大好きな作品です。その中での目玉作品として扱われている「子取り鬼」が、ついに映画化されました。スティーブン・キングの初期の短編集からは、数多くの作品が映画化されています。今まで映画化されなかったのが不思議なくらいの傑作小説です。

 この作品は、当初はネット配信の予定でしたが、原作者のキングが映画を大変気に入り、自身が経営する映画館で上映することにしたのがきっかけとなり、全米でスマッシュヒットを記録しました。

 母の死により、悲しみに包まれたある一家。父親は家でカウンセラーの仕事をしています。そこへ不意に怪しげな男が訪れ、自分の子どもたちが次々に死亡し、自分に容疑がかけられたという悩みを語ります。父親が目を離したすきに、その男は死んでしまいます。自殺ということで片付けられましたが、どうもそうではないようです。悲しむ人に近づき、その家の住人を恐怖に落として愉しみ、人々を殺すブギーマン。2人の娘たちは「ブギーマンがいる」と言い始めます。

 高校生の長女が主人公として描かれるこの映画。ホラー映画ならではのツッコミどころは山ほどあるのですが、本当に怖いです。全編にみなぎる緊張感は「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」のようですし、こちらのほうがブギーマンに知性を感じさせるため、余計に恐怖をあおります。姿を現さないブギーマンがクライマックスで姿を現しても、「サイン」や「スマイル」のように興ざめしてしまうこともありません。

 原作は、アンハッピーエンドです。それを知っているからこそ、映画が終わるその瞬間まで、恐怖と緊張感がみなぎります。作り手の「怖ければ何でもあり」という気合いが感じられる力作です。





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最終更新日  2023年08月25日 21時33分37秒
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