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毘夷零

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2006.07.26
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カテゴリ: 井の中の家族
シンジは、その日も終電ギリギリで帰路についた。

会社に泊まりこむ事もざらだった。
家に帰ったところで、誰が待っている訳でもなく、
いつもの様にコンビニに寄って、遅い夕食を買って、家に向かった。

結婚しているが、仕事に没頭するあまり、家庭の事を疎かにした為、
奥さんは実家に帰ってしまった。

それから数ヶ月経っていたが、シンジは迎えに行く事もせず仕事に没頭していた。
なぜ奥さんが怒ったのか、なぜ実家に帰ったのかが理解できなかった。

自分は悪くないと思っていた。
だから、迎えに行く理由が無かった。
これで終わりになっても仕方無いとさえ思っていた。


ぼんやり歩いているとゴミ捨て場に妙なモノがあった。
じっくり見ると人間の脚のように見えた。

「ん?!」

近づいて見ると、女性が倒れていた。
シンジは吃驚して、抱き起こそうとした。
抱えてみて、見た目に比べて妙に重かった。
変な話し、触った感じにも違和感があった。
落ち着いて観察して見ると、どうやらそれは人形のようだった。

そこでハッとした。
「イブ1号・・・・」
シンジは半年くらい前にマスコミで騒がれていた騒動を思い出した。
確か、あの騒動の後、不法投棄が問題になっていた。
誰かが、イブ1号をここに捨てたようだった。










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Last updated  2006.07.26 13:05:39
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