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右往左往というのがあるが、日曜のフランス大統領第一次選挙結果をめぐってのテレビでの討論会がすごかった。
オニオンはフランス人が討論好きであるということを知っている。知ってはいても、今回のは結構激しかった。フランスのTF1(視聴率の最多な局で政府の息がかかったところ)では殆ど夕方はそのことばっかり。。しかし、20時のニュースの時刻までには一切の結果は発表してはいけないということになっていたので、外国局、つまりベルギーとかオランダの局で相当詳しく察知できていた。そもそもフランスは国土があちこちにあるせいで、時差があるからそう簡単に統計が出ない。今までは本土の時刻に合わせていたが、それでは海の向こうの領土がまだ投票を終える前にパリで結果が出るので、今回は本土より先に投票させたらしい。
その番組、始まる前から討論会は非公式に始まっていて、20時スタートとともに激しく言い合いになっていた。それぞれがしゃべり終わるまで待たずにどんどん攻撃は続く。。オニオンは最初の数値だけみてさっさと選挙のことに触れていない局へリモコンで指が痛くなるまで探して移り、そこで一本フランス映画ですでに見たモノを再度見終えてTF1へ戻った。ようやく討論会が終わりかけていた。というか、番組が終わりかけていただけで、討論は続いていたようだ。
フランス人は討議が好き、徹底的に話すのである。パーティーでは、酒が入るせいかすさまじい終わり方をすることがある。しかし、つかみあいの喧嘩というものではなく、あくまでも言い合いなのである。口でなら相手を傷つけないから事件にならないとか間違った理解からである。とんでもない、口の暴力のほうが傷が深いものである。
しゃべるの苦手な人は黙っているのだが、こちらでは沈黙は銅、雄弁が金であろう。。