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群馬・みなかみ藤原(標高700m)で2020年12月17日7時に積雪が202cmに達し、記録的な豪雪となりました。今冬、全国で初の2メートル超。12/13には積雪なしでしたが、あれよあれよというまに間断なく雪が降り15日には117cmの降雪があり、観測史上1位を更新。これほど大量になると歩道を確保するのも大変で、クルマの立ち往生、交通障害など雪害が発生しました。
藤原 降雪量 積雪(最大)cm
12/13 0 0
12/14 7 3
12/15 117 117
12/16 79 193
12/17 10 202 (7時まで)
●ドカ雪の原因は3つ
(1)日本海の海面温度が高い。秋田付近で15℃、能登半島付近で17℃。日本海の海面温度は概ね平年より1~3℃高い。
(2)大陸で生まれた寒気が流れ込む。大雪の目安は高度1500mで―6℃。その等温線は九州まで南下。また高度5500mの―36℃の等温線は関東まで南下。海面(15℃)と上空(-36℃)の温度差は50℃を超えます。年間通して一度あるかないかの非常に大きな温度差。この差が激しい対流を発生させました。差が小さければ対流は発生しません。日本海は熱せられたフライパンと同じ。高温で湿った空気は軽いから上昇。寒気は重いから下降。一斉に上昇流と下降流がぶつかれば行き場がなくなるのでお互いに譲り合ってできたのが筋状の雲の模様です。
(3)北西から流れ込んできた雪雲(筋状の雲)は能登半島で分流し北側に流れた雪雲が上陸すると地上の摩擦で進行方向の左にそれるため関東北部(群馬など)を狙い撃ちするようにドドドっと情け容赦なく同じ場所に流れ込むパターンが続きました。新潟県・高田平野に流れ込んだ雪雲は狭い低地や鞍部を南東へ移動しながら上昇し、群馬県北部に雪雲が集積しました。藤原の標高は700mで雪雲が地形によってさらに押し上げられ積乱雲が発達し、雪の元となる氷晶が量産されました。また平均気温が-4度前後で雪の降りやすい条件がそろいました。
日本海の相対的な高温、大陸からの寒気、地形(風向)
の3つの条件がすべてそろったのが群馬北部と新潟の魚沼方面でした。同じ群馬でも前橋は積雪なしですから局地的なドカ雪といえますね。
12/1、7今朝の衛星写真によると雪雲は東北南部に移動していますから、今後、山形の肘折などは注意が必要になるでしょう。
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