米ワーナー・ブラザース・ピクチャーズが現地時間20日、人気SF映画『マトリックス』シリーズ第4弾の製作を正式発表した。第4弾には、シリーズ3作品で主人公ネオを演じたキアヌ・リーヴスと、ヒロイン・トリニティ役のキャリー=アン・モスも出演。シリーズを手がけたラナ・ウォシャウスキーが監督・脚本・製作総指揮を担当する。
【画像】空も飛べた!キアヌふんする主人公ネオ
マトリックス リローデッド (2003)
『マトリックス』(1999)は、自分の生きる世界が機械の見せる仮想現実だと知った天才ハッカー・ネオ(キアヌ)が、人類の救世主として戦いに身を投じるSFアクション。革新的な映像やカンフーアクションなどが話題となり、『マトリックス リローデッド』(2003)、『マトリックス レボリューションズ』(2003)と続編が製作されている。
米ワーナー・ブラザース・ピクチャーズのトビー・エメリッヒ会長は、各メディアに宛てた声明で「ラナ(・ウォシャウスキー監督)と再び『マトリックス』の世界に入れることに、とても興奮しております」とコメント。再びシリーズを指揮するウォシャウスキー監督について「ラナは、明確なビジョンを持った並外れたクリエイターです。彼女が『マトリックス』ユニバースの新たなチャプターとなる作品の脚本を執筆、監督、プロデュースすることにとても興奮しています」と期待を寄せている。
またウォシャウスキー監督も、声明の中で「私と妹リリーが20年前に模索したアイデアの多くは、より現代社会に近いものとなっています。おなじみのキャラクターを呼び戻せること、素晴らしき友人と再び仕事ができることに感謝しています」と心境を明かしている。
米ワーナー・ブラザース・ピクチャーズとヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズが製作を担当する第4弾の全米公開日は現時点で不明。なお、Varietyは同作の撮影が2020年初頭にスタートする可能性があると報じている。(編集部・倉本拓弥)
米映画会社ワーナー・ブラザースは20日、SF映画「マトリックス」シリーズの4作目を製作すると発表した。主役の天才ハッカー、ネオ役にキアヌ・リーヴスが、トリニティ役にはキャリー・アン・モスが、再び起用される。
ラナ・ウォシャウスキー氏が、脚本、監督、製作総指揮を担当する。1999年の第1作「マトリックス」を皮切りに公開されたシリーズ3部作では、妹リリーと共に監督と脚本を担当してきた。
ウォシャウスキー氏は20日、「自分の人生に、あのキャラクターたちが戻ってくることがとても嬉しい。すばらしい友人たちと再び一緒に働くチャンスをいただき、感謝します」と、喜びの声明を発表した。
同氏は、「20年前にリリーと私が模索した、私たちの現実に関するアイデアの多くは、今では前よりもっと現実との関連が深まっている」と述べた。
「並外れた独創的」な監督
ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・グループのトビー・エメリック会長は、同シリーズがスクリーンに戻ってくることについて、「最高に興奮している」と述べた。
「ラナは本物の、先見の明の持ち主で、並外れて独創的な創造力の映画人だ。ラナがこの最新作で脚本、監督、製作総指揮を担当するので、我々はわくわくしている」
シリーズ3部作は世界的ヒット
同シリーズ3部作の世界累計興行収入は、10億6000万ドル(約1130億円)を超える。
20年前に公開された1作目では、人類が実は仮想現実の中に捕らわれていることを、キアヌ・リーヴス演じる「ネオ」が仲間と探り出す。世界的な大ヒット作となり、「マトリックス リローデッド」、「マトリックス レボリューションズ」とシリーズが続いた。
シリーズ第3作の「マトリックス レボリューションズ」は、ハリウッド映画としては初めて、世界同時公開された。
2017年以降、シリーズ第4作の製作が噂されていた。当時は、ワーナー・ブラザースが「製作立ち上げの初期段階にある」と報じられていた。
(英語記事 The Matrix returns for fourth chapter)
革新的な視覚効果で映像革命を起こした、俳優キアヌ・リーヴス主演のSFアクション映画『マトリックス』シリーズ。1作目の公開から20年の節目に、米ワーナー・ブラザースが第4弾を正式発表した。ネオ役のキアヌとトリニティ役の女優キャリー=アン・モスの続投が決まっているという。Varietyやcomingsoon.netなどの海外メディアが報じた。
人口知能と戦う未来の人間に“救世主”として選ばれた現代のコンピュータープログラマーでハッカーのネオ/トーマス・アンダーソンが、ヴァーチャル空間で闘いを繰り広げるSFアクション『マトリックス』。第4弾の監督はシリーズを通してメガホンを取ったラナ・ウォシャウスキー(前ラリー・ウォシャウスキー)が続投する。ウォシャウスキー監督は海外ドラマ『センス8』のアレクサンダル・ヘモン、映画『クラウド アトラス』の原作者・デイヴィッド・ミッチェルと共に脚本を執筆する。
SNSをやらないキアヌからはコメントが出ていないが、キャリーは自身のインスタグラムにニュースを伝えるVarietyオンライン版の見出しのスクリーンショットを投稿。「感謝と興奮でいっぱい」とコメントし、再びトリニティを演じることを喜んでいる。
『マトリックス』シリーズでは俳優のローレンス・フィッシュバーン演じるモーフィアスが欠かせないが、ローレンスの続投は伝えられていない。また、ウォシャウスキー監督と共に、三部作でメガホンを取った妹のリリー・ウォシャウスキー(前アンディ・ウォシャウスキー)監督の名前も上がっていない。
情報筋の話では、第4弾は2020年前半に制作が本格始動するとのことだ。また、1作目が2019年に製作20周年を迎えたことを記念し、9月6日から2週間限定での『マトリックス』4D上映が決定している。
ラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟(現ラナ&リリー・ウォシャウスキー姉妹)が手がけた大ヒットSFシリーズ『マトリックス』。俳優キアヌ・リーヴスが主演を務める前にネオ役をオファーされていた俳優のウィル・スミスが、出演を断った理由を分かりやすく説明した。ウォシャウスキー兄弟の売り込みが“下手”だったらしい。
自身のYouTubeチャンネルで、分かりやすく理由を説明したウィル。「誇りに思っていないが事実だ。俺は『マトリックス』のネオの役を断った」と切り出すと、『インデペンデンス・デイ』の後に別のエイリアン映画はやりたくないと、『メン・イン・ブラック』の出演も当初は断ったそうだ。すると製作総指揮を務めたスティーヴン・スピルバーグ監督から、真剣で説得力のある売り込みを受けてOKしたという。
その後、当時はほぼ無名のウォシャウスキー兄弟から『マトリックス』出演依頼を受けたというウィル。2人は天才であることを証明したが、売り込みではそれを感じさせなかったという。ウィルは「格闘シーンを想像してくれ。君がジャンプすると、宙で止まるんだ。みんなは君の姿を360度見ることができる。君が宙で止まっている時にね。…その姿を360度で見られるカメラを作るんだ」と、当時のウォシャウスキー兄弟の話し方をマネて、斬新なCGと撮影テクニックで後のアクション映画に多大な影響を与えた『マトリックス』の有名な格闘シーンを説明されたことを振り返った。
さっぱり意味が分からず、「なんだ、こいつら」的な表情を2人に向けた様子のウィル。「それで俺は『ワイルド・ワイルド・ウエスト』にした」と、不発に終わった作品名を挙げた。何とも言えない表情で「誇りに思ってないよ」と言うが、自分が『マトリックス』に出演していたら、うまくいかなかったと確信しているらしい。
「キアヌもローレンス・フィッシュバーンも完璧だった」とウィル。自分が黒人なので、モーフィアス役はローレンスではなく白人のヴァル・キルマーになっていた可能性を語り、「俺が出演していたら台無しにしていた」と語っている。
キアヌ・リーヴス主演の大ヒットアクション『ジョン・ウィック』続編のプレミアが現地時間1月30日に米ロサンゼルスで行われ、同作でキアヌと共演するローレンス・フィッシュバーンが出席、さらに女優のキャリー=アン・モスもゲストとして姿を見せ、一世を風靡(ふうび)したSFアクション『マトリックス』(1999)のプチ同窓会が実現した。
『マトリックス』は、謎の男モーフィアス(ローレンス)から、自分たちの生きる世界は機械が生んだ仮想現実だと知らされたすご腕ハッカー、ネオ(キアヌ)が、トリニティ(キャリー=アン)ら仲間たちと共に、人類の救世主として戦いに身を投じる姿を描いたSFアクション。日本のアニメやSF小説などの影響を巧みに取り込んだ哲学的な物語と、カンフーなど東洋テイストを積極的に取り入れたアクション、革新的な映像表現が話題を呼び、現在も熱狂的な支持を得ている。
この日、『ジョン・ウィック』続編の海外公式Twitterでは、プレミアで再会した3人の写真と共に「ネオ、トリニティ、モーフィアスの『マトリックス』同窓会!」とツイート。懐かしのトリオにファンからは「マジで泣いてる」「『マトリックス』が18年前とか信じられない」「トリニティがぜんぜん年をとってなくて驚いてる」など驚きと感動の声が続々と寄せられている。
『ジョン・ウィック』は、引退したすご腕の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ)が、亡くなった妻から贈られた犬を殺したマフィアを血祭りにあげるスタイリッシュアクション。続編では舞台を前作のニューヨークからローマに移し、暗殺者ギルドの元同僚との約束を守るため、引退の身から再びカムバックしたジョンが世界的な暗殺者たちとの戦いに身を投じる。(編集部・入倉功一)
監督
チャド・スタエルスキ
デヴィッド・リーチ(クレジットなし)[1]
脚本
デレク・コルスタット
製作
ベイジル・イヴァニク
デヴィッド・リーチ
エヴァ・ロンゴリア
マイケル・ウィザリル
製作総指揮
キアヌ・リーブス
出演者
キアヌ・リーブス
ミカエル・ニクヴィスト
アルフィー・アレン
エイドリアンヌ・パリッキ
ブリジット・モイナハン
ディーン・ウィンタース
イアン・マクシェーン
ジョン・レグイザモ
ウィレム・デフォー
音楽
タイラー・ベイツ
ジョエル・J・リチャード
撮影
ジョナサン・セラ
編集
エリザベート・ロナルズ
マトリックス
The Matrix
The-matrix-logo.svg
監督
ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー[1]
脚本
ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
製作
ジョエル・シルバー
製作総指揮
バリー・M・オズボーン
アンドリュー・メイソン
ラリー・ウォシャウスキー
アンディ・ウォシャウスキー
アーウィン・ストフ
ブルース・バーマン
出演者
キアヌ・リーブス
ローレンス・フィッシュバーン
キャリー=アン・モス
ヒューゴ・ウィーヴィング
ジョー・パントリアーノ
グロリア・フォスター
音楽
オリジナル
ドン・デイヴィス
ロブ・ドーガン
ジャック・デンジャーズ
チノ・モレノ
ハイブ
非オリジナル
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
マドンナ・ウェイン・ギャシー
ステファーヌ・グラッペリ
リーアム・ハウレット
ハリー・ジェイムス
グラント・マーシャル
撮影
ビル・ポープ
編集
ザック・ステンバーグ
俳優[編集]
9歳のとき、演劇『くたばれ!ヤンキース』で舞台出演した。本人は少年時代を振り返り「僕はサニー・チバ(千葉真一)の映画とともに育ったようなものなんだ」と語っている[2]。この頃の影響がアクション映画への思い入れとなっていく[2]。
1989年に主演を務めたコメディ映画『ビルとテッドの大冒険』がヒット、続編も制作され、キアヌは「テッド役の10代の俳優」として世間に認知されるようになる。1991年には親友のリヴァー・フェニックスと共に『マイ・プライベート・アイダホ』に出演した。
1994年の映画『スピード』の大ヒットにより国際的スターとなった。続く『スピード2』にも出演オファーがあったが、『ディアボロス』と『死にたいほどの夜』に専念するために断った。
1999年の映画『マトリックス』が世界的に大ヒットし再ブレイク、3部作に主演し、人気を不動のものとした。
2014年に米中合作映画『ファイティング・タイガー』で出演するとともに監督デビューした[3]。
概要[編集]
本作は俳優キアヌ・リーブスにとっては主演ばかりでなく、初めて映画監督として映画の演出を務めた作品である。
制作はアメリカ側はキアヌ・リーブスの代表作『マトリックス』を手掛けたヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズとユニバーサル・スタジオ、中国側は国営映画会社中国電影集団(英語版)と万達電影。主役の一人はマトリックスでキアヌ・リーブスと共演したタイガー・チェン、アクション・ディレクターはマトリックスでアクション指導を行ったユエン・ウーピン[2]。
日本では、当初劇場公開はされずに『キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー』という邦題でソフト発売のみが予定されていたが、その後期間限定で劇場公開されることが決定した[3]。
ファイティング・タイガー
Man of Tai Chi
監督
キアヌ・リーブス
脚本
マイケル・G・クーニー
製作
レモア・シヴァン
製作総指揮
チャン・ダーシン
ハン・サンピン
出演者
キアヌ・リーブス
タイガー・チェン
イコ・ウワイス
カレン・モク
サイモン・ヤム
音楽
チャン・クォンウィン
撮影
エリオット・デイヴィス
編集
デレク・フイ
製作会社
中華人民共和国の旗 中国電影集団
中華人民共和国の旗 万達電影
アメリカ合衆国の旗 ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ
アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・スタジオ
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