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2016年02月04日
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テーマ: 今日の体調(3643)
カテゴリ: がん(闘病)
がんセンター(消化器内科)へ行って来ました。

消化器内科の待合室へ行くと意外と空いていて、私の番号表示の前に1人(11:30)のみ。13:00台は私だけ。
あれ?他の患者は診察もう終わったの?
H医師を待たせてしまったのかも…と思っていましたが、呼ばれたのは14:00でした。
いつも名前で呼ばれるのですが、初めて大きな画面に私の番号が表示されて呼ばれる。

診察室に入り「今年も宜しくお願いします♪」と挨拶。
バルーン治療後の痛みと今の状態を話しました。
12月のバルーン治療時の画像では患部が深く切れていて、そこに注射をし、ヘラクレスバルーン(他のバルーンより硬い)は15~18mm膨らませることができ最大ガチーンとやってくれたそうです。

「次の診察はどうしようか?いつにする?」となり、「3~4ケ月延ばしてイイですよ♪先生、居ますよね!」と確認すると…

H医師:「実は…居ないんですよ。3月で辞めるんですよー」

私:「えっ!?」
  私から確認はしましたが、いつも”居るよー”と答えてくれていたのに、これって冗談?
  頭の中が混乱…

H医師:「実家の跡を継ぐことにしました。〇〇で診療所をやっているんです。恥ずかしいんですが、父が80歳で診療所をやっていて、倒れる前に継がないと。自分の受け持っている患者さんを連れて行く訳じゃないし…本当は行きたくないんだけどね。週に2回は近くの病院で働くつもり。診療所に医者が2人ずーっと居る必要ないし。僕も生活があるから稼がないとね。診療所はもう古いから立て替えしようかどうしようか。お金掛かるし~」
  えっ?診療所…先生のお父さん医者だったんだ…
  って、80歳?現役ギリギリって感じがするんですけど!
  〇〇は地名です。県内だけど田舎で遠い。
  週2の非常勤、私がお世話になっている耳鼻咽喉科(クリニック)の先生も非常勤やってるから分かる。

私:「えっ、〇〇遠いよーーーー 先生は48歳でしたっけ?」


H医師:「49、49だよ!開業を始めるなら30代~42歳位迄が適齢なんだよね、普通。遅いんだよ~本当は7年前に辞めようと思ってたんだけど、ずるずる来ちゃってて。」
  年齢をなぜ強調する?(笑)
  いや~2人共もう限界の年齢だったとは…
  うん、分かるよ。継ぐには遅かったってことが。
  7年前…私の主治医が辞めさせられた時、H医師も確かに辞めようとしていました。 



H医師:「(笑) うちの奥さんが看護師で、既に実家へ週2回行ってるんだよ。ここ、県立って安いんだよね(笑)生活あるからね。診療所もスタッフが居るからね。」
   奥様が看護師さんであることは知っていたが、もう体制は作っていたんだ…

私:「あ~安いのね…(下の)お子さん、高校生くらいですよね?皆で引っ越すんですか?」

H医師:「そう、高校生。診療所の横を増築してそこに僕だけ住もうかな。」

私:「はっ?別居!?それはいけないよ~マズイって。」

H医師:「大丈夫だよ。(奥さんには)週に2回会うし。」
   そうだよねーって、子供は、子供!

私:「患者さん皆に辞めること言ってるんですか?」

H医師:「11月に辞めることを決断したんだけど、その時は誰にも言わなかったんだよ。全員には言ってないよ。長く診ている患者さんにはこうやって(診察時に)言ってるよ。受け持っている患者さんは1年後に診察の人が多くてねー次診察に来たら“居ない!”ってなるのは”いや~ごめんなさい!”になるんだけどね(テヘペロ・笑)」
  うん、分かるよ。頻繁に診察していない患者さん1人1人には言えないです。ハイ。
  昨年H医師が突然診察日に休んだことがあり、いつも金曜日が治療日だったのに12月は金曜は居ないから水曜にバルーン治療となり、準備はもう始まっていたのかも…

H医師:「喉、治せなくてごめんなさい。食道は吸収型のステントが開発されたりして進んでいるけど、喉はなかなか進まないんだよね。もうちょっとしたら医療が進んで何か出てくるかもしれないから頑張って。(バルーンが)簡易に出来ればイイんだけれどねー」

私:「いやいやいやいや、私が無理(邪道)な手術をお願いしたからです。」
   先生は悪くないですよ!

H医師:「次の診察どうしようか?K先生はバルーン治療を結構数やっているからK先生に引き継いでもらうね。大丈夫だよ。優しいし、カッコイイし。」

私:「H先生が一番ですよ!」
  顔が!いや、そうじゃなくて、治療の腕が!


混合診療の話もされたH医師。
辞める理由を自分に言い聞かせているところもあった気がしました。
いろいろ話している途中で、「そうそう…名刺も作ってて“仮”なんだけどね。」と言って、名刺を頂きました。
住所を見た私はすかさず「遠いって!」とひとこと。そして、“仮”とか問題じゃないです。

H医師にもう会えないことがショックなんですよ…
気さくに話してくれるし、これから安心して治療が出来ない…
長くH医師に診てもらっているから、信頼感が強過ぎるんです。
主治医の退職の時もそうだったなぁ…
溜息しか出ないよ…
H医師にとってこの決断は最後の(?)親孝行だからね。
笑って、“今迄ありがとうございました!”と言わなくてはいけなかったんですが…
ありがとうの“あ”の字も発せられなかった私…ショック大き過ぎ!
そして、言ってしまったらもう終わりのような気がして、言わなきゃと頭でぐるぐるしていたけれど…言えなかった。
H医師に対し「えっ!」「えーーーっ!」「ショック!」「淋しい」「メールするよ!(名刺にメルアド記載)」と連呼していた私。

後から考えると
12月のバルーン治療の時にMAXで拡張してくれて…
患部に注射をするのが難しいのにしてくれて…
胃も診てくれて…
今回の診察では、私の後は診察する患者が居ない状態でこのように話してくれて…
H医師が私に出来る最大限のことをしてくれたことに感謝しかありません(泣)





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最終更新日  2016年02月20日 23時24分21秒
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