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ミシュラン・グリーン認定！『五色沼』駐車場の混雑回避とおすすめルート

テーマ：トレッキング＆ハイキング(417)

カテゴリ：旅

会津磐梯山の北側(裏磐梯)に 五色沼 と

呼ばれる湖沼群があります。

1888年に磐梯山の北側で水蒸気爆発が起き、

これにより山崩れが起きて岩なだれが発生し、

周辺の川を堰き止めたことで、数百の湖沼が

作られました。

大きいものは 裏磐梯三湖 とも呼ばれる

これら湖の間には 無数の湖沼群 が点在しており、

この 「地域」を五色沼湖沼群と呼んで います。

「五色沼」という名前の沼はありませんし、

5つの沼を呼ぶ名前でも無いです

湖沼群は大小合わせて30程度あります。

火山性の水が流入することや、藻など

水生植物の影響で湖沼群は 緑、青、赤 など

驚くほどに美しい色彩 を見せてくれます

2016年12月に五色沼湖沼群が

”ミシュラン・グリーンガイド”

1つ星に選定されました

(1つ星は「興味深い」です)

↓その時のプレス発表資料(PDF)です。

日本政府観光局(JNTO)公式プレス資料(PDF)

この五色沼の代表的な沼は

毘沙門沼・赤沼・みどろ沼・竜沼

弁天沼・るり沼・青沼・柳沼

の8つで、これらの沼を順に見て周れる

散策路が整備されています

この散策路が 非常に良い佇まいの道のり

なので、ここでご紹介します

正式名称は「五色沼自然探勝路」です。

整備されつつ、良い佇まいというのは、

自然が豊富に残されている、という意味です

木道はごく一部に敷かれていますが、

基本的に路面は 土とゴロゴロした岩 です。

ただ、道幅が広いこととアップダウンが少ない

ため、子供からお年寄りまで安心して歩けます。

ただし、 靴はしっかりしたもの を履かないと

危ないので、トレッキングシューズなどで

行くようにしてください。

足元に自信が無い方は登山杖(トレッキングポール)

を使うと良いと思います

荷物はリュックを背負うなどして、両手が自由に

使えるようにしておくことも大事です。

服装は普段着で十分 ですが、南方面から来ると

福島県は・・やはり寒いですから、アウターが

あると安心です。

今回GWに行ったのですが、やはり寒くて

マウンテンパーカを着込んで歩きました。

探勝路の概要はこちらのマップをご覧ください。

全長3.6Kmでなだらかな道 のため、片道おおよそ

1時間～1時間半程度 で歩けます。

(出典：裏磐梯観光協会HPより)

※ここでは自動車で行く場合の説明をします。

西側の入り口、 赤い矢印の裏磐梯物産館側

に自動車を停め、探勝路を歩くルートを

ご紹介します。

このコースは一般的なガイドブックに

書かれているルートと逆になるので、

駐車場(70台)が空いています。

なお、駐車場は どちらも無料 です

帰りは青矢印部分の「五色沼入口」から

路線バスで裏磐梯物産館に戻ります。

バスは6時台～18時台で運行されており、

だいたい1時間に一本あります。

バスの時刻表はこちらのHPにあります。

裏磐梯ビジターセンター(公式)

ミシュラン・グリーンに認定されてからは

外国人がとても多くなりましたが、多くの外国人は

東側、 青矢印のビジターセンター側 のバス停から

探勝路を歩き始めます。

雪が解け、桜が散り際のGWごろから

本格的に混雑する時期になり、最も混雑するのは

10月中～下旬の紅葉期 です。

混雑を回避するため、通常期(5月～9月)の

天気が良い日は 9:00までに駐車場に入る

ようにした方が良いです

GWなど混雑期は8時台の前半、紅葉の時期は

早朝(7時台) に行く方が良いです。

（朝もやなど出てしまったら、暫く待ちです）

西側入り口の詳細な場所はこちらです。

カーナビでは「裏磐梯物産館」を目的地に

設定すると手っ取り早いです

もし、西側の裏磐梯物産館側に行ってみて

駐車場が満車の場合、すぐに引き返して

東側の ビジターセンター駐車場(70台) 、

もしくは 五色沼駐車場(100台) に向かうことを

おすすめめします。

東側の方が駐車スペースが広いので、停められる

可能性が残されています

ビジターセンターは道路沿いにあるため、

すぐに分かりますが、 五色沼駐車場は 坂の上

にあります。

なお、東側はどちらの駐車場に停めても、

五色沼(毘沙門沼)への距離は、

さほど変わりませんが、五色沼駐車場の方が

やや近いですし、坂を上らなくて済みます

五色沼駐車場についても以下にマップを

貼ります。

位置関係などを頭に入れて行かれると

良いと思います。

さて、西側からの探勝路をご紹介していきます

駐車場からすぐ見える母沼、柳沼を眺め、

山道を歩いて青沼、るり沼、弁天沼、

みどろ沼、赤沼、毘沙門沼と周るルートです。

(竜沼は探勝路が無く、草木が生い茂る時期には

あまり見えません）

なお、 探勝路にはトイレがありません ので、

物産館のトイレを借りて、済ませておく方が

良いです。

探勝路の入り口は、駐車場の目の前です。

驚くほどにフレンドリーな入り口です

右側が「母沼」で左側が「柳沼」です。

母沼方面を見ると、駐車場が見えます。

(GWで混雑しており、9時半ごろで満車でした)

沼は透明度が高く、綺麗な水です。

松が水面に垂れ込んでおり、趣があります。

路面は山道を歩いている感じが

すごく伝わってきて楽しいです

必要以上に木柵など無いのがこの探勝路の

良いところです。

3日前に雨が降ったようで、少し足元が

ぬかるんでいる場所もありました。

倒木も所々に見られます。

倒れた木には苔が繁殖し、

森の生きざまが間近で見られます。

600メートルほど歩くと、目が覚めるような

ターコイズブルーの「青沼」 があります。

水生植物が群生している所は緑色になっており

溜息が出る程に美しい景色です。

初めのふたつの沼は透明度が高くて綺麗

であるものの五色・・？という感じでしたが、

ここからは五色沼の神髄を堪能できます。

続いて100メートルほど歩くと、木製の観覧台が

作られている 「るり沼」 です。

この辺りで10時過ぎだったので、けっこう混んで

きました。

るり沼を南に見ると、遠くに 磐梯山 が見えます。

とても雄大で、来てよかったと思う瞬間です

青沼より緑が濃く、 エメラルドグリーン色

をしています。

ところどころに小滝があり、勢いよく

沼に注がれています。

続いて 「弁天沼」 です。

一面、エメラルドグリーンに覆われる

広い沼です。

ここにも観覧台があって、美しい景色が

じっくり堪能できます。

足元を流れて沼に注がれる小川は

鉄分と思われる成分で赤く染まっていました。

沼はエメラルドグリーンなのに不思議です

弁天沼は周囲が他より開けています。

倒木も多く、殺伐としていますが

春のこの時期は自然の息遣いも感じられ、

自分は凄く好きです。

芸術的な風景です。

沼との距離も近く、周囲の木立を見ながら、

山道の岩を乗り越え、弁天沼の周りを

歩いていると、日常の様々なことを落ち着いて

考えられます

ここから先は探勝路からあまりはっきり見えない

「竜沼」と「みどろ沼」が左手にあり、

その後、 「赤沼」 が現れます。

赤沼は沼への流入口が無いため、他の沼と

水質が大きく異なり 最も酸性度が強い 沼です。

また、鉄分の含有量も多い為、周囲は赤く

染まっています。

これまでとは明らかに色味が違う沼なので

ちょっと驚きがあります。

最後に現れるのは五色沼で最も大きい

「毘沙門沼」 です。

眼下に見下ろす沼は湖にしか見えません。

雄大で風も爽やかです。

ベンチがいくつかあるので、ゆっくりと

水面のさざ波を見たりできます。

このまま進むと、東側の入り口である

五色沼駐車場とレストハウスが現れます。

ここにはトイレや食事処も揃っているので、

バスの時間までちょっと休憩するのにも

良いと思います。

なお、出発地点に戻る バスの停留所

「五色沼入口」はこのレストハウスから

坂を下った先、裏磐梯ビジターセンター

のそばにあります。

行楽シーズンではお昼ぐらいになると、

この 付近の道路もかなり渋滞 してきますので、

バスの運行も乱れますが、10分もあれば

出発地点の裏磐梯物産館に戻れます。

バス停の名前は 「裏磐梯高原駅」 です

2019/5/3時点では250円でした。

キーンのトレッキングシューズは

おしゃれで街でも使えるのが良いです。

機能的には申し分なく、シューレースが

つま先まである ので、足の形を選ばずに

素晴らしいホールディングが得られ、

高低差がある山道などで本領発揮します。

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カリマーのドローコード式リュックが

とにかく好きです。

じゃんじゃん投げ込んで、きゅっと締めれば

すぐ出発できます

外側のポケットが多いのも実に機能的ですし

腰付近のサポートがしっかりしていて

背負いやすいです。