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バンコク『ワットピチャイヤート』中華系な白亜の第2級寺院です

(2)

テーマ：タイ(3307)

カテゴリ：旅

バンコク　第2級王室仏教寺院

『ワットピチャイヤート』

をご紹介します。

寺院の場所からトンブリー王朝で影響力を

持ったと思われますが、実態は全然わからない

謎の寺院です

アユタヤ朝からあったということらしいですが、

現時点で分かっているのは1841年にラーマ3世が

修繕したことだけです。

ラーマ3世は非常に信心深い王であったため、

最寄りの鉄道駅はちょっと遠いです。

単独でこの寺院だけを狙って行くより、

ワットプラユーン(ワットプラユラ) 寺院を

見てから寄ってみる、などがおすすめです。

(プラユラもこの寺院も、地味で閑静なお寺です)

その場合、MRTの Sanam Chai駅 から歩くと

花市場やメモリアルブリッジなど、それなりに

見て楽しめるスポットがあります

もしくはチャオプラヤーエキスプレス(ボート)

を使って最寄りのピアから歩くというのも

メモリアルブリッジの花市場側にピアが

ありますが、この辺りは大型バスの待機所に

なっているのか、非常に大型バスだらけですので、

ご注意ください。

なお、Itsaraphap駅から歩くのはひたすら退屈

Googleマップの場所はこちらから

ワットプラユーン寺院や道中の景色などは

こちらのブログにも詳しく書きました。

よろしかったらご覧ください

(過去ブログ)ワットプラユーンへの行き方

寺院を道路から見ますと、最近できたばかりの

黄金のスコータイ仏が目立ちます。

手前にはアユタヤ様式の仏塔があり、奥には

クメール様式の仏塔が見えます。

世代を超えた様式がごちゃまぜなのは、タイの

寺院でよくあるパターンです

古い寺院を修繕、再建したときの時代が反映

されているわけなので、感慨深いと自分は

思っています。

この寺院は第2級ということもありメンテナンス

が行き届いており、白亜の姿が美しいです

河を渡って寺院に入ってみます。

典型的なタイの寺院かと思ったのですが、

近寄ると中華系様式の屋根が見えてきました。

やはり場所柄、トンブリー王朝(タクシン王は

中華系)の名残で中華系の寺院なのかな・・・

と思ってしまいますが、これらはラーマ3世

時代にたくさん中国と交易をした際の影響で、

寺院の修繕材料を中国からの輸入材で賄った

ことに由来しています。

山門からして中華系が色濃いです。

中華系の置物がたくさんあります。

仏像に金箔が貼られています。

タンブンの一つですが、貼る場所は

「自分の改善したい場所」です。

肝臓が弱っているなら、仏像の肝臓の位置に貼る、

といった要領です。

応用編として、しゃべるのが不得意だから、

という場合には口に貼ったりします

濡髪を絞るプラ・メートラニーの像があります。

本堂のなかに入ります。

右手に結界石がありますが、かなり年代物

に見えます。

本堂の内部は第2級寺院では小さめで、壁画は

描かれていません。

お参りに来ている地元の方々も少な目で、

とても静かな空間でした。

奥に大きな仏塔があり、中に入れるようですが、

この時はメンテナンスをしているようで

足場が組まれていたので、入るのは諦めました。

次に期待です。

ちょうどメンテナンスが終わるタイミング

だったのか、非常にきれいな白亜の寺院でした。

休日の11時頃に訪問したのですが、参拝客や

お坊さんも少なく、とにかく静かでした。

本堂に座って、しばらく仏像とその空間を

眺めて深呼吸をしました。

理屈抜きに気持ちが落ち着きます。

フライパンでささっとローストして、

温かい状態でカリっと食べると、

良い香りが口中に広がって美味しいです。