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衝動買いなんてしません

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チャオプラヤー川『MINE SMARTフェリー』冷房つき！クレジットカードで乗れる！

テーマ：タイ(3307)

カテゴリ：旅

ここのところ、 バンコク はもの凄く暑いです。

ここまで暑いと、外を歩いて散歩するのは

ほぼ不可能です

しかし仕事の合間にちょっと外の空気を吸って

リフレッシュしたいです。

土日全部働いているものの、働きづめだとさすがに

息苦しいです・・・

そんな時に提案するのが、 ボートやフェリー

散策です

先日も運河をゆっくり進むフェリーをレポート

しましたが、今回はもう少しガチ目のフェリーを

ご紹介します

自分が前回駐在していた2020年の年末にlaunch

した、チャオプラヤー初の 電動フェリー です

そしてこれまで無敵を誇ってきたチャオプラヤー

エクスプレスに初の ライバル登場 です。

『MINE SMART　フェリー』

今までも観光客用のツーリストボートがありましたが、

60バーツ (約228円)もかかります

チャオプラヤーエクスプレス(橙)が 15バーツ (約57円)

で乗れることを考えると、ライバルにはなり得ません。

ところが、このSMARTは一律 20バーツ

そのうえ 冷房完備！ です

もっと言いますと、絶対に水しぶきが かかりません し、

電動なので足元からのもの凄い地響きが無く、静かで

会話もできます

そしてなんと運賃が クレジットカードのタッチ決済

で支払えます

今の所、路線は3つあります。

 City Line / Metro Line / Urban Line 

全てノンタブリー方面（北）へのルートで、

到達距離に差がありますが、観光で使うような

Pier（船の停留所）は網羅できていると思います

また、 時刻も正確 に運航されています

MINE SMART FERRY公式HP(時刻表)

乗り方は難しいことは無く、お目当てのフェリーが来たら

乗り込むだけなのですが、慣れていないと勝手が分からない

ところもあると思いますので細かくレポートします

一番メジャーなPierはBTSサパーンタクシン駅の横にある

Sathon（サトーン） だと思いますので、ここで説明を

したいと思います。

まずSathonに着くと、 ターコイズブルー のシャツ

を着たスタッフに声を掛けられると思います。

「どこに行くのですか？」というようなことを

聞いているのだと思いますが、自分はタイ語が

ほぼ分かりませんので「SMARTでピンクラオブリッジ

まで行く」と英語で伝えます

英語が通じない場合、Googleマップを見せます。

何とか伝わると、「そちらの待合場所で座って

待っててください」と言われますので、椅子に座って

フェリーが来るのを待ちます

Sathonではしつこい勧誘をクリアできれば合格です。

乗り方が分かっていれば、特に会話する必要も無いので

ノープロブレムとだけ答えて椅子に座ればOKですが、

なんとなく相手に悪いかなと思って説明を試みると、

話がややこしくなったりします

この際、タイミング悪く 赤いシャツ を着たスタッフに

捕まってしまうと「チャオプラヤーでも行けるから、

そこでチケットを買ってください」と迫られます

そんなときは「エアーコンディショナーが必要！」

と言えば、だいたい引き下がります

このような感じで、乗客の取り合いが発生してます

ちなみにSathon以外のPierはけっこうのんびり

していることが多いので、しつこくされません

どっちでも好きな方にのれば・・・です。

あとはスタッフがいなかったり、思いっきり昼ご飯

を食べていたり、ゲームや電話に夢中だったりと、

いかにもタイにありがちなことが起きます

運河ボートの運転手はLINEしながら運転したり

しているので、こういうのにはすっかり慣れました。

なお、ここのところは居なくなりましたが

数年前までは ツーリストボート に誘導するスタッフが

いて、自分はそれにまんまと 騙された ことがあります。

たぶん5年くらい前の話です。

一律 60バーツ なので、ずいぶん割高です

唯一の売りは 二階席 があって、これがとても開放的

で気持ちが良いです

太陽が照っていると暑いのですが、風もそれなりに

吹いてくれるので、景色の良さの方が勝ります

観光旅行で来ているのなら、 一日券を200バーツ で

買って、乗りまくる手もあります

↓この船です。

ということで待合室の椅子で外を眺め、

お目当ての路線が来たら乗り込みます。

こちらのフェリーは緑色の旗を付けているので

City Lineです。

自分はテーウェーまで行きたかったので、

青か紫の旗です。

・・青が来ました

タイのイーロン・マスクと呼ばれるソムポート氏が

立ち上げた新興企業のEnergy Absolute社が

開発した 電動双胴船 です。

ツーリストボートより高級感があります。

これが20バーツとは・・・

待合室で予めスタッフのおばちゃんにテーウェー

に行くんだと伝えてあったので、非常に親切に

誘導してもらいました

タイ人はとにかく面倒見が良いので助かります

入ると クレジット処理端末 が2台置かれており、

ここで支払いを済ませて椅子に座ります

自分でかざすところを撮りたかったのですが、

あっという間におばちゃんにカードを取り上げられ

かざされてしまいました。

画面には「クレジットカードをタッチして支払いして

ください。20バーツ」と書かれていて、

かざすと「レ」のマークに変わります。

思いのほか質素な室内になっています。

先頭に近づくと窓が三角形になってきます。

右の扉を開けて上に上がると運転室です。

もちろん入っちゃダメです。

エアコン です

吹き出し口の真下に立つと超快適ですが、

効きはあまり良くないです。

BTSなどの強烈に寒いエアコンと比べると

全然そんなことは無いです。

また、前半分の席には天井にエアコン吹き出し口が

無いので 後ろより暑く 感じます

すれ違うチャオプラヤーエクスプレスは暑そうです。

室内のモニタにPierの案内が出ています。

ただ、Googleマップでどこにいるか見た方が

分かりやすいです

さて、ここからは快適が故の弱点です。

外の景色を撮った際、窓に室内が反射して

写り込んでしまいます

こういう開放的な景色が 上手く撮れません

これは観光で来ている人にはけっこう残念な

事にも思います。

もちろん、カメラのレンズをガラスにピッタリ

くっつければ問題無いのですが、そうなりますと

真横の写真しか撮れないことになってしまいます・・。

真後ろを撮る場合は問題無いですね。

降りたいPierが近づいてきたら、席を立って

次のPierで降りますとジェスチャーします。

降りるときはスタッフがロックを外し、手動で

ドアを開けます

静かに出発していきました・・・。

平均速度は20Km/hでしたが、Pierを離れるとき

などは一時的に27Km/hまで加速しました。

性能上は約30Km/hまで出せます。

この船ですが、けっこう 前後に揺れます。

チャオプラヤーエクスプレスより揺れが大きくて

長いので苦手な人にはちょっと怖いかもしれません。

自分の場合は、散歩のコースに取り入れているので

エアコンの快適さについ引き寄せられ、このフェリー

を使うことも多いです。

ただ、チャオプラヤーエクスプレスの風がびゅんびゅん

あたる開放感も好きなので、結果的には半分半分で

両方に乗っています

何といっても1時間近く乗って60円とか80円なので

非常にリーズナブルです

累計で2時間近く乗った日は、夜にベッドで横になると

まだ体が揺れているような感じがします

バンコクで水路を乗りこなせれば旅の達人だと

言われますが、実際は難しいことは無く、目的地さえ

言えればスタッフやそばの人が教えてくれるので

特に嫌な思いなどせず乗れると思います