ひたすら無題

ひたすら無題

2005年02月19日
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隊長隊長!勉強会の最中すみません。 小倉先生が動いた 、と。

なに?!来たか。まったく、最近は忙しいな。一日に二つもエントリを書きたくなるとは…しかし、ネタが 個人情報保護法だ。見逃すわけにはいくまい。大河内君は…そうか、入院中だったな。

残念でした、隊長。内容はコメントスクラムについてです。

ナニィ?!話が違うではないか!!

 編集部から「ITと法」という本来のテーマにこの先戻っていくのでしょうかと心配されてしまいましたので、冷却期間中、「ITと法」という本来のテーマに戻したいと思います。

ITと法に戻すといっておったので「 プロバイダ責任制限法第4条の見直し 」が個人情報保護法に全くそぐわない内容をどう対処していくかという意見を是非とも聞きたかったのだが。そんなにコメントスクラムが気になるか、小倉君は?!楽しみにしておったのになぁ。

 コメントスクラムって、いざ自分が受けてみると、それ自体はたいしたことがないですね。

とか言っておったので、 「人的流動の幻想について」はほっぽって、先に個人情報保護法について話題にした のに。

ウチの「 個人情報保護法が見離される感じ? 」エントリですね。

うむ。あのエントリ。文字数制限でいろいろ削りまくったので私としては不満だが。
彼はインターネット事件を手がける弁護士という専門中の専門だ。だというのに匿名の排除という行為に対し、最も障害となる部分がすっぽり抜け落ちておったのでエライ気になっておるのだ。まさか、我らのような素人法律マニアじゃあるまいし、自分が知ってる法律の範囲内だけで語る、なんて真似はしないと思うが。

素人は条文一つで語り、プロはあらゆる法律を体系的に語るというのが隊長の考えでしたね。

ていうか、 ITと法の分野で言うなら個人情報保護法は旬だし忘れるはずがない。よって、きっと何らかのフォローがあると期待しておるのだよ。まだかのう。仕方ないのでパスしていた人的流動の幻想についてやってしまおう。

要するにアレですか、小倉先生の言うコメントスクラムが幻想だと。

幻想なのはコメントスクラムという事象ではないよ。実のところ小倉君も言い切っているわけではないのだが…

ある種の思想集団(必ずしも組織化されているものを指しているわけではありません。)の気に入らない発言をblogで行うと、当該思想集団から大量の批判的コメントやAAが継続的に寄せられることがしばしばあります。

ある種の思想傾向を保った人々の集団のコメントスクラムに潰されてしまったblogや電子掲示板等を見ていると、潰されるか潰されないかの分水嶺は、彼らに対する礼節を守っているかどうかではなく、彼らのコメントスクラムをはねのける強靭な精神力を有しているか否かにかかっているような気がしています。

思想集団でなくとも「コメントスクラム」を起す。小倉君自信も『思想集団じゃないとコメントスクラムは起きない』等と断言しているわけではないが、ギャラリーの中にはその辺りを勘違いしている人が多いようだ。私の考えでは「コメントスクラム」は一般的な現象であり、特別視するようなものではない。という意味での『幻想』だな。

例えば前回取り上げたここ。

[blog] 分析屋から一言「匿名性とブログ」:一見正論だが……

ブログなんかは自分の考えの整理のために書いている人が多いと思う。何か書く度に、家の前に大挙して抗議者が現れシュプレヒコールを叫ばれては、やっぱりちょっと迷惑じゃないかな~。ネットで意見を公開している以上、それに対する抗議は受け入れるべきだというのも正論みたいに見えるけれど、普通ほとんど読む人が限られているブログに、ある日突然(どこの誰かからの扇動みたいなものがあって)どかっとデモ隊が殺到して来れば、そりゃ驚くわ。

私はこの件に対し、 「前提が違う」と述べた。そして『家の前に大挙して抗議者が現れる可能性のある世界だ』ということが常識なのだと。

いや、それ大河内さんじゃなくてもおかしいなと思いますよ。一般社会でそんなことおきないと思います。

違うぞ、勅使河原君。自分がインターネット上の情報発信者であることを忘れてはいかん。『現実』にこの例に当てはめるなら、その前に『 自宅の屋根からご近所に向けて自分の考えを大声で叫んでいる』も同然と言うことを忘れている。このエントリのようにな。

Yuzo@Maverick

ブログの利用にしても、個人的な意見を述べているだけなのに、それをわざわざ探し出して読みに来て、一方的に文句を言う。

読む人は限られていない。自分一人だけが読む文章ではないのだ。誰でもそのURIを叩けば目撃者。
確かにいきなり大挙してくることはないだろう。 だからまずそのサイトを巡回する者―ご近所が聞きつけるだろうな。だが場合によってはその情報が口コミで広がっていく。マスコミ―この場合ニュースサイトとかだろう―が取材に来た結果、全国に報道されることもある。
ところで勅使河原君は野次馬したことがあるかね?

そりゃ、人が集まってたらなんだろうと思いますが。

そうだな。「ニュースで話題のあの現場」がご近所であれば見に行くものも多いだろう?人が集まっている場所があれば興味を持つだろう。
そしてここが重要なのだ。 Web上であればURLを入力すればたどりつける。交通費も移動時間も必要ない。その 『野次馬見物の手軽さ』から言えば、世界中ご近所といってもいい状態だ。物見高いご近所さんが現れることに何かおかしな点はあるかね?これは単に『 物見高いご近所さんになる可能性のある人物が世界中に存在している』ということ―すなわち母集団が多いから、というのがこの状況の説明だ。100人に対し1人しか気にしないようなネタであっても、1万人いれば100人の意見となる。

無論、扇動によりやってくる例が皆無とは言わん。扇動とまでいかなくても中には「ネタバレ」により情報元のバイアスがかかっているものもいよう。例えば『 ちゆちゃんが批判したからきっと変な人なんだろうな 』とか。
だが結局のところ彼等は別にネタ元の意見だけを聞いているわけではない。『考え』を言った人間の声を聞いた当事者なのだ。情報元の伝聞ではなく本人から意見を直接聞いた当事者でもある。双方の意見を聞いている人間だ。反対意見があれば発言もするさ。集まった野次馬の数に比例した人数になるだろうがな。そういう意味では集団と言うよりは群衆というほうが近い。

だからその人数が大量なのが変だ、という発想がおかしいと思う。誰でも見物に来れるのだからな。「コメントスクラム」は常識的な動きだよ。その先が荒らされるかどうかは別問題だがな。

人は何も起きていないところに集まりませんからね。

そう。ということで小倉先生のテクニカルターム形成の一助とすべく、最近あった最大のコメントスクラムの例を取り上げよう。

え?しがない記者ですか?

バカモン!そんな程度のレベルといっしょにするな。聞いて驚け。マルチメディア展開までしてのけたんだぞ。すなわち…

電車男

電車ーーー?!

場所は毒男(2ch独身男性板)。結婚できぬ男性の憩いの場所。そこに既婚者だの女性読者だのまで大挙して現れて一丸となってコメントつけまくるんだぞ?おまえらどこが独身だと。おまけに全部終わってからも、あまりの影響力の強さにスレッドに大量に人が流入して揉めたとか。そして、自作自演疑惑すら発生しているというのに、めげずに漫画化映画化ときている。
わかるかね?コメントが大量に寄せられるという現象は右とか左とか思想方向に限定されるものではない。ようは『ネタ的価値の高さ』がコメントを呼ぶのだ。 『意見を公開しているなら抗議を受け入れろ』が正しいのではない。『何かを公開しているなら、レスポンスがある』が正しいのだ。そして人の興味さえ引けば、それはサーバダウンさえ引き起こすほどの結果を生むことがある。人気サイトは一日に数万、数十万の人を集められるのだ。興味を引いたからな。

なるほど。コメント大量流入に『思想集団』が関わっていると思ってしまうのは、『思想』が絡むネタだったから、ということですか。野次馬がシュプレヒコールをあげたように見えるのは、『思想関係の話題で人が大量流入した状況』だったからと。

うむ。イベントに人は集う。小倉君もその辺りも考慮してもらえば「コメントスクラム」のテクニカルターム(専門用語)化には役立つだろう。ネット専門用語にするのか、思想絡みの専門用語にするのかはしらんが。







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最終更新日  2005年02月22日 23時41分07秒
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