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第1話
「銀のスペード」

「課長、犯行に使われた凶器なのじゃが、どの刃物とも切り口が一致しないのじゃ。」
「捜査は振り出しってわけか・・・」

「竜さん、どうぞ。」
「おう、サンキュー。」
「結局洗えないまま、難航ですね」
「なあ、佐丹。捜査やめてみないか」
「竜さん?」
「よく言うだろう、「探すのをやめたとき、見つかることもよくある話」ってな。」

「ほっほっほ。百円均一とはいうが、よくできてるなあ。」
「竜さん!はしゃぎすぎですよ!」
「見ろ、佐丹。」

「ビンゴだ。」


「あの、すみません。少し聞きしたいのですが、あの男は何を購入しましたか?」
「トランプです。あの男、なんだか気味悪いです。絶対、なんかやってますよ!警察に言わないと!」
「ご安心ください。我々はその警察です。」
「えっ?」
ピピピ
「ちょっと失礼」

「竜です。」
「森だ。襟糸がホシを割り出した。至急本部に戻るんだ。」
「了解」

「この男だ。名前は黒田譲二。暴力団スペード団のボスだ。」

「この男、百円均一で見た男だ!」
「課長、黒田の前科は?」
「トランプの万引きだ。」
「そんな奴が殺しを?それで奴の居所は?」
「それが、襟糸のやつホシだけ挙げて居場所は言わなかった。きっと一人で踏み込む気だ。」

「ちきしょう!あの銀縁メガネ野郎!」
じりじりじり
「もしもし。何?革ジャン刑事?あっ!竜!お前にだ。」

「竜だ。」

「あっ!さっきの刑事さん?」
「あなたは百円均一の」
「さっきの怪しい男の後をつけたの、そしたら港の倉庫を隠れ家にしているわ。」
「わかった。それで場所は?」
「欧令1丁目第4倉庫。あとそれとね、もう一人男が倉庫に入っていったわ。」
「もう一人?」
「オールバックで銀縁メガネ。」
「なんだって!?課長!襟糸はやつのアジトに」
「よし!みんな!行くぞ!」
「はい!」

「こっちだよ!」

「みんな!いくぞ!」
「危ないわ!」
「大丈夫、危ないから、下がるんだ。」

3!」

「動くな!警察だ!」


