真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2023年02月11日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



かねてより、ここ山口市の「小郡(おごおり)」(※)で生まれ育った者として、愛着のある「小郡」という地名の由来を知りたかったのだが、昔の小郡町史などを調べても判然としなかった。

​​​(※2005年 ​10月1日に小郡町(吉敷郡)は山口市​ ​との新設合併により山口市の区域になり消滅した。冒頭画像は山口県の地図で、現在の山口市は桃色の地域、現在の「小郡」(旧・小郡町)は緑色で囲った斜線地域となる。)​

ところが近年になって、私なりに合点のいく「小郡」の地名由来を知ることになり、また昨年中には、その「小郡」を謳うにふさわしい場所を特定できたので、当日記に書いておくことにした。

まず「小郡」という”地名の由来”については、結論から言うと、かつて南方の夜空に輝いていた天体の「南十字星」(※)を意味することになる。(ちなみに、山口県南部の海岸域からはAD15世紀頃まで、当星座の上部までは観測できたことが、「天文ソフト」のシュミレーションで確認済みである。)

(※南天の星座のひとつ。全天88星座のなかで最も小さい。現在は、南天でも”天の南極”近くにある星座のため、北半球では見ることができない地域が多い。​
時期によっては 日本でも沖縄県、小笠原諸島 などで観望が可能。)


その「小郡」を「南十字星」とする根拠となった文献は、古代氏族の物部氏から続く代々「暦法」を生業とした家系の真鍋氏が著された書名『 儺の國の星 (なのくにのほし)』真鍋大覚 著作(福岡県那珂川市 発行)という本であった。

驚いたことに、この書籍内容に、山口県のここ「小郡」という地名の由来が、南天の夜空に輝く「南十字星」を、古くは「日向星(かふりのほし)」と呼んだことに由来すると書いてあったのである。


そして、なぜ「南十字星」を「かふり」と呼んだかについては、古代の女性が頭上に布を置き(頭巾をかぶり)、これに荷物をのせて運ぶ習慣があったことを挙げていた。この文章を目にした時、私は「これが『小郡』の語源だ!」と感じたのであった。




以上のことから、この「小郡」の語源たる「南十字星」を意味する「かふり」が、これを称える「お」を添えた「おかふり」となり、時代の流れと共にその発音が変化する過程で、漢字の「小郡」が充てられ、最終的に「おごおり」という発音が定着していったと考えられる。

◎関連記事・・・​ 〔小郡⇔南十字星〕の伝承より

◎関連記事・・・​ 「南十字星」と「小郡」の関係、そして・・・


さて、ここで確認しておきたいことがある。それは先に述べた「小郡」の”地名”にしても、次回で述べる「小郡」の”場所”にしても、江戸時代の「小郡宰判(おごおりさいばん)」という行政区域(下の画像に映る絵図の地域/冒頭地図では山口市の〇で囲った南部地域)を前提としているということである。
(つづく)


※上の絵図は「描かれた小郡ー小郡宰判絵図にみる幕末の風景ー」山口市小郡文化資料館(編集)より






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年02月11日 09時36分27秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

サイド自由欄

《 立体工作のご案内 》「綿棒」で立体を作ってみよう!
http://plaza.rakuten.co.jp/opektal/diary/201209180000/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆【YouTube】『スケルトン立体』を作って楽しもう!
No.1…《綿棒工作》の「準備編」(以下のURL)
https://www.youtube.com/watch?v=uAtddr1KZWU&t=216s
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎【Facebook】(以下のURL)
https://www.facebook.com/yuichi.yamamoto.10485
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*livedoorブログ(造形作品の紹介など)
http://blog.livedoor.jp/tyctm237/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎連絡先
tyctm237★yahoo.co.jp
(ご連絡の際は★を@に)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: