しぐれ茶屋おりくの部屋

しぐれ茶屋おりくの部屋

公園のベンチにて



        いろんな人を   座らせる

        白髪まじりの   老人

        背中を丸めて   独り言

        昔の女(ひと)を 思うのか

        皺いた目もとに  ひと雫・・・・


      2)夕陽の淋しい   街外れには

        落ち葉の音も   聞こえそう

        独り暮らしの    おんな

        言い寄る男に   囲まれて

        思いの侭に    操った

        華やかな時代は  今はない・・・・


      3)木洩れ陽集める  白いベンチは

        いたずら子らの  木馬です

        胴や頭に     変る

        奇麗な瞳の    希望の子

        乗っては降りる  靴のまま

        母さん呼ぶまで  無我夢中


1番と2番が短調、3番は長調に転調していま

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