火精人キムのオリボープラザ

Mar 4, 2005
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カテゴリ: 旅行記
「将来もっと多くの人がここに移り住んできて、ここにエコ・コミュニティができるのよ・・・」



もうずいぶんと時間が経ってしまいました。

1月に終わった旅行の話を3月になっても、まだやっている自分にかなり違和感を感じます。

でも、どうしてもまだ語り尽くせてないので、もうちょっと書かせてくださいね。

前回の旅行記で書いた、レヴィスのことです。



2004年最後の日(12月31日)のことです。

たまにエリベルばあちゃんの「光の農園」”ランチョ・ルス”に手伝いに来ているフレディ(彼についてはまた後日書きます)に連れられて、例のごとくなーんにもないサバンナの中を1時間弱歩いて、小さな小川を2つほど渡って、やっと見えてきたレヴィスの家。

周りは一面サバンナ。

見渡す限りの緑と乾いた土。





そんな場所に彼女はパウロというイタリア人と二人きりで住んでいました。

もちろん電気もない。

水道もない。

ガスもない。

電話もない。

なーんにもない。

でも、そこには生活に必要なすべてがありました。



ミミズや馬の糞から作った有機肥料を肥やしにして、野菜、芋、果物等々、二人の大人が生活するには十分な食べ物がすべて、家の周りになっている。

水は近くの川から引いてきていて、ふんだん過ぎるほどにある。

もちろん周りにはだーれも住んでいないので、その水は湧き水の純度を保った、超新鮮な水。

そして、庭の斜面を少し下ると、そこには大きな池が。



よく見ると水のパイプが斜面から下ってきていて、その出口にはタービンがついている。

このタービンを使った水力発電で2人が暮らすのに必要な電力は十分に足りるのだとか。



さらに池の横には、扇型にフェンスで区切られた畑が。

その畑にはレタスを始めとする野菜、そのほかにバナナなどの果物がわんさかなっていました。

砂質が多いこの土地で、なんでこんなに野菜やら果物がなるのかと思いきや、そのフェンスの中の土だけが黒い。



扇型の土地を3つにフェンスで区切っていたのは、この鶏たちをローテーションさせるため。

今まで本でしか見たことなかった、この鶏の放し飼いローテションを、まさかこんなサバンナの何もない場所で見るとは夢にも思っていませんでした。



さらにその畑の横には、小さなヤギの小屋が。

そのヤギの糞はミミズの餌や肥料に。

もちろんヤギは毎日乳を提供してくれます。

もうこれだけで、2人が暮らして行くのに十分過ぎるほどの食料がある。



この小さいけれどもとても豊かな、レヴィスとパウロのパーマカルチャー農園を見せてもらって、改めて食料自給、エネルギー自給の生活への憧れが強くなりました。



以前は、今住んでいる場所よりももっと何もない丘の上で、一人静かに6年間住んでいたというレヴィス。

別れ際に彼女が静かに語ってくれました。

「ここには今はまだ誰も住んでいないけれど、将来はきっともっと多くの人が移り住んで、ここにエコ・コミュニティができて行くのよ・・・」

まるでもう確定した将来の現実を見ているような表情でそう語るレヴィスの表情がとても印象的でした。

日本に、そして世界に、食料自給とエネルギー自給をベースにした21世紀の新しい生き方を模索して、普及させることをライフワークの一つと決めているキム。

そのモデルとなりうるレヴィスとパウロの自家パーマカルチャー農園との出会いは、何もないサバンナの中で、ピッカピカに光るお宝を見つけたような、そんな気持ちにさせてくれたのでした。







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最終更新日  Mar 4, 2005 12:26:27 PM
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