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こんばんは。
今日は66年前に広島に原爆が投下された日です。
ニュースで観てると、広島に住んでたころを思い出します。
平和記念公園が近かったこともあり、原爆ドームも身近なかんじで・・・
懐かしく観ていました。
8月6日は広島市民にとって特別な日だと思います。
8時15分には黙とうしてました。
市内電車もその時は止まって、中に乗っている人も黙とうします。
夜は、灯籠流しがあります。
幻想的な景色ではありますが、
その当時、原爆の被害に合われた方に接する機会も多く、
入院患者さんにも、多くおられました。
あまり詳しくは話したがりませんが、
平和学習を受けた時より、生々しい話でした。
「はだしのゲン」の原作者の行かれていた小学校も、病院のすぐそばでした。
病院の院長以下広島県内の出身の医師がいないため、
「原爆手帳(被爆者健康手帳)」の意味をしりません。
高齢者で原爆手帳を持った患者さんはほとんどです。
こちらに帰ってきて、1人いるかいないか・・・
原爆手帳を持っているということは、被ばくされた方、もしくは被ばくした死体処理をした方が対象になるようです。
医療費などが国費として、国が負担しているものです。
風邪をひいても、虫歯の治療をしても、その方は、手帳を保険証と一緒に提示することで、患者負担がいらないわけです。
このことは、国でも問題になっているようですが、
被ばくしたことと関係ない、怪我などの治療になぜ国費が使われるのか。。。
などという意見もあるようです。
医師の中にも、「それはおかしい・・・」と言われる方がいます。
でも、私的には
被爆者の方の話を看護をするうえで聞いた話ですが、
60年以上たっても、昨日のように眼の中に焼き付いているそうです。
まあ、中には被ばくと認められない地域にいたにも関わらず、
被爆当時の場所を偽って届け出られた方も多いとか・・・
それだけ当時は混乱していたのでしょう。
未だに、海外に移住された方や、中国、韓国の方々で強制労働の為日本に連れて来られ、
被ばくしたにも関わらず、戦後自国に帰ったため、未だに日本の保障を受けられない方のニュースを見ますよね。
広島市は現在、政令指定都市と、立派になっていますが、
決して戦争が終わったわけではありません。
傷跡がたくさん残っています。
街を歩く事で触れ合える事も多いです。
あと3日で長崎の原爆記念日。。。
15日は終戦記念日。
沖縄戦についても。。。
少しだけ平和について考えると気があってもいいと思います。
神戸の震災の被災者、東日本の震災の被災者の方も、
街がきれいになっても、その当時に起こったことは忘れられない事でしょう。
小さな国の中で起こったこと。
人ごとではなく、その苦しみを少しでも
みんなが考えていけると良いと思います。
8月とはそういう時だと私は思っています。
お盆もありますが、8月は鎮魂の月なのです。
なぜ戦争が起ったのか、なぜ、原爆が投下されるまで日本は降伏しなかったのか・・・
私の疑問はいっぱいです。
ネットで調べても、TVで観ても、疑問は膨らむばかりです。
色んな映画も見ましたが、やはり疑問だけ残ります。
もちろん日本人が被害者だけではないんです。
在日の方々、中国、朝鮮半島その他にも日本が侵略したために
悲惨な戦中戦後をおくった方はたくさんいます。
そして、その方々のなかで、日本に無理やり連れてこられたにも関わらず、
たくさんの差別を受けた方もいらっしゃいます。
ここ数年、韓流ブームといっていますが、
私の友人たちは、それまでは、在日韓国人だということを
隠すように生きてきました。
在日1世の方は、未だに日本人からの差別の事を忘れずに生きていらっしゃいます。
友人の「オモニ」(お母さん)や「アボジ」(お父さん)から
たくさんの話を聞きました。
韓国人被爆者の慰霊塔は数年前まで、平和公園の外にありました。
いまでは、平和公園内にありますが・・・それも差別から来た事です。
そんな時、私はどう話を返せばいいのか悩みぬきます。
まだここ100年以内に起こった出来事です。
みなさんも、8月だけで良いので、たった一つの戦争に関するTV番組でいいので
一緒に触れてみませんか?