2007.08.30
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カテゴリ: 徒然
はじめて読まれる方は、是非3つ前の「きっかけは・・・・」からお読みください。

~~~<ご注意>~~~

 膵臓(ランゲルハンス島)の異常や遺伝による症例のほか、別の疾病から副次的に発症するものまで、その原因、処方も様々です。
 私の様に生活習慣が引き起こし、食事や運動だけで改善されることもありますが、節制した生活でも内分泌系の異常は起こりえます。基本的には医師の診断が必要不可欠です。
 高血糖の症状が出たら必ず医師に相談することを強くお勧めします。糖尿病は手遅れになると命に関わる病気ですから。
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 超スローペースであっても自転車で10Kmの道程は、超肥満体の私の体には果てしのない重労働になります。
 小一時間も乗っていれば、一時的にではありますが2~3キロは体重が減ります。

 汗として水分が出ただけなので、一日も経てばまた元の体重に戻るわけですが、一般的に減りやすいと言われる「内臓脂肪」はイヤでも燃えていきます。

 慢性的に高い血糖値も、運動すれば当然下がります。やがて体重は確実に減り始め、体重も翌日に戻る量が減ってきます。最初の1ヶ月で5Kg程度の体重減少がみられました。

 このブログをご覧になっている皆さんにはご理解頂けないかもしれませんが、100Kgの肥満体にとって、「一時的に2~3Kg程度の増減」は普通にあることなのですが、この時は慢性的な「だるさ」からも、同じく慢性的な「イライラ」からも徐々に開放されるような実感がありました。始めて1ヶ月位(回数にして5回程度)の実感です。

 このころから「しんどい」「苦痛」はさほど感じなくなってきました。週末10Km程度の距離ですが、尻の痛みにも段々と慣れてきました。食事制限のおかげもあって、体重も順調に減り続けていて、2ヶ月経った頃には90Kgを切った状態が継続するようになっていました。

 血糖値は相変わらず高めではありますが、この頃になると200を超えることはなくなりました。食前(空腹時)血糖は100前後まで下がるようになってきており、順調な回復を実感していました。

 ただ、自転車については相変わらず「ノルマ作業」であることには変わりは無かったのです。



 長く続けなくては意味がないのだから、苦痛を伴ってはいけない。
 自発的に続けるには楽しくなくてはいけない。
 いつも同じ道は全く面白くない。

 判ってはいることですが、どうしたって走るルートは同じですし、既に飽きてしまっているので今更楽しめるはずもありません。この辺りがジレンマというか、壁になっていました。

 突破口になったのは、ふと立ち寄った有楽町のビッグカメラで見た「折り畳みミニベロ」でした。電車内に持ち込んで、移動先で乗れる・・・・・。まだ「輪行」という言葉すらよく判っていない私でしたが、頭の中では自転車を持って電車に乗る自分が浮かんでいました。

 当時ママチャリ(とはいえ5万円位したブリジストンのアルベルトです)を買ったばかりで次の自転車と言うのは抵抗がありましたが、決して余裕などない家計を預かるツマはあっさり許してくれました。その日のうちに約5万円で購入したのはDAHONのSpeedP8(SRAM Comp3.0・8速)でした。

 輪行袋など知らない私は、有楽町の駅からそのまま自転車剥き出しで混み合った山手線、総武線と乗り継いで帰宅しました。今考えたら随分と大胆で迷惑な事をしましたが、駅員に咎められた記憶はありません。

DAHON SpeedP8

 この自転車には大変お世話になりました。後の自転車通勤でフレームの折り畳みヒンジがガタガタになってしまい、今では隠居の身(でもこれは絶対捨てられないんです。

 大事に乗ったので大きな傷もなく、ピカピカです)ですが、初めて電車で輪行(このときはちゃんとDAHON専用の輪行袋に入れました)したのも、江戸川を40Km(普段の4倍!)も走ったのも、お台場を隅々まで走ったのもこの自転車でした。

 普段、仕事で用が無ければ行かないところや、自転車がいっぱいのサイクリングロード、車では入れないような路地や公園、とても新鮮でした。

 初めて「愉しい」と思ったような気がしました。



 ・無理をしない。無理は苦痛につながります。
 ・疲れたらすぐ休む。疲れてしまっては長時間乗れません。
 ・寄り道は積極的にする。結果的に距離と時間が延びます。
 ・距離を気にしない。目標(ノルマ)を置くと、それが「無理」につながります。
 ・スピードを気にしない。他人と比較するとストレスになります。

 止めたいときにすぐ止められて、走りたいところだけ走って、どこにでも行けて、電車で帰れるという折り畳み自転車は、私のような人間のためにあるのだと思いました。

 やがて「あそこも行きたい」「ここにも行きたい」となり、週末に自転車に乗るのが楽しみになってきます。必然的に体重も減り始め、この頃には、非常に高かった血圧も正常に戻りつつありました。尿糖(試験紙でチェックします)も出なくなりました。

 6ヵ月経った頃、体重は既に80Kg前半に突入していました。この頃、減量に伴う色々な問題が顕在化してきます。

 まずは体のたるみです。100Kg近くから一気に減量したため、体の至る所に伸びきっていた「皮」が行き場を失って力なく垂れ下がっていました。若い人ならすぐに戻るのかも知れませんが、既に40近い体は、なかなか対応できません。この状況はその後1年ほどかかってようやく収束してきました。

 次に衣服です。スーツ、普段着、下着に至るまで、全て処分して買いなおしました。
辛かったのが、一気に痩せたとはいえ、やはり中間地点でも服は着る訳で、過渡期に購入した洋服は数回着たら、もうブカブカ・・・という状態でした。

 毎月の様に衣料の買いなおし・・・・家計には莫大なダメージを与えました。正直、「これ以上痩せたら破産するかも」というくらいの予想外の出費でした。

 結局、この半年で私は規則正しい生活習慣と自分で摂食をコントロールする術を身につけることが出来、これを以ってダイエット&糖尿病治療はほぼ完と相成りました。あとはこの状態をキープするだけです。

 血糖値も正常になり、体も軽い。悩まされ続けた片頭痛も解消しました。

 ただ、副作用もありました。自転車自体にも当然興味が沸いてしまい、生来のめりこみやすい私は「改造」という暗黒面にもこの頃から染まり始めていました。家計にはまさに「泣きっ面に蜂」です。

 ダイエット目的だった自転車は、いつしか愉しむ事が目的になり、快適性を求めるようになりました。愉しんだ挙句にダイエットも出来ればこれほどオイシイ話はありません。ツマとおそろいでBD-1を買うまでに、それ程時間はかかりませんでした。

 BD-1を2台、これも相当な出費です。なんだかんだと2台合計で30万はしました。このときもツマはあっさり同意してくれました。

 崩壊しかかっていた私は復活しましたが、今度は家計が崩壊しそうです。


 書いていて、如何に負担をかけていたのか、改めて認識しました。当時は自分のことだけで精一杯で、ツマの負担など顧みなかったように思います。
 心から感謝しています。


 さて、いろいろ勿体つけて長々と引っ張ってきましたが、いよいよ次回は最終回。あの 「死の宣告」 をした医者に、宣告から1年後の人間ドックで「リベンジ」です。





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Last updated  2007.08.30 20:27:04
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