2004年01月01日
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1967(S42)年2月12日(日)大雪、されど比較的暖かな一日 


 朝起きると一面の銀世界。庭の木々も芝生も、スッポリと雪に覆われて美しさは又一入。
 特に戦災以後、灰燼に帰した街の煤がこびり付いたようで、見る影もなく薄汚れていたココ千本松原の松が、文字通り眩しいばかりの白銀に彩られた姿は見事。何か神々しささえ誘う風情である。


 勿論、故郷を離れていた4年間の京都時代には、この程度の雪は再々お目にかかったものではあった。
 しかしココ沼津でのコレ程の積雪は、全国的にも比較的温暖な地として知られるだけに、帰郷後の十二年間はもとより、実に子供の頃以来の出来事。

 お蔭で子供達は大喜び。二美(ツグミ)も生まれて初めての雪を手に、パパやママの雪ダルマ制作に協力してくれた。
 ただ残念だったのは一菜(カズナ)だけ、先日の風邪をブリ返してしまい、床の中からの雪見と相成った事である。




 しかし、そうしたパパの傾向は、決して美食やケチの現れではない。
 つまり、何でも無駄なく食べ、良い物をヨリ安くと言った合理主義を反映したものと理解して欲しい。

 この事。一菜や二美に、単なる「吝嗇(リンショク)」と将来誤解されたくないので、特に一言付け加えて置こう。(夫・誠筆)


※(1967.2.12の日記余白、「昔・誠」書き込み記事)

 * 一菜、気分悪し。横川医院へ連れて行き加療してもらう。

 * 病気の一菜に何とか食欲を付けようと、スキヤキ用の焼豆腐を買いに行く。
  生憎と豆腐屋が殆ど休みで、5~6軒も歩き回って漸く入手。帰宅したら6時半。
  「トウフ・トウフ」と、かれこれ一時間以上も探し回った勘定だ。アア、シンド !!

*撮影…(1)我家の庭の雪景色(4×4判) (2)千本浜防潮堤からの雪景色(ハーフ判)

*発信…夕方、産経新聞社宛にモニター・カードと、パパの投稿「企業は公約を守れ」を投函。



《付記》2004年1月1日の誠、日記再読所感

☆稀有な大雪に親も子も感慨一入

 暖国生まれの私は雪が積もると、寒さを忘れて本当に嬉しくなる。
 辺り一面の景色が何とも見事に変身し、己の心まで洗われたように清々しさを感じたものだ。



 その光景に感動し、グレーと黒を基調にして神学館の雪景色を描いた私の習作は、学生時代に母校の合唱団を県都に招いて行った音楽会で、パンフレットの表紙に使用し好評を得た。

 ところが、余り上手く仕上がり過ぎたようで、芸術院会員の父君を持つ友人S君が、
「これは素人が描けるものではない。多分誰かが描いたものを無断転用したのでは…。
 後で著作権問題になると大変だから注意しておく方がいいぞ」
とか親父さんに言われたとの事。

 勿論、だからって、誰の力を借りたわけでもないし、心配ご無用と答えておいたが、とんだ疑いをかけられたものであった。でも、それだけ会心の作に仕上がっていたとも言え、腹が立つよりも内心嬉しくなったものである。

 尤も、三條河原町にあった日本交通公社で見たスカンジナビア航空のパンフレットが、寒々とした灰色の雪景色を白黒基調に描きながら、要所要所を僅かに黄色か白抜きにして品良く雪の輝きを現わす技法の巧みさは、印刷費用も割安に済むし、このモチーフに何より格好のものとして応用させてもらった。
 だがコレを盗作と思われたのでは、殆どの名作も同様に他人の技法を学び取って大成した画家達の作品と言っても良い筈。…そんなケッタイなイチャモン、成立する筈がなかろう。


 ところで、もう一つ雪が降ると決まって思い出すのが、母校のクリスマスシーズンの催しで、学生達が冬休みで帰省する直前に毎年行われる同志社名物のキャンドルサービスだ。

 この催しは女子大の今出川校舎にある栄光館の中で全学共催の形で開催されるが、パイプオルガンの伴奏に合わせ白いガウンにローソクを掲げた聖歌隊の入場によって開幕する。
 ここでのミサの荘厳さや賛美歌コーラスの素晴らしさは、京都の人達に広く知れ渡っているが、何と言ってもソノ雰囲気はロマンチックそのもの。この催しで一気に親密さを増した恋人達も多い筈だ。
 さて、そうしたムードに酔いしれて閉幕。興奮冷めやらぬ心で正面玄関から会場を出ると、頭上から響く妙なる鐘の音。振り向けば揺れるキャンドルと白ガウンの聖歌隊が、玄関上のバルコニーにハンドベルを持って整列して見送り、尽きぬ名残を惜しむ…。

 私も在学中に二度程このキャンドルサービスに参加することが出来た。しかもソノ内の一度だけ、実にタイミングよく雪となり、その雰囲気は真にホワイト・クリスマスそのもの。終生忘れ得ぬ思い出となった。

 尤も、本拠地が郊外に移転した昨今の事情は知らないが、それだけ人気も高いとあって、当時は同志社関係者でもコノ入場券をペアで入手するためには、一苦労も二苦労もする覚悟が必要でもあった。


 まあソンナ風に、雪を見る度に若く純真で感受性が豊かだった頃の雪の日のアレコレが思い出され、何か心洗われる心地がする私だが、この古い日記も折り良く元旦の記事がコノ稀有な雪の話題となって幸いだった。

 実は内心、又々夫婦喧嘩の記事に行き当たったら如何(ドウ)しようとも思い、そんな時には、このシリーズはお休みにして新春らしい時の話題に切り替えようと考えたりしていた。
 それゆえ、雪の他にも、折悪しき娘の病気の話題やらアレコレ語り尽せぬ今日の日記だが、話題の焦点をコノ雪一色に絞り、休む事なくコノ年の「楽天日記」事始めとしたい。 






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最終更新日  2004年01月02日 11時05分52秒
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