2004年11月07日
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★『図らずも実現した世界一周「文明の十字路ツアー」の思い出』
        《第7回(全19回連載予定)》

 ※同人誌『群』第四号 (1990年7月30日発行)寄稿文「旅友M君への手紙(オリエントの旅を終えて)」
  を、14年後の今、即ち2004年10月26日に偶々再読。大幅遅れの楽天公開日記の埋め草にと着目、
  推敲と読後感を加え斯く連載することにした。
  今以上に構文の稚拙さが気になる作品だが、要は此処に書き残すような旅のハプニングも、時には
  有るんだなあと言った軽い話題として、読み流して戴けたらと思う。
 ※同人誌『群』第四号 (1990年7月30日発行)寄稿文「旅友M君への手紙(オリエントの旅を終えて)」
  を、14年後の今、即ち2004年10月26日に偶々再読。大幅遅れの楽天公開日記の埋め草にと着目、
  推敲と読後感を加え斯く連載することにした。
  今以上に構文の稚拙さが気になる作品だが、要は此処に書き残すような旅のハプニングも、時には
  有るんだなあと言った軽い話題として、読み流して戴けたらと思う。

ルクソール・河岸ホテルのロビーでT&t
天井一面に飾られた硝子器具のインテリアが忘れられない
             ルクソール・ナイル河岸ホテルのロビー(一昔前の筆者と妻)
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☆第7回 

【前文】…初回10月のみの掲載記事

  ※第二回目以降から読まれる方々は、本文記事をヨリ理解いただきたい為、
    以下に記すコノ15日掲出の前文だけは出来るだけ目を通してから、続く
    本文を読み始めるよう、お薦めします。
    勿論、お気が向く限り、初回から順次全文を通読される事こそが、この
    程度の拙文しか綴れない筆者の望むところ…。
    まあ如何様に触れて戴くにせよ、読み難きを耐え、物足りなさを忍んで、
    何卒ヨロシクご判読の程を…。

            『 旅 友 M 君 へ の 手 紙 』
             …オリエントの旅を終えて…
              その7(全19回分載予定)                                                    (1990年3月・筆者註) 

            ☆          ☆         ☆      

♪エジプト …カイロ ⇒ルクソール⇒カイロ/(4分割中の1〕)♪

§1.気になったアレコレ
《撮影機材持ち込みには厳しい制約/酒類規制は金次第》


 そうしたエジプトで先ず驚かされたのは、ビデオカメラの持込に対する検閲の
厳格さでした。

 何でも、持込を誤魔化し売って帰れば、往復の旅費が出てしまう程の現地価格
だとの事。
 またビデオについては持込の難しさもさりながら、数多い遺跡や博物館内での
撮影についても、禁止同然の法外な撮影料が課せられます。
 このため、持参した4~5人の人々も、大きく重い機材を折角準備されてきた
のに、そうした場所での撮影は殆んど諦めざるを得なかったようです。

 なお、酒類の販売についても聞かされていた通りの厳しさでした。
 だが、利用した宿舎や立ち寄り先のレストランの殆んどが、格安ツアーとして
は意外な程の外国人専門らしい四つ星の上クラスだった為か、割高ではあっても
入手できないといった場所はありませんでした。 


《大人も子供も「ベン・ベン・ベン」》

 それから、もう一つの驚きはボールペンの人気と電池の貴重さでした。

 観光客がボールペンを持っているのを見つけると、物売りの大人や子供が大勢
集まって来て、「ベン・ベン」と口々にバクシーシを求められます。
 ちなみに「ベン」は「ペン」。すなわちボールペンのことであり、「バクシーシ」
とは、イスラム教からきた言葉のことで、
「貧しい者に、何卒お恵みを !!」
と言った意味のようです。

 コレに対し、勿論のこと私達は、予め現地添乗員から教えられていたとおりに
「ラー、ラー(NO NO)」と誰もが断るのですが、そんな事では容易に引き下がる
相手ではなく、バスが走り出すまで追って来ます。

 まあそんな訳で、私が予備として持参した数本の安物も、ボーイやメイドへの
チップ代わりとして瞬く間に消えてなくなりました。

 そして最後には、先年パリで旅行に便利だからと夫婦おそろいで買った首飾り
式のボールペンも、立ち寄ったみやげ物店の主人に狙われ、ついに私の分だけ、
ラクダ三頭に化けてしまいました。
 といっても、身の丈15cm程で単価が10エジプトポンド(約600円)程の小さな擬革
らしい縫いぐるみの話ですが…。(ホホホ)

 でも、これに続く取引が又おもしろかったですよ…。
 とにかくコレを取られては私の書くものが無くなるし駄目だと、最初は断ったんです。
 すると、何でも欲しい様子で、「ラーラー」と私が一度言う度に、妻ラクダが付けられ、
遂には子ラクダも付けられて、幸せそうな親子ラクダ三頭との商談に…といった具合に、
話が進み、根負けして握手したと言う訳でした。


《カメラの電池切れで一苦労…その値段の高さにビックリ仰天》

 それから電池の値段にも驚かされました。

 私の旅行用35mmハーフサイズZOOMカメラ・京セラ製「サムライ」の特殊電池が
生憎と途中で上がってしまい大弱り。
 場所は、首都カイロでなくて地方都市のルクソールでの事。
 そこで夕食前に、昼間ベンとラクダ商談で親しくなった例の店の主人に相談。
使えなくなった電池を預け、また後で来るので同じ物を探しておいてくれと頼み
ました。
 ところが、食後に再び一人で出かけてみると、
「息子に見本の電池を持たせ、方々の電器店を探させているのだが見つからない。
 で、それならカメラの専門店へ行ってみろと今行かせたので暫く此処で待って
 みてくれ。もう戻ってくるだろうから…」てな調子…。

 で、出してくれたチャイ(甘い甘い紅茶)を勧められるまま何杯も御馳走になり、
今度は先ず何か埃っぽいグレイ地に砂漠を行くラクダの絵柄の荒織絨毯は如何と
買わされてしまいました。

 こうして半時間以上も待ったが、その息子さんは戻らずヤキヤキしながら店の
前に出て、近所の人々も集まる焚き火を囲み、今度は水煙草を試飲させてもらう
事にもなりました。

 瓢箪型みたいな硝子の器具の先端の皿の上に独特な刻み煙草を一つまみ置き、
これに焚き火の中に燃え残った消し炭の一片を鉄の箸で取り出し点火。
 括れた瓶の中間部に取り付けられたゴム管の先の吸い口を吸うと、紫煙は瓶
の底の水をブクブクと潜って適度に冷やされ出てくる仕掛けです。
 昔から写真や図鑑では見慣れていた品で興味深々、異国情緒共々に深く吸い
込んだものでした。

 尤も、正直に言って味は期待したほどではなかったです。しかし人生初めての
体験とあって大いに喜んで見せたら、到々この水パイプも買わされる事になって
しまいました。
 あの店主、確か歌の文句じゃないけど「ムスターファ」とか言っていたけれど、
ナカナカの商売上手でした。

 でも こうして1時間近くも粘った甲斐があって、やっとカメラの電池を彼の
息子さんが見付けてきてくれました。
 但し日本製でなくイタリア製でしたから一寸心配してしまいましたが、カメラ
に入れて試したところチャンと作動し一安堵。

 とは言えソノ値段は何と日本で1500円で買えた物が邦貨換算で約5200円でした。
 息子さんの話では、普通の単3電池でもアルカリだと2本組で日本の約3倍の
1000円程もするそうです。
 それゆえコウした特殊電池となると、買えれば幸い。悪くすると値段は売り手
の言うが侭てな事に成りがちとか…。

 ビックリ仰天してしまいましたが、旅の必需品とあっては仕方ありません。
 でも、私が渋い顔をしていたら、気持を汲んでくれたらしく約4800円まで電話で
値引き交渉してくれる以心伝心さも嬉しい限り…。
 このため私も気は心と、ポケットからボールペンが付いた使い掛けの安物ライ
ターを取り出し息子さんにプレゼント。
 結局、何だかんだ1万円近い臨時出費になりはしましたが、何か金銭では計り
得ない草の根の国際親善を果たせた気分…。

 ともあれ目的を果たして戻るホテルへの夜道は、未だルクソールの春は浅く、
仄暗く薄ら寒い感じではありましたが、昔懐かしい馬糞の匂いも微かに漂う此の
鄙びた古都に住む人々の、心の温かさを染々と思い起こさせる何とも楽しい異国
の宵でした。

            ※(挿絵掲載は省略。以下、本文は明日以降の日記に続く)


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最終更新日  2005年01月04日 22時25分28秒
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