2019年08月28日
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カテゴリ: 書評
知恵と技術を結集した芸術品 祖田浩一著『江戸切絵図を読む」。

 嘉永~安政期 
 この時期に発売された江戸の30葉が紹介されている。 著者は、歴史のこぼれ話し、事件、人物、地名の由来を語る事がどれだけ出来るか。そう心して、切絵図解読に心したと言う。

 切絵図 
 そこに記載の御三家・大名家の上屋敷と下屋敷、寺院・社殿、下級身分の先手=さきて、徒、書院番士。 諸職、商業、畑地、水田。記載対象の重要性にあわせ表現する「処理の見事さ」に、「知恵と技を結集した芸術品」と言ってよいと。

 江戸市中。 
 その切絵図は、今日の『住宅明細地図』と評して良い、か。 尾張屋清七が版元。「蝦夷こう境餘地全図」も、この時期の出版。出版時期の重なりに、隠された意味がありそう。





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最終更新日  2019年09月01日 06時43分20秒
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