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Paganus

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2007.05.07
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カテゴリ: 日々雑感
 「安全第一」という言葉は皆さんよくご存知だと思いますが、このスローガンは二十世紀初頭の米国、USスチール社の社長であるエルバート・ヘンリー・ゲーリーが多発する労働災害(労災)に心を痛め、それまでの経営方針である「生産第一・品質第二・安全第三」を改め、「安全第一・品質第二・生産第三」としたことに始まります。


 この「安全第一」は、安全に対するコストと労働災害や事故などに伴うコストを天秤に掛けてバランスをとることに他なりません。また、安全に関わるコストというものは何も無い時には過大に思われがちでありますが、一たび災害などに見舞われると復旧に掛かるコストのみならず、シェアの減少なども誘発することになります。

 企業の経営においてロングターム(長期間)の経営戦略及び株主などの出資者に対する説明をする際には特にこのコストバランスを重視しなければなりません。

 この「安全第一」というものは重厚長大産業などだけでなく、いまや第三次産業などにおいてもリスクマネジメントの一環として必要不可欠なものです。

 リスクマネジメントを実行する上で必要なことは「最悪の事態を常に考慮すること」であり「最小のコストで最大の果実」を得るための手段を講ずることにあります。また、目先のコストにとらわれてしまうと時として大きなコストを支払わなければならないことになってしまいます。





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Last updated  2007.05.07 06:31:52
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