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2021.06.12
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カテゴリ: 書籍
翠星のガルガンティア~遥か、邂逅の天地~(下)

翠星のガルガンティア~遥か、邂逅の天地~(下)

 リーマ「この世界は──何かおかしい」
著者・編者 谷村大四郎=著
出版情報 KADOKAWA
出版年月 2016年4月発行

謎の生物「リヴ」は触腕をレドのこめかみに当てると、「あなたのことを知っている」と告げた――。レドの脳裏に、なぜ世界はこのように在るのか、自分は何者なのかという疑問が浮かぶ。レドは、ラッセルとその仲間たちに、旧文明の歴史、人類銀河同盟とヒディアーズの戦争を語った。
4 年に一度、リベリスタンとアウグストニアの間で行われる武闘の儀が迫っていた。人型機動兵器による 1 対 1 の勝負で、勝者は、時の御柱からもたらされる膨大なエネルギーを独占することができる。
そんなとき、爆破テロに巻き込まれたスカヤとイグナイトは、名を変えてリベリスタンに潜り込み、パウル大佐に認められて武闘の儀に出場することになった。
ラッセルは、リベリスタンによる爆破テロでスカヤが死んだと思い込み、アウグストニアへ下り、リヴの能力で産業戦略大臣セオドライトに認められ、武闘の儀に出場することになった。
2 人は山脈の頂上にある第三闘技場で死力を尽くして戦う。その行く末を見ようと山を登っていたレドの前に、とんでもない構造物が姿を現す。時の御柱と、彗星の群れが接近しようとするとき、レドの目の前に現れた人物は――。イグナイトが急速に能力を失っていった理由は。ラッセルとスカヤの運命は。
すべての謎が解き明かされ、物語は大団円を迎える。

下巻では、テレビシリーズ第1話で撒かれた最後のフラグが回収される。大海賊ラケージや、OVA のヒロイン、リーマも再登場し、要所要所を締めてくれる。
終盤に登場する生命圏創発支援ネットワークシステムの正体はネタバレになるので控えるが、「公共の福祉=人類社会の幸福」を追求するロボット・ダニール・オリヴォー(アイザック・アシモフ『 夜明けのロボット 』、他)を彷彿とさせる。
そして、物語そのものの時間軸の設定は、テレビシリーズを見ていて予想していたとおりだった。読んでいて安心できる嬉しい結末である。






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最終更新日  2021.06.12 13:15:53
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