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どうした奥さん、ブログ更新してるよ。あら、そんでもって「美容院」の次は「皮膚科」ですかい?そうなの、今日は韓国来て以来初めて皮膚科に行ってみたのよ。韓国の皮膚科。皮膚科というと、日本じゃアトピー性皮膚炎でお世話になることが多いと思うけど、韓国じゃもっと身近。ひと言で言い切ってしまえば、爪切り感覚だとわたしは思う。今日、初めて皮膚科の門をくぐり、待合室で待ってる間、かゆくてかゆくて仕方がないのよという患者さんは見かけなかった。恥ずかしいけど、オレ、水虫なんだ、っていう患者さんもいなかった。にきびで悩んでるような学生もいなかった。じゃ、奥さんはなんで行ったのかというと、自分でもよくわからない。(おいおい)毎度のことながら、流れに流されてるうちに皮膚科にたどり着いたのだった。今朝のことだ。朝ごはんを食べ終わったパンダ。「奥さん、今日の予定は?」「何?デートの申し込みなの?はい、一列に並んで~~~」「・・・オレは時間あるんだけど。」「何よ、映画でも観る?」「いや、あの・・・ホクロ取りに行かないかと思って。」「へっ?ホクロ??」パンダはじっと奥さんの顔を見つめている。いや、正確に言うと奥さんの顔のホクロを数えている。やめろ!数えると増えるんだよっ!!!「ホクロ、取っていいの?」「ああ、前に奥さん取りたいって言ってたじゃないか。」「どうしたの?急に。そんなのもうずいぶん前のことじゃないの。」「篆刻習ってる生徒さんが、最近ホクロ取ってきたんだ。」「それ見て、あ~奥さんも取ればいいのにとか思ったの?」「うん、まあ。。。」そこで思い出したのが、わたしが通ってる外国人センターのパク先生。先月突然、顔中赤やら青やら紫やらに染まってるので、びっくりしたのよね。一瞬、夫婦喧嘩でもしたのかと心配したわよ。「先生、てんぷら油でも飛んだんですか??」「あ?ああ、これ?あはは、ホクロ取ったのよ。ホクロとかシミとか。」「!!!!!痛くないんですか?」「う~ん、ちょっとチクチクってするだけよ。 2,3日顔洗ったらダメだって言うから、しばらくは近寄らないでね。」「・・・・そういうの、高いんですか?」「安くしてもらったのよ~。何?奥さんも取りたいの??」「ははは、そりゃ取りたいって言えば取りたいけど・・・」「じゃ、そん時は紹介するから、言ってね。」というような会話があったのだよ。で、パク先生に電話してみた駅前だそうだ。病院着いたら、また電話してくれとのこと。パンダの気が変わらないうちに行ってみるか、と親子3人で駅前の小さな皮膚科に行ってみた。しばらく待合室で待って、診察室に入ると優しそうな先生が「どうしましたか~?」「ホクロ、取りたいんですけど。」と、パンダが即答。あんた、そんなにあたしのホクロが憎かったの??しかもすでにパク先生と電話がつながってるし。わけもわからず、パンダの携帯を院長先生に渡すと、「あ~~~~先生~~~?外国人センターです~~~ @#%&△☆⇔$!!!!」と、パク先生のいつものテンション高い声が洩れてきた。「あ~はいはい、わかりました。わかりました。」院長先生はうなずきながら携帯を切り、「今から、麻酔のクリームを塗ってから30分待ってもらいます。 それからレーザーでホクロを取って、合計1時間くらいかかりますが、 お時間大丈夫ですか?」「え?そんなに早く終わるんですか?」と、またしてもパンダが口を開いた。1時間で早いって、どんだけ大手術を期待してたんだよ?!「お~い、薬塗ってあげてくださ~い!」と、のんびりした声で院長先生が呼ぶと、可愛い看護師さんがささ~っと飛んできて、診療室ではなく、再び待合室に連れて行かれ、そこで鏡見ながら「ここと~、これと~、あ、これもホクロですか?」と指差すのもパンダ。だから、あんたなんでそんなにノリノリなわけ?!!しかもホクロ1個につき1万ウォン(800円くらいだが、わたしの中では千円)っていうのに、「ついでだから、これも、あ、これも。」と予想を大きく上回る数のホクロを指している。可愛い看護師さんは、パンダが指差したホクロに麺棒でちょこんちょこんと白いクリームを塗っていく。これが麻酔だなんてなんか不思議よね。「30分くらい待っててくださいね~。」30分待ってる間、60代と思われるおばあちゃんの二人連れが来られ、わたしの隣に座った。一人は患者さんだけど、一人は紹介者のようだった。しばらくすると、一人のおばあちゃんの眉に白いクリームが塗られた。どうやら、眉のアートメイクを落としたいらしい。すると、もう一人の紹介者のおばあちゃんが、わたしを見て「あら、ホクロ取るのね??」「あ、はい・・・」「あ、じゃ、あたしも久しぶりにやってもらおうかしら~。 すんませ~ん、ちょっとあたしもホクロ~~~!!!」え?そんなにお気軽なんですか??それからまた名前を呼ばれ、手術室(?)のベッドに横たわりホクロを取ってもらった。チリチリっとちょっとだけ痛かったけど、我慢できないほどではなく、途中で違う部屋に移り、ストロボみたいなのが焚かれたと思ったら、それもすぐに終了。小さな絆創膏を患部に貼っておしまい。3日間ほどは洗顔も禁止で、1週間くらいでかさぶたがはがれたら、きれいになるそうだ。絆創膏や塗り薬の説明の後、気になるお値段。看護師さんが、可愛い声で「え~っと、ほんとはホクロ1個につき1万ウォンなので、 今日は18個取ったのと、根が深いホクロがいくつかあったので、 20万ウォンくらいいただくところなんですけど、 院長先生からまけるようにとお話がありましたので・・・」とまで言うと、ちらっと他の患者さんたちを見渡した後、カチャカチャっと電卓のキーと叩いた。恐る恐るのぞいてみると、たった一桁の数字がひとつ。「7」え???7万ウォン???(5千600円くらい?)い、いいんですか~~~~~?!!!ああ、そうと知ってたらもっとあれこれお願いすりゃよかったわ。と、ちらっと思ってしまった奥さん。パンダは「オレは絶対まけてくれると思ってたから、 この際だからと思っていっぱい頼んだんだ。」と話していた。すごいね、さすが韓国人には韓国人だわ。わたしには予想できなかった。だって、20万ウォンコースだと思ったのよ。それが、電卓見せてこれでどう?ってあなた、それって東大門市場のノリじゃない?帰り道パンダが「日本じゃいくら位なの?ホクロ取るの。」「いや~日本じゃホクロも別に取ろうとか思う人いないから、 日本の相場なんてわからないよ~。」「ホクロくらい取るでしょ?」「取らないよ~~!!!」「じゃ、なんで奥さんは取ったの?」「パンダが取ったら?って言うから取ったんじゃないの!」ちなみに、偶然この後市内の日本人奥さんに会い、ホクロの話をしてたらやっぱりその奥さんも頬のホクロを嫌がられたみたいで、日本でホクロを取ってもらったそうなのだけど、10年位前で1個1万円だったそうよ。桁が違うわね。というわけで、美容院、皮膚科となぜか今年はビューティー路線のネムセがするわ。後はダイエットか
2010年01月26日
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昼過ぎまでお気に入りのコーヒー屋さんで、ハンドドリップの講習会があり、数種類のコーヒーを利き酒みたいに飲み比べ、産地(豆の種類)を当てるゲームを楽しんだ。明日は2チームで対決し、勝ったチームにはコーヒー豆を進呈というので、Hオンマさんとわたしは真面目な日本人っぽく、お互いの家を行き来しながら、練習してきた。が。飲めば飲むほど、だんだんわからなくなってきたぞまあ、お遊びなんだけどね。昼ごはん食べて、パンダと子パンダと合流。Hオンマさんと別れて、帰宅後、ささいなことでなんか腹が立ち、パンダが仲直りのつもりで、サウナに誘ってくれたけど、どうも気分がいまいちで、サウナでごろごろしててもすっきりしない。こないだ、貝にあたって以来、体調も気分もずっと低空飛行で、そういや美容院だってもう半年以上行ってないなとか思ったら、別に悲しくもないのに、泣けてきて、何がなんでも美容院に行って、旦那の金を使ってやれって気分になってきた(あほ?)で、夕方から市内の美容院に行き、カラーリングもお願いしたい、とれかけのパーマもなんとかしてほしい、似合う長さにカットしてほしい、と思いつくままフルコース、つまりは旦那への嫌がらせ?を頼むと「カラーリングとパーマはいっぺんにはできません。」「今日のところは、まずはカラーリングだけにしましょう。」とイケメンの美容師さんに言われ、大人しくうなずく奥さんどれくらいイケメンだったかというと、仮面ライダーの主役くらい。(イケメンなのか??)で、合羽みたいなの着て、鏡の前に座ると、餌に群がる魚のように、さささささ~~~~っと店内のあちこちから美容師さんたちが集まって、その仮面ライダー美容師の手元を見学しているのよ。そんでもって、あたしゃ聞き逃さなかったわ。「すごいね、この人、くせっ毛なのかねえ??」いいえ、もともと天パですけどこんなに爆発してるのは、3ヶ月前に知り合いの奥さんが、美容師免許取立てだから無料で、とゆるゆるパーマかけてくれて、それ以来の大爆発なのそれがなかったら、ほんとはオスカルみたいな天パなの!!!そして、そのうちの一人のアガシ(お姉さん)美容師さんが「失礼しま~す」と、脇に座り、手のひらにいっぱいオイルを取り、わたしの手指をマッサージし始めた。ちょっと~いいじゃないの~~~~。すっごく気持ちいいわ~。そのアガシ美容師さん、奥さんの手をさすりながら親指立ててるよ「???」「やわらかい手ですね~」あはは、家事さぼってるせいか?そんでもって、ソーパーな奥さん、思わず質問。「そのオイル、何のオイルなんですか??」いや、別にね、何のオイルでもいいんだけど、会話の糸口ってもんがあるでしょ??「・・・・」あら、アガシ黙っちゃったよ。すると、すかさず仮面ライダーが「ア、アロマオイルです。」アロマオイルってったって、何の香りとか何系だとかあるんじゃないの~??まあ、いいんだけどさ。で、待ってる間は窓際でパソコンやったり雑誌読んだり。仲直りしたがってる旦那も一緒についてきて、パソコン三昧。子パンダはおうちで、パンダ母と留守番。途中で、子パンダから「まだなの~?いつ帰ってくるの~~~?」「ごめん、あとシャンプーだけだよ、もうちょっと待っててね。」シャンプーが終わり、美容師さんがどうにもまとまらなかった前髪をカットしてくれて、ムースみたいなのつけて終了。はぁ~随分ましになったわ~~~と、ほっと一息ついたら、またわらわらと美容師さんたちが集まってきたよ。仕上がりを見に来たのか???すると、仮面ライダー、じっとわたしの頭を覗き込み、首をひねってる。何?何?失敗??そして。プチっ。いててっ。プチっ。いててててっ。何すんだよ~~~~と思って顔上げて鏡見てびっくり。染め残った白髪を、抜いちゃってるよこの人!!!!え?これが仕上げなんですか???だめよ~~~抜いたら根元がゆるんで、髪生えてこなくなるって聞いたわよ~~~~切って、切って、切ってちょうだい~~~~~~と、心の声が届いたのか、わたしの刺すような視線に気づいたのか、ライダーの手は止まった。とにかく、今回はこれで十分だ。また次夫婦喧嘩したら、そのときはパーマねと、お会計に向かうと、ライダーが「あの・・・ウェーブは旦那さんの好みなんですか?」と聞いてきたもんだ。とんでもないわ。旦那さんの好みに合わせるような良妻じゃなくってよ。「いいえ、別に。」あなたが答えないでよ、パンダ!!!「そうなんですか。。。じゃ、ストレートでもいいんじゃないかなと思って・・・」「そうですか?でも、もともとすんごい天パなんですよ??」「そうですか。いや、いいかな~と思って。」よく見ると、ライダーがわたしを同情の目で見ている。どうやら、このちりちり具合が気の毒なのだろう。いかん、いかん、また気分が落ちてきた・・・いや、この前髪とこの色には満足しているのだ。多くは望むまい。「はぁ~すっきりした!!! やっぱり女の人にはこういう時間は必要よね~~~ 美容院とかお買い物とか」「わかってるよ。ごめんね、奥さん。」「わかればいいのよ。わかれば。」結局何が悪いのかわからないのに、ごめんねと言わされるパンダ。すまんね。そんでもって、家に着いたら子パンダが泣きながらお出迎え。ごめんね。ごめんね。でも、奥さんちょっとすっきり。明日はもっと優しくできるから。
2010年01月23日
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