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2018.09.13
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テーマ: ニュース(96639)
カテゴリ:

「領土抜き平和条約を」 プーチン氏、首相に提案


東京新聞 2018年9月13日
引用元:http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201809/CK2018091302000165.html

ロシアのプーチン大統領は十二日、極東ウラジオストクの東方経済フォーラムで、安倍晋三首相に対して「一切の前提条件なしで、年内に平和条約を締結しよう」と提案し、北方領土問題を棚上げして平和条約交渉を急ぐよう促した。 

 プーチン氏は平和条約締結後「友人として全ての係争中の問題を解決しよう」とも主張。プーチン氏が公の場で領土問題の先送りを明確に打ち出したのは初めて。タス通信によると、ロシアのモルグロフ外務次官は「日本側に前もって明らかにしてはいなかった。われわれにはすぐに交渉を行う準備がある」と述べた。
・・・


記事を要約すると


  • ロシアのプーチン大統領が安倍総理に対し、今年の年末までに平和条約を締結することを提案した。

  • ウラジオストクで開かれている国際会議の全体会合の場で飛び出したもので、プーチン大統領は前提条件を付けずにとしている。


どういう裏が 新聞各紙読み比べ


■東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201809/CK2018091302000165.html

ソ連崩壊以降、積み重ねた日ロの北方領土交渉を事実上、、振り出しに戻そうとの狙いがあるとみられる。領土交渉を先送りして経済協力を推進する安倍首相の前のめりの姿勢が裏目に出た格好だ。

プーチン氏は「冗談ではない」と念を押した。自民党総裁選で再選後の北方領土問題解決に意欲を見せる首相の熱意を逆手にとってプーチン氏は危ういボールを投げ返した。

■産経新聞
http://www.sankei.com/world/news/180912/wor1809120021-n1.html

北方領土問題を棚上げにした、中間的性格の条約を念頭に置いている可能性が高い。ロシア経済の低迷が続き、米国の対露制裁圧力も強まる中で、日本を揺さぶり、日米間にくさびを打ち込む思惑がありそうだ。

■読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/world/20180913-OYT1T50018.html

「従来の立場とは異なり、領土問題解決へのハードルをあげた。交渉を乱す『くせ球』だ」と警戒する。米露関係の緊張緩和が進まないことを背景に、プーチン氏が領土返還後の米軍駐留を警戒し、領土問題解決に「及び腰になっている」(日露関係筋)との見方もある。


プーチン大統領の提案の意味は


極東のウラジオストクで東方経済フォーラムが開かれ、そこに安倍首相や習近平氏なども集まっているのだが、その全体会合で安倍氏がちょっと演説をしてその後、司会者に発言を求められたプーチン大統領が、戦後70年以上、日ロ間で北方領土問題が解決できずにいることに触れたうえで、「今思いついた。まず平和条約を締結しよう。今すぐにとは言わないが、ことしの年末までに。いかなる前提条件も付けずに」と述べた。

ことしの年末までにって、ほとんど今すぐじゃないか。

今思いついたww

こんな大きな話を今思いついたと言い、しかも、これだけたくさんの人がいる前で発言することはありえない。
本当にプーチン氏が思いつきで言ったのか、くせ球を投げたのかどっちなのと言われれば、くせ球を投げてきたのに間違いない。

前提条件を付けずにというのは、明らかに北方領土問題の解決を後回しにしようということだ。それは領土を諦めろということなのか。
まず、日本の立場というのは、北方領土問題があることを確認して、その帰属問題を解決してからロシアとの間に平和条約を締結しましょうというのが基本方針だ。
これまでは、ロシアもその姿勢できたわけだが、ここにきて急に前提条件を付けずに、つまり北方領土問題を後回しにしてでも、まず平和条約を締結しようというのは、日本としては受け入れがたいだろう。
本当に前提条件を付けずに条約を結んでしまって、その後に北方領土問題を話し合いましょうと言われたところで、ロシア側としては北方領土問題を話し合うモチベーションが絶対に下る。ですから、日本としては受け入れることはできない。

今回の発言からプーチン大統領がいらだっているのは間違いないだろう。
安倍首相としては、まず経済協力みたいな形で二国間の関係を深めて、特に北方領土での経済活動をやるなかで気運を高めていこうという戦略だったがそれもなかなかうまくいかず、プーチン氏としてはもう一気にやってしまおうという感じなのかもしれないが、その提案がそのまま進むことはありえない。

もともと1956年の日ソ共同宣言では、まず平和条約を締結した後に歯舞群島と色丹島の2島を日本に引き渡すとしていた。しかし、日本としてはそれではだめだ、4島返してくれということで日ソ共同宣言をとりあえず棚上げにしたような形で、4島の返還をしてもらった後に平和条約を締結しましょうということできた。
しかし、ここ数年、ロシアとしては4島全体はロシアのものだと、まったく返す気はないとしているし、それこそ島周辺で軍事訓練を行ったりということで、実際は北方4島のロシア化が進んでいる。日本としては仕切り直しをどこかでやらないとこのままでは2島でさえ返ってくることはないのが現状だ。


関連サイト


・安倍総理も苦笑い…プーチン「平和条約提案」の怖すぎる真意 - 現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57520

・「年内に平和条約」 領土棚上げ断固拒否せよ 対露外交を再構築する時だ - 産経ニュース
https://www.sankei.com/column/news/180914/clm1809140002-n1.html

・プーチンの罠にはまり…北方領土を売った“外交の安倍”の嘘 - 日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237427












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Last updated  2018.09.14 16:30:42
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