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2006年11月09日
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カテゴリ: Movie(洋画)



スーパーマン映画化にいたる「紆余曲折」についてですが・・・
やはり、 クリストファー・リーヴ については語らなければならないと思います。
先に「スーパーマン」の印象はアメリカでは映画よりTVの方が上だと述べました。
それは実際、映画化されたことが少ないからです。
Review1でも述べたようにスーパーマンは映画向きでないので、TVでの映像化の方が多いのです。
近年でも「新・スーパーマン ロイス&クラーク」や「ヤングスーパーマン(こちらは現在も放映中)」という形でTV放映されています。
しかし、「新・スーパーマン」ではスーパーマンことクラーク・ケントとロイス・レーンが高校の同級生という設定のいわば 「新説」
「ヤング・スーパーマン」に至ってはクラークと宿敵レックス・ルーサーが高校の同級生というこれまた「新説」です。
どちらも学園物の要素を取り入れてますが、私たちが知っているスーパーマンの世界観に至るまでの物語・・・のはずですが、先の新説によりパラレルワールド的な作品だと言えます。
本来の展開でいくとクラークとロイスのラブストーリーが一向に先に進みません。
しかし高校生となればそのもどかしさもまた「あり」でしょう。(アメリカの高校生は実際にはかなり進んでいますが・・・一応 未成年 ということで・・・)
そして、なおかつ敵とバトルしないですむという点もクリアできるのではないでしょうか?
「主人公を高校生にする」ことで、レックスの悪巧みも比較的小規模になり、毎回それをスーパーマンが人知れず解決するといった内容ですね・・・
これならば、飽きられずシリーズを続けていくことも可能かもしれません。
もはや 「暴れん坊将軍門」 のようなノリですが・・・(笑)「ヤング・スーパーマン」は現在season6になるようです。
あの「24」より長寿番組ということですね・・・

ましてや、学園物なので、往年のファンだけでなく、ティーン層も受けがいいということです。
枝分かれしたパラレルワールドのスーパーマンの方がアメリカでは認知度が高いというのもおかしな話です・・・

しかし、映画(シリーズ)向けでない作品ですが、クリストファー・リーヴが主演した第1作は空前のヒットとなりました。
これは当時の特撮技術が飛躍的に向上したことが大きな要因であったように思います。
それまでは、空を飛ぶシーンはよくてピアノ線・・・悪けりゃ、上を向いて風を上方から送り、カメラを寝かせて、飛んだように見せかける・・・とか・・・

しかし、1978年の「スーパーマン」ではコンピューターでピアノ線を消すという当時としては画期的なシステムが用いられました。
これはジョージルーカス率いるILM(インダストリアル・ライト・マジック)という最先端の会社が用いた技術で、これによって、町を走っていたクラークがいきなり空に浮いてしまうという映像がかなりスムーズに見えるようになりました。
この映像は観客に相当のインパクトを与え、 自分も空を飛べるんじゃないかと勘違いした人 がでるくらいで、ビルから飛び降りてしまう(自殺ではなく・・・)ような事故も多発したと聞きます。
大スクリーンをスーパーマンが飛ぶシーンは本当に素晴らしく度肝を抜かれました・・・
加えて、ジョン・ウィリアムズの音楽も最高でした。
同時期に発表された、「スターウォーズ」や「スタートレック」とごっちゃになりそうですが(実際にてるんですが・・・)やはり、それぞれに合ってます。
音楽を入れ替えると、てんで雰囲気がでないんですよね・・・不思議なことに・・・・

そして、クリストファー・リーヴ!・・・彼なしではここまでのヒットにならなかったように思いました。
体格(身長や筋肉の付き具合)はもちろん、その風貌・・・眼鏡をかけたときの表情など、まさに完璧でした。
私を含め、全世界の人々が太鼓判を押したんじゃないかと思います。
おそらく彼のスーパーマンのイメージにケチをつける人はいなかったと思います。
それほど、 適役 でした。
その後、映画シリーズの人気がなくなっても、TV版のパラレルな話があっても、彼のスーパーマンは「特別」な存在でした。
実はシリーズ4作目では彼は「原案」として映画に参加していますが、興行的に失敗しました。
そして、このまま役者として続けていくのであれば、スーパーマンのイメージを払拭するか、もしくはそのままやり通すかで彼は苦悩します。
しかし、そんな彼を悲劇の事故が襲います。
1995年に乗馬中に落馬してしまい、首から下が麻痺してしまいました。
当然、役者としては再起不能とまでいわれましたが、懸命のリハビリを行い、なんとか車椅子で生活できるようになりました。
そしていくつかの映画やTVでの仕事を重ね、ついに「ヤング・スーパーマン」でゲスト出演をしました。
彼の役は、SFマニアだか、天文マニアだか忘れましたが、スーパーマン役のトム・ウェリングに、「君は宇宙に独りの存在じゃないんだよ」と優しく語りかける 超重要な役 を演じました。
自分が演じることはもうないが、いつかはスクリーンに「スーパーマン」が復活することを・・・もしくはさせることを夢見ていたのかもしれません。

しかし、配給会社は冷静でした。
まず、ビジネスとしてもとがとれないということがあったと思います。
簡単には復活できない企画だということです。
もちろん、クリストファー・リーヴにも敬意を表していたと思います。
つまり、彼抜きにはこの作品の復活はありえない・・・と
しかし、不吉でもあります。
このシリーズの主役は落馬して下半身不随になったのですから・・・
新シリーズの映画化については、企画が上がっては消えの繰り返しでした。
そして、ワーナーが重い腰を上げてついに 「スーパーマン5」 として制作することを発表しました。
クリストファー・リーヴにとっては嬉しいニュースだったに違いありません。
しかし、制作は難航します。
配役も監督も、まして脚本もまったく決まらない状況で数年の月日が流れてしまいます。
そして2004年、クリストファーは自宅で心臓麻痺になり帰らぬ人となってしまいました。
自身の52歳の誕生日のすぐ後でした。
そして彼の死のほぼ 10日後 に新スーパーマン役がブランドン・ラウスに決定しました。
それからは怒濤の勢いでいろんなことが決まり、それから約1年半で公開になったわけです。
ファンはもちろん、スタッフ、キャストも彼に死には心痛めたと思います。
その思いがエネルギーになってこの作品に注ぎ込まれたのでしょう
次回のReview3ではその辺のところをストーリーを交えて述べたいと思います・・・

TO BE CONTINUED・・・・





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最終更新日  2018年10月07日 19時52分20秒
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