公園人の散策記

公園人の散策記

2004年05月05日
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先週土曜日、福山へ向かう新幹線の道中、東京駅の売店で買った新聞で知ったニュースであるが、イラクでアメリカ兵が拘束したイラク人を虐待している写真が、イギリスの新聞に掲載され、アメリカの占領再生が大きな問題となっているようだ。
連休で朝のニュース番組の仕事から解放されて5日目となる。しかし、そのおかげでこの5日間は最新のニュースには多少疎くなっているかもしれない。
イラクでの米兵の虐待問題は、その後、更に多くの写真がマスメディア、インターネットなどに流れ、虐待により死亡したイラク人の存在や、CIAに関与の疑いがあるなど、問題は更に拡大しているようだ。
改めてアメリカのイラク攻撃の正当性が問われる事態である。ちなみに、私は元々正当性は皆無だと考えているだが。
今さら確認するまでもないことだが、当初、アメリカは、イラク・フセイン政権が大量破壊兵器を保有していることを、イラク攻撃の大義として掲げた。大量破壊兵器の有無については、国連の査察団が調査中の段階で、国際社会としてはその存在を確定できていない段階でである。しかし、当時、アメリカ・ブッシュ大統領は「大量破壊兵器は存在するとは間違いない」と主張し、ラムズフェルド国防長官は「どこに存在するかもつかんでいる」とまで言い切っていた。ところが、侵攻開始から14ヶ月、ブッシュ大統領の「大規模戦闘終結宣言」から丸一年、アメリカが国家の威信をかけて血眼で捜索しても見つからない。今年1月には元CIAで捜索団長を務めたデビッド・ケイ氏も、「大量破壊兵器は存在しない可能性が非常に高い」と証言している。ところが、ブッシュ、ラムズフェルドは、問題の矛先を「イラク人をフセイン政権の迫害・虐待から解放する正義の戦い」とすり替えてしまった。こんなすり替え自体がインチキなのであるが、そのイラク人を虐待から解放するはずのアメリカ軍が、今度はイラク人を虐待しているのだから、いまやどんな詭弁を弄しても、アメリカのイラク攻撃を正当化する大義は見出すことができない。
民間人を無差別に攻撃する行為や、捕虜を虐待する行為は、国際法の戦争犯罪である。直接手を下した者だけでなく、軍隊という組織の中で指示(命令)を下した者も罪を問われる。その最高責任者である合衆国大統領は、どう責任を取るのだろうか。





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最終更新日  2004年05月07日 01時37分11秒
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