学校に通っているわけでもないのに、仕事にも就かず、職業訓練などのトレーニングを受けているわけでもない。要するに全く働く気がない若者のことを「ニート」と言うらしい。これは「Not in Education, Employment or Training」の各単語の頭文字をつなげた造語「NEET」である。もう少し厳密に言うと、15歳から34歳までの独身者で、就学も就業もしておらず将来の就業のための訓練を行っているわけでもない者ということである。これは気ままにアルバイトで生計を立てているフリーターとは違う。厚生労働省の調査によると、2003年、このニートが52万人で、前年から4万人増えているということである。ちなみにフリーターは217万人で8万人増ということだ。 少子高齢化で若い人の数は減っているのに、その中で働かない人の数は増えているという図式になる。ニート族がどうやって生計を立てているのか分からないが、当然、彼らかは所得税は取れないわけで、税制の構成にも影響を及ぼしそうな事態である。厚生年金に依存している年金制度にとっても忌々しき問題である。出生率の見通しも間違っていた年金制度改革。フリーターやニートの増加率などがシミュレーションされているとはとても思えない。少子化対策も大事だが、ニートの増加を防止する政策が今後必要なのではないだろうか。「勤労」は国民の義務なのだから。 ちなみに、今、私が仕事をしなくなっても、年齢制限により、私はニートにはカウントされないようである。それもさびしいような・・・