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遅ればせながら、「ダ・ビンチコード」。「The Da Vinci Code」Dan BrownISBN 0-552-14951-9冬休みに、ドイツにスキー旅行中に読んだオススメの一冊。フィクションを読んだのは、何年ぶりかな?(もしかすると、10数年ぶり?)ノン・フィクションか歴史モノ、自分の関係する専門書しか読まないんだけど、この「ダ・ビンチコード」は読みたい!と思った。ストーリーテンポがはやい。空港や駅の待ち時間でも、奥さんや子供の買い物につきあわされて、女性の試着室の前で、みじめに待っている間でも、サッと読めるように工夫されている。「英語で書かれたノンフィクションなんてムズカシソウ・・・・」と苦手意識の強い筆者でも大丈夫。キリスト教史やヨーロッパ美術史に詳しい友人達は、薄っぺらいハリウッド映画調なので、あまりよい読後感をもっていなかった。でも、著者のDan Brownは、一部の専門家や筆者のようなオタク(?)を喜ばすためよりも、ハリウッドの映画化を視野にいれて、全米はもとより、欧米でも、非キリスト教圏でも、非欧米文化圏でも、ベストセラーになるように書いたのだと思う。マーケティングたけた凄腕編集者の影もチラホラする。聖書も読んだことないし、全くキリスト教に関係のなく、ヨーロッパ美術史に興味も関心もない読者でも、多いに楽しめるように工夫していると思う。平行して読む別冊のオススメとして、Simon Cox著の「Cracking the De Vinci Code」もいい。ISBN 1-84317-103-1サブタイトルはThe Unauthorized Guide to the Facts Behind the Fictionとあって、この「Unauthorized 」に惹かれて?珍しく衝動買いしてしまった!筆者のようなオタクは、南欧でアチコチみかけるBlack Madonnasの話とか、ヨーロッパの女神崇拝の話とか、聖杯伝説とか、Leonardo Da Vinciの話、マグダラのマリアのナゾとか目次をみているだけでワクワクして目を細めてしまう。Leonardo作の「The Last Supper」の絵も添付してあるので、これを見ながら読むと、なお一層面白い。TeabingがSophieにこの絵を説明する場面がなかなかショッキングだ。聖書を空で暗記していたり、日曜学校にキチンと通っていた人ほどビックリギョウテンしてしまう。カソリック教徒の人なら、ワインとパン(薄焼クッキーみたいだけど)を食べるという儀式が、イエス・キリストの最後の晩餐から由来していることを知っていると思う。聖杯に、ワインをそそいで、それを使徒とともに、分け合って飲んだはず・・・そう聖書の場面を頭に思い浮かべながら、Leonardo作の「The Last Supper」をあらためてみると、「聖杯がない・・・・!」なのだ・・・しかも「えっーーーー!なぜ女性が??」とビックリ。Leonardo作の「The Last Supper」はよく見ていたつもりだったけど、思い込みや先入観というものは目の前に存在して、見えるものも、見えなくしてしまう。この本のメッセージはOpen your eyes・・・・The truth lies within・・・・だと思うけど、このメッセージをを再度考え込んでしまった。相棒はこの手の本は苦手なんだけど、スッカリのめりこむ。「今度、パリにいったら『ダ・ビンチコード』ツアーをしようよ!」といたくご満悦。「あんたと同じこといってるよ・・・・!」と12月25日がキリストの誕生日になったのは、ミトラス教からきていることも、この本でふれている。トーゼンじゃん。筆者みたいな、素人でも高校の教科書と、フツーの聖書と子供の百科事典でスラスラかけるくらいだから、エライ学者や研究家達が、数百年前からコツコツ研究して、発表したり言い続けていることに違いない。真実は常に目の前にあるのだ。でも誰も見ようとはしない。いや、見たくないから、見ようとしないから、見えないのだ。「それって『The X-file』の見過ぎでしょ?」と相棒に愛想をつかされてしまった。ま~確かにその通りなんだけどネ・・・ヒーローRobert Langdonは著者Dan Brownの分身(?)とHarvardの教授をモデルにしているせいか、性格描写、心理描写、行動学、フランス人とアメリカ人の、片思いにもにたすれ違いザマはよく描けているとして、難をいうと、Bezu Facheは米国中西部(ウィスコンシン州あたり?)の田舎刑事(失礼!)風で、パリの刑事風じゃないし(ていっても、フランスの警察関係の人間なんて、会ったことないけど・・)、Sophie Neveuは、米国東部の絶滅寸前の有閑階級の深窓の令嬢で、フランス人女性でビシバシのキャリアを積んできたcryptologistて感じではない。きっと、Dan Brownの教え子か?彼が夢に描いた理想の教え子像がモデルなのかな?Dan Brownとその編集者はどうしても、米語で(トーゼンだけど)考えながらストーリーを展開しているから、フランス語ができる人には、かなり不思議な箇所がある。ところで、Dan Brownも米国東海岸の大学で勉強したので、同じ世代で、同じ時代に米国の大学で勉強した人なら、苦笑してしまうジョークを、ところどころ織り交ぜている。ハリウッドの映画化がすでに決まっているらしい。主役のRobert Langdon役は、トム・ハンクス。トム・ハンクスは好きな俳優だけど、ちょっと、出すぎかな?見飽きた感がある。でも、演技力は安定していて、観客に安心感を与えるから妥当な線か。相棒は、珍しく観る気満々。とっても楽しみ♪【Story】Harvard professor Robert Langdon receives an urgentlate-night phone call while on business in Paris:the elderly curator of the Louvre has been brutally murdered inside the museum.Alongside the body, police have found a seies of baffling codes.As Langdon and a gifted French cryptologist, SophieNeveu, begin to sort through the bizarre riddles,they are stunned to find a trail that leads to theworks of Leonardo Da Vinci - and suggests the answer to a mystery that stretches deep into the vaults ofhistory.Unless Langdon and Neveu can decipher the labyrinthinecode quickly assemble the pieces of the puzzle,a stunning historical truth will be lost forever....
2005年01月31日
「ナショナル・トレジャー」をみたぞ~!筆者のだ~いすきなB級(C級?D級?E級?)典型的なハリウッド娯楽アクション映画!ま~ったく期待していなかったけど、予想以上に、いい娯楽映画に仕上がっていった。◎をあげたい。「え?また~~・・・!!」相棒は、呆れてため息ついていた。でも、デカプリの「アビエーター」を一緒にみにいくかわりに、「ナショナル・トレジャー」をみようと交換条件をだしたら、スンナリうまくいった。相棒は、デカプリのファンなのか??ちなみに、相棒はあの不朽(腐朽?)の名作、「スターウォーズ」すら見たことがなかった。DVDを借りて、一通り説明してから、1、2を観に連れて行った。でも、相棒は映画館でうつうつ寝ていた(!)。「スターウォーズ3」は、いつ公開なんだろう?みたい、みたい、みたい!!とにかく、「ナショナル・トレジャー」なんだけど、テンポがはやい。次々と絶体絶命のピンチに陥るヒーロー(ニコラス・ケイジ)。船に閉じ込められて、爆発しようとも、悪い奴らに、バンバン銃で打たれようとも、FBIに指名手配され、袋のねずみになっても、海に飛び込んでも、地底に閉じ込められようとも、ヒーローはゼッタイ不死身!ゼッタイ助かる!観ていて安心(ホッ)。「インディ・ジョーンズ」映画の現代アメリカ国内版といったかんじ。ハリウッドでは、ヨーロッパを舞台にするのがはやっているけど、ヨーロッパまで、お金をかけてロケにいかなくとも、十分アメリカでも娯楽映画がつくれる証明をしようとしているのか?アメリカの歴史舞台の観光名所がよく撮影されていて、今度アメリカにいくとき、立ち寄ろうかという気分になる。政府観光局がよろこびそうな映画。公文書館の博士役ダイアン・クルーガーがとてもいい。映画「トロイ」のヘレナ役だった。あの映画では、出番が少なかったけど、この映画では、彼女の知的な美しさが存分に発揮されている。ブロンドドイツ美人。日本でも、結構ファンが増えるんじゃないかな。(長男は彼女のようなゴージャス美人が大好きなんだよな~。長男の学校のS先生に似ている)ニコラス・ケイジは、いい俳優だけど、この「インディ・ジョーンズ」タイプの映画には、不向きだと思っていた。でも観ているうちに、ドンドン違和感がなくなっていく。やっぱり、演技力かな?ヒーローのアシスタント役の機械オタクがいい味だしている。誰だろう?DVDがでたら名前を確認しとこう。他、ハーヴェイ・カイテル、ジョン・ボイト悪役をやらせると天下一品のショーン・ビーンが脇をビシバシ固めている。ショーン・ビーンは、映画「トロイ」ではオデッセイ役でかろうじて準々主役だけれど、いつも悪役なんだよね。テロリストとか、途中で裏切る役(「ロードオブザリング」)とか・・・彼なくしては、超悪役をしまらないっていうかんじかな?脚本家がいいのか、観客を飽きさせないようにかなりテンポを早くしている。また、ところどころジョークを織り交ぜて、結構、笑える。あえて、辛口をいうとラストは超超ハリウッド式で、すげぇ~安っぽい!!仕方ないんだけどね。ここは、「インディ・ジョーンズ」の方が、見た後グッとくるものがのこるんだけど(筆者だけ?)、「ナショナル・トレジャー」には、それがない。仕方ないか・・・・演出的には、「陸・海・空」という冒険のうち、「空」の冒険がない。この三拍子が揃わないと、なんだか物足りない。「ごはん・のり・梅干」の「梅干」が抜けているかんじ。加えて、「毒ヘビ」ウジャウジャ~~~!「毒虫」ワサワサ~~~~!「ガイコツ」ガラガラガラ~~!「キャ~~~!!」というシーンがあった方が、B級映画大好きな人間には、「あ~~!気色ワリィ~!」という背筋がゾクゾクするスリルが味わえ、またそれも快感だ(変態じゃないですヨ)。残念ながら、この映画にはそれがない!脚本やプロット、俳優陣がとてもいいので、ことさらザンネンにかんじる。ま、そんな堅苦しく考えず、歴史的考証も考えず、現実性も考えず、単なる、娯楽アクション映画としてみて、十分楽しめる映画だ。【あらすじ】4千年の歴史を誇る伝説の秘宝。幾多の戦乱を逃れ、フリーメイソンに守られてきたこの秘宝は、1779年、独立戦争中のアメリカで忽然と痕跡を絶った。秘宝の行方を三代に渡って追い続けてきたベイツ家の末裔ベン・ゲイツは、その封印を解く鍵がアメリカ独立宣言書にあることを突き止める。ゲイツは公文書館の美人博士アビゲイルに面会を求めるが、彼女はゲイツの情報を信じようとしない。その頃、秘宝を我が物にしようと企む野心家イアンの魔手が宣言書に迫っていた。ゲイツはイアンの裏をかき、宣言書を盗み出す計画を立てるが。 【キャスト】製作 : ジェリー・ブラッカイマー監督 : ジョン・タートルトーブ出演 : ニコラス・ケイジハーヴェイ・カイテルジョン・ボイトダイアン・クルーガーショーン・ビーン
2005年01月22日
念のため、在蘭オランダ大使館の方に確認してみた。日本国籍保持者は、オランダに入国した日から数えて90日以内であれば、査証がなくても大丈夫。それ以上の滞在は、査証・滞在許可証が必要だ。そうだろ~な~。やっぱ、おかしいと思ったんだ。聞いたことないもんね。我が町の市役所の職員も、情報が交錯しているようだ。なんでも、再確認せねば。そうでないと、気がつくと不法滞在外国人として、強制退去、強制送還処分になってしまう!*************************今日は市役所にいって、滞在許可証の更新手続きに関して質問しにいく。去年電話したとき、「よくわからないから、2005年にまたきいてくれ」といわれた。11月からオランダでは、バケーションをとる人が多い。担当の人がいなくて、またはバケーションのことを考えていてお役所気質もあってか、こういうことはオランダで珍しくない。ま、これは日本をはじめ、米国でも、どこの国でも同じこと。外国人に滞在許可証を発行する管轄がIND(Immigratie en Naturalisatiedienst)に移行した。ところが、昨年INDのコンピューターのデータベースの不整備や、IND内部の職員の連絡不行き届きで、滞在許可証が期限内に発行されない、提出書類をなくされた、職員の説明が不適切、整合性がないだどの問題が続出。外国企業駐在員や学術研究員、国際機関職員の査証発行が、大幅に滞った。国会でもこの問題が大きく取り上げられ、事態を重く見た政府は、INDの現状分析と問題解決を早急に解決することにせまられた。去年の新聞報道、ニュースを見返すとザッとこんな感じ。肝心要のIND内部の職員が混乱しているので、当然、市役所の職員もよくわからないのは仕方がない。本日は、市役所の外国人滞在許可関係の30歳台くらいの女性職員にあたる。筆者の場合、滞在許可証兼IDカードであるverblijfsdocumentの有効期限がきれる2、3ヶ月前にINDから通知・書類がくるから、その書類に必要事項を記入して、直接INDに送るだけでいいとのこと。2ヶ月前に更新手続き書類がこなければ、直接INDに問い合わせたほうがいいとのこと。なんだ、カンタンじゃん!よかった・・・・ただし、これから滞在許可証を得ようとする人は、最初から手続きしなければいけないし、5年以上オランダを離れて、再入国する人は、また手続きをしなおさなければいけない。ま、5年後なんてまた手続きがかわっているだろうから、今、それほど心配しなくていいですよね、ときくと。「そうですね。ここしばらく、いろいろかわりそうですね」とクスッと笑いながら答えてくれた。日本人の友人、知人が手続きしたのにverblijfsdocumentをまだ受け取っていないとこぼしていたので、その話しをしてみた。「日本国籍保持者ですか?日本国籍保持者だったら、2年間ビザなくてもオランダに滞在できるでしょう?私が知っているかぎりそうですよ。」といわれた。なんだか、キツネにつままれたみたいだ。「駐在員やkennismigranten(知的・学術移民)とその家族のステータスであれば、Inburgeringscursus(オランダ社会融合政策)を受けなくてもいいんですよね」と聞くと。「もちろん、受ける必要はありません。あなたは、それだけオランダ語が話せるということは、レベル2以上だから、必要ないですが、オランダで十分やっていけるでしょう」といわれた。筆者の超ヘタクソなオランダ語の発音でも、久々に誉められたせいか、素直にとってもうれしい♪礼をいって、握手して退散する。市役所の職員の話をまとめると、以下の2点だ。1.日本国籍保持者は2年以内の滞在であれば、査証は必要ない。2.駐在員、kennismigrantenとその家族であればinburgeringscursusを受けなくていい。でも、1に関しては、再確認をしようと思う。90日以内だったら、日本国籍保持者は査証がいらないというのは知っているけど、2年間というのは初めてきいた!移民法や国籍法は毎年、クルクルと猫の目のようにかわるからもう一度確認したほうがいいだろう。kennismigrantenとは、知的移民のことで、学術研究や大学職員大学の博士課程の学生、学者や教授のこと。日本のハイテク技術者や研究職員は、オランダで大活躍されている。inburgeringscursusを受けなくていいといわれたけど、オランダ語の勉強は、オランダにいるかぎり継続する予定。「英語ですら大変なのに、このうえオランダ語まで!」と戦々恐々していた友人・知人には朗報。確かに、仕事をしながら家族がいて、幼い子供達がいて、オランダ語の勉強をするのは喜びもあるけど、時間的にかなりキツイものがある。でも、我が家では住む土地のコドバや食べ物、歴史、文化、伝統に慣れ親しむことをモットーにしている。このモットーは、これからもかえない。でもオランダ語は聞きたくない、観たくない、勉強はしたくない、オランダの食べ物は一切口にしたくないというキモチもすごくよくわかる。自分自身が毎日職場内外でコトバや文化?の差で四苦八苦しているのに、ましては、奥さんや子供が、コトバがわからなくて、学校や新しいオランダの環境に慣れず、肉体的にも精神的にもまいっていたらオランダ社会融合政策を受けようというキモチの余裕なんて吹き飛んでしまうだろう。駐在員と学術研究員、国際機関職員とその家族にオランダ社会融合政策が免除されなければ、外国企業や国際機関がみんなオランダ以外の国に移転しちゃうよね。トーゼンといえば、トーゼンの結果。INDのウェッブサイト(当サイトにリンク)は、オランダ語と英語があるけれど、英語版はアップロードが遅かったり、工事中だったりがしょっちゅうある。この週末、ちょっとみてみようっと。オランダ社会融合政策について、チョコチョコ書きます。
2005年01月21日
ついに映画「アレキサンダー」をきた、みた、かいた・・・率直な感想はというと・・・・予想していた通り、面白くなかった・・・一方、相棒はすこぶる満足。「子供の名前は『アレキサンダー』にしとけばよかったね!」とわけのわからんことをいって、長男を「アレキサンダーちゃん」とよんでいる。あきれた顔で、軽蔑の眼でみる長男・・・コリン・ファレルが好きな人は、十分楽しめると思う。筆者が見方が辛口すぎるのか??コリン・ファレルは一生懸命、ビックリするほどがんばっている。他の俳優陣も熱演している。戦闘シーンも迫力がある。しかし、なんだか面白くない。全く、全く面白くない。脚本が悪いのと、アレキサンダーのキャラクター作りに失敗したんだと思う。最近は、BBCやDiscovery、National Geographicテレビが映画公開前に、アレキサンダー特集を総力をあげて放映する。だから、歴史・考古学的検証やストーリー風ドキュメンタリーでは、専門家を総動員して製作するので、断然面白い。それと比較していいのかどうか、エンターテイメントとしても、歴史モノとしても、映画「アレキサンダー」にかなり物足りなさを感じる。やっぱり、脚本家、監督がアレキサンダーという男のキャラクターを明確な指針でもって製作していないんだと思う。難しいといえば、難しい・・・「世界を支配して統一したい」という男の気持ちがよくわからん・・・凡人の筆者には、天才的非凡な男の気持ちは全くわからん。あえて創作するなら、アレキサンダーを織田信長みたいな男に設定すればよかったのかも。延暦寺の焼き討ちみたいに、従わないものはゼッタイ許さん。一方で、楽市・楽座とか経済政策を敢行したり(この楽天も、織田信長の楽市・楽座にちなんでいるんでしたっけ?)自分は神だと、キリスト教布教者に示唆したり、同性愛者でありつつも、女性には優しかったり。部下達のほとんどは、王が何を考えているかよくわからないけれど、尊敬しつつも畏怖している。ヨーロッパでいうなら、チェーザレ・ボルジアかな?とブツブツ文句をいいつつも、面白かったところというと、アレキサンダーの父親フィリッポス2世が創設したという「ファランクス」という長槍密集縦走歩兵軍の再現。「『ファランクス』創設によって領土を拡張した」と歴史の本とか、歴史の教科書にサラッと一文でてくる。でも、もし軍を率いて戦う仕事についたとしたら、(フツーつかないよね)ついていなくても、フツーに趣味で歴史が好きな人間でも、「どうして、アレキサンダーやフィリッポス2世は、あんなに短期間に領土拡張ができたのだろうか?」と不思議に思うだろう。その秘密はなんだろうと思うはず。モチロン、それは軍編成やフォーメーションにあると誰でもピンとくるけれど、「どんな軍編成やフォーメーションだったのか?」そこが一番知りたいところだと思う。古代の司令官から現代米国士官学校でも、フィリッポスとアレキサンダーの戦術の研究がかなりされているそうだ。「ファランクス」という長槍密集縦走歩兵軍の再現で、なるほど~と今までのナゾがとけた。「ファランクス」であれば、確かに無敵。側面と後方は、どうしても弱くなるので実際には騎兵でバックアップする。孫子の兵法の逸話として、王に請われて全く戦を知らない女官に長槍の訓練したり、日本の戦国時代でも、短い期間で戦を経験したことのない素人でも長槍であれば、歴戦練磨の短槍の兵に勝るということを証明するという逸話がある。「長槍の素人集団が短期間で、短槍のプロに勝てる?」子供の頃、これらの逸話を聞いてすごく不思議だったけど、この「長槍」訓練の話は作り話という説が濃厚だが、きっと何か実話がもとになっていると確信していた。この起源は、古代マケドニアの「ファランクス」のだろうかとも思える。騎兵の迫力も見もの。鐙(あぶみ)なしで、みな馬に乗っている。馬に乗ったことのある人なら、わかると思うけど、鐙なしで、馬に乗って戦うなんてことは小さい頃から馬を、クツのように乗りこなしていないとムリだ。アレキサンダーの短期間での領土拡大は、小さい頃から馬術、馬上戦の訓練を受けた優秀な騎兵を抱えていたという再現も映画でみれる。ちなみに4世紀に中国で、騎乗者の足や腰を安定させるための鐙(あぶみ)や鞍(くら)が発明され、それ以前よりも比較的短期間で騎兵を整えることが可能になった。しかし、「トロイ」といい、「アーサー王」やこの「アレキサンダー」といい、ハリウッド俳優、女優は鞍ナシ、鐙ナシで馬に乗る訓練をよくやってるな~と感心してしまう。これがハリウッドのイマドキのハヤリなのなのか?しかし、ストーリーはブツブツ・・とまた文句をいってしまう。なんでも、デカブリオ主演の「アレキサンダー」も製作されるとか・・・デカプリもミスキャストだよなぁ~・・・とまた、ブツブツ文句いいながら・・・きっと、また観に行ってしまうわが身が口惜しい!しばらく、ハリウッド映画は古代モノが流行っているから、「ベン・ハー」や「グラジュエーター」、「トロイ」が好きな筆者にはウレシイ・・・♪映画「アレキサンダー」のストーリー紀元前4世紀。ギリシャ全土を統一したマケドニアの英雄アレキサンダー大王を、コリン・ファレル主演、オリバー・ストーン監督・脚本で描く歴史作。アレキサンダーの母親役でアンジェリーナ・ジョリー、父親役でバル・キルマー。
2005年01月08日
ドイツからかえってくると、長男が水疱瘡に!水疱瘡はオランダ語でwaterpokken英語ではchicken pox中学生以下の水疱瘡なら、ふつう軽く経過するから心配ない。子供のころ水痘をやって免疫力のある人が、大人になってウィルスがあばれだすと、帯状ヘルペスとか帯状疱疹とかいう。オランダ語ではgordelroos。英語ではherpes zosterという。長男は、6、7ヶ月歳のときに口に赤い発疹が一つでき、38度くらいの熱がつづいたことがある。水疱瘡かと思ったけれど、突発疹(突発性発疹)だったのか今でも不明。突発疹はオランダ語でzesdeziekte。英語ではreseda infantum。小児保健所やホームドクターに問い合わせたけれど、オランダでは子供がかかっても、あまりにも軽くて親子とも気づかないことが多いのだそうだ。日本の子供で、全身に発疹ができたのを見たことがあるけれど、オランダの子供は、発疹があまりないことが多いらしい。長男も、親子とも気づきにくい突発疹の例。ところで、オランダでは医療用語は結構英語が通じるんだけど、英語で「roseda infantum」といってもわかりにくいらしく、俗語・一般名称である「zesdeziekte」の方がオランダでは通じやすい。オランダ語で子供の病気・ケガの医療辞典として、「Als uw kind ziek is」ISBN 90-6255-664-7がオススメだ。モチロン、日本の家庭医学百科事典もいいんだけど、ziekte van lyme(ライム病)やLuizen(hoofdluizen 頭ジラミ)voorjaarsmeningitis(春ダニ脳炎)など、ヨーロッパで感染しやすい病気の原因、症状、対処法などがかかれ詳しい。今のところ、子供は大きなケガや病気にかからず、もっぱら、辞書を引き引き、自分のオランダ医療用語読解用の参考書になっている。水疱瘡でも長男は、熱も出ず、食欲モリモリ。学校を休ませてで自宅待機。相棒は、ドイツでひどい風邪をひいてしまった。今週はどのみち忙しくないので、自宅に仕事を持ち込む。休み明けは、オランダ特有の現象なのか、子供の病気、本人の病気、家族の病気で欠勤が多い。ホームドクターに電話すれど、休暇中・・・!この日は、長男の好きなDVDを見たい放題。Wallace & GromitやTeletubbies、Chicken Runなどなど・・・Gromitは特に長男のお気に入りのキャラクター。マユと目をハの字にして、「Oh,no・・ワンワン!」とオランダ語、日本語まぜて感情移入しながら楽しんでみている。この日は、厳しいことは一切いわず、お菓子もOK。学校トモダチと遊びたいのか、室内サッカーボールを蹴飛ばしている。全身筋肉痛の中年が、長男の室内サッカーに1日中つきあわされるのは、かなりこたえる。今晩の夕食は、チキンスープに決定。今月イッパイは、野菜とトウフ、米中心のアッサリ食事に。夕食後、長男を寝かしつけて、相棒とテレビ漬け。先週日曜日みそこねた米国テレビシリーズ「24」をみて、Discovery Channel(DC)の「Becoming Alexander」特集をみる。前回映画、米映画「トロイ」のときもそうだったけれど、National Geographic Channel(NGC)やDC、BCCが総力を結集して、「Alexander」映画前にいろんな特集を組んでくれるのはうれしい。映画を観る前に、ちょいと予習をして、映画をもっと楽しく観れる。米映画「Alexander」は、オランダ保守派雑誌Elsevierがケチョンケチョンにけなす批評を読んだ。でも、ヤッパリみたい!DCの「Becoming Alexander」なんだけど、主演コリン・ファレルが3ヶ月の猛特訓のすえ、ダブリンのストリートボーイから古代マケドニアのカリスマコマンアダー「Alexander」になっていくというドキュメンタリーモノ。その猛訓練がハンパじゃない。元米軍の指導教官、マーシャルアーツ・剣術スペシャリスト、古代マケドニア歴史家・アレキサンダースペシャリストなどなどがたたきこみ、最後の仕上げはモロッコの砂漠で、300人の俳優陣とキャンプで起居をともにして、アレキサンダーが採用したであろうフォーメンションと戦術の訓練・演技を演習する。軍事教練なさがら・・・誰も映画の撮影とはおもわないかんじ。コリン・ファレルは、ミスキャスティングだと思うんだけどな・・ブラピは40歳だし、ラッセ・ルクロウも中年。エリック。バナなんていいと思うんだけど、成熟した大人のオトコという雰囲気だし・・・ヒュー・ジャックマンは、歴戦練磨の兵士という感じだけど、野心あふれる若き王という感じじゃないし・・・ジュード・ロウなんていいとおもうけど、体の線が細いかな?とにかく、お楽しみの映画♪観たら感想をアップしますね。
2005年01月05日
待ちにまった雪!Shierkeは一面雪景色。ブロッケン山は、猛吹雪。登山スキーに挑戦!もう吹雪きの中なので、なるべくモデレートな道を選ぶ。この日は、T氏の誕生日。誕生祝に、初スキー、初登山を楽しむ。オランダやドイツで人気のあるスキーは、アルペンスキー(ダウンヒルスキー)とクロスカントリースキー。日本では、アルペンスキーの方が人気があると思う。クロスカントリー用のスキー板は、アルペンスキー用より、細くて短い。クツはかかとが外れるようになっていて、ヒザやコシ、足首の負担が軽くなるように設計されている。スキー靴は革靴で、外せば雪の上を歩きやすいトレッキングシューズになっている。クロスカントリースキーは、慣れないと滑りにくい。どちらかというと、スケートに近い感じかな。猛吹雪の中、10キロ地点でカフェでイッパイ。空がかなりくもっているので、5キロの最短のコースをとって宿にもどることに。トータルで15キロくらいかな。面白いのは、この猛吹雪のなか地元の人達はフツーに散歩を楽しんでいる。ウォークマンをつけて、歌いながらフツーの格好で歩いている兄ちゃん。手をつないで、なかよく一緒に散歩をしている老夫婦。赤ちゃんを背中にしょって、子供と散歩している母親。犬と幼時をソリにのせひっぱる若い父親。こっちは、映画「八甲田山(古いな~)」さながらの猛吹雪の中、登山スキーしているんだけど、散歩?を楽しんでいる地元の人がゾロゾロ歩く中、すっごい不思議な光景。魔の山ブロッケンは、猛吹雪のなかでも地元の人にとっては、ただの散歩コースだったんだ!
2005年01月03日

氷は溶けたものの、雪はナシ・・・フツーの登山をすることに。この日は、オランダ人のD氏、Cさん、T氏も一緒に。トレッキング・コースの氷が溶けているので、前回よりはスムーズに。ところで、オランダ人と一緒に登山するときの注意。オランダ人は、スゲェータフである!自分の限界を知ったうえでついていこう。特に女性は、よく注意したほうがいい。よく聞く話が、ついていったはいいものの、雪山やジャングルに取り残されたり、遭難したり(!)日本からきたか弱い女性の体質・体調を汲み取るなどど、ユメユメ考えてはいけない・・・(ホント)!ムリだと思ったら、体力の限界が来る前に、途中で引き返すよう強くいおう。筆者も子供のころから、田舎で鍛えられていると思っていたんだけど、オランダ人にはかなわない。D氏は、フルマラソンやハーフマラソンをこなしているし、オランダ人としては、華奢なT氏も、1日100キロ自転車でとばし、オランダからローマまで走破した。Cさんも、オランダ人の女性としては、小柄で痩せているけど、スキー、ボート、登山、マラソンとタフなスポーツを趣味にしている。30代、40代のオランダの男は、徴兵制度で10キロの背嚢をかつがされて、1日30キロ、40キロぶっ通し、ときには、夜通し歩かされるのに慣れている。なよっちそーながり勉T氏も、軍役についていたころは、軍曹(!)だった。ブロッケン山は、ちょうど旧東独と旧西独のボーダーラインがあった。どこなんだろうかと探しながら、楽しく登山。旧東独側だと、朽ち果てた木の物見小屋がある。戦後すぐだと旧東独から旧西側に歩いて、比較的簡単に亡命しやすかったという。ブロッケン山は濃霧につつまれ、よく吹雪く。だけど、気温は2、3度と意外に暖かい。この周辺の地理に詳しく、冬山登山になれている人間であれば、簡単に逃亡できたのもうなずける。魔の山ブロッケンは、旧西側に逃亡しやすい、自由への扉の山でもあったかもしれない。ブロッケンの頂上につくと、カフェと博物館がある。ものすごい濃霧につつまれながら、カフェにたどりつく。 カフェでまたおいしいもの発見!MohnkuchenとかMohntorteというケシの実のギッシリ詰まったケーキ。食感はゴマとアンコの間だけど、甘さ控えめ。早速、パクつく。 蒸気機関車で、ブロッケンからSchierkeまで30分。汽車賃片道14ユーロとチトお高め。SLに乗れると思えば、妥当な運賃かな?Schierkeの駅にある、Hexen cafeでまた一服。Jagertee、Grog vom Rum、Gulaschsuppeを注文。このHexen cafeのJagerteeは絶品。他のカフェよりダントツにおいしい。あと、Gulaschsuppeも濃いめのスープでいける。ちょっと、塩辛いんだけど、冬の登山のあと、体力を消耗して冷え切った体にはちょうどいい。ところで、hexenというのは「魔女」という意味。女性だけではなく、男性もさす。このカフェの店内には、アチコチ魔女の人形が飾られている。鼻がワシ鼻の、黒い帽子をかぶり、ほうきにまたがって空を飛ぶ、不気味ながらもお茶目なかんじの魔女達だ。カフェの席で、隣り合わせになったイギリス人の中年夫妻とちょいとおしゃべり。彼らは、このブロッケンが気に入り、10年以上も前からよくきているのだそうだ。「私は、イギリスの魔女なのよ」と中年イギリス人女性。このブロッケンは古代から神聖な山として崇拝されており、Hexenといわれた人々は、キリスト教がやってくるまえの古代メディスンマン、つまり霊的な能力があり(少なくとも人々がそう思っている)、その不思議なチカラと、ブロッケンの山にある動植物でクスリを作って、人々の病気やケガを治療していた人々ではないか・・・というのが彼女の仮説だ。イギリスにも、似たような人々がいたらしい。(今もいるらしいんだけど)ところが、キリスト教がやってきて異端、悪魔、悪魔の手先魔女、魔物、不浄な人間というように貶められたのではないかという。この説には、筆者は結構納得。気が付くと、イギリス人の観光客が多い。「ハリポタ」の影響と、イギリスの魔女達がやってくるのかな?魔女の聖地がドンドン観光化されて、スポイルされるなか、まだ、ブロッケン山とその周辺、特に旧東独側は、スポイルされていないから、大好きだとイギリス人夫妻はいたくお気に入り。来年も、またやってくるそうだ。
2005年01月01日
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