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今日の話題は、「南極とやさい」です。 南極では、やさいは貴重です。特に葉物やウリ等は腐りやすく保存がききませんので越冬の最初の時期しか食べられません。逆に缶詰や冷凍にできるやさいは豊富にあります。春菊やさやいんげんは大量にありました。 ほうれん草・レタスは、まったく最初から無かったので帰国したら食べたいと思っていました。キャベツとたまねぎ・にんじんは、半年ぐらい保存がきくので時々食べられました。生では食べられないので調理して食べたかと思います。キャベツの保存方法は、石灰を芯につけ新聞紙でくるんで涼しいところにおきます。これで長持ちします。 ジャガイモや穀類は、保存がきくので越冬最後まで食べられました。長く置くとジャガイモは芽が出ますけどね(笑)。ホールトマトやアスパラガス・たけのこ等の缶詰にできるやさいは、大量に持ち込んでいました。食事の中でトマト味は多かったように思います。冷凍物は、業務用で売っているやさいが多く使われていたのかと思います。 こうして、越冬交代になると次の隊が、生やさいを持ってきてくれます。生たまねぎとキャベツ・生卵を食べられ、観測隊員は一年の至福を味わいます。■9月29日から10月1日まで中国上海へ出張に出かけます。この期間ネットに接続できない環境化になる可能性が高そうです。その時は、日記はお休みとさせていただきます。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!★他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/▲ペンギンさんの南極日記【号外】 楽天ブログリング参加者急増! この「楽天ブログリング」は、楽天日記に関する情報を提供するホームページを輪(リング)のように相互リンクするものです。 ホームページを訪れた方々は、このリングの中をたどっていくことにより、「楽天日記」という同じテーマをもったホームページを効率よく次々と訪問することができます。 ぜひ、ご参加ください! ↓↓↓http://plaza.rakuten.co.jp/penguin3/11000
Sep 28, 2004
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今日の話題は、「南極とロケット」です。 南極とロケットにどういう関係があるのでしょうか?と疑問に思われる話題ですが昭和基地ではプロジェクトを組んで、オーロラを直接観測したり高い高度の気温や風を測定するため、ロケットを打ち上げます。 オーロラ観測用ロケットは、約100km~200kmの高度まで打ち上げオーロラが発光する元となるイオン化した空気の密度などを計ります。この高度まで上げるために長さ約10m直径約30cmのロケットを打ち上げます。この大きさになると打ち上げ時には地響きがします。打ち上げは、オーロラがちょうどロケットの軌道と一致しなくてはなりません。また、一般的に地磁気が荒れていないとオーロラは出現しませんし、天候が良くなければ発射できませんので、発射待機をして打ち上げない毎日が続きました。 もういっぽうの気象観測用ロケットは、約70kmまでの高度の大気の温湿度、風向、風速などを測定します。このロケットは、長さ約2m直径約15cmですので鉛筆に似た形をしていることからペンシルロケットとも呼ばれます。打ち上げ時にはミサイルのような感じで高い音とともに打ちあがります。このロケットは、年間に10数本を打ち上げ南極の高層の気象現象を解明するため使用されました。 ロケットは、いづれも固体燃料を搭載しています。発射するときは固体燃料に点火球と呼ばれる点火装置が接続され電気を通すと破裂して燃料に引火して発射されます。この点火球はたった1Vの電圧(電池一個分)で破裂しますので取り扱いは、きわめて慎重を要します。静電気には特に注意が必要となります。 しかし、ロケットを打ち上げる以外の隊員は、高みの見物で花火を見るような騒ぎです。■9月29日から10月1日まで中国上海へ出張に出かけます。この期間ネットに接続できない環境化でしたらお休みとさせていただきます。★ペンギンさんの南極日記【号外】アフィリエイト事例に掲載され1週間があっという間に過ぎ、今日で終了となります。沢山の方々に訪問していただきありがとうございました。お返事ができなかった皆さんも沢山おり、心苦しく思いました。今後も皆さんに喜んでいただけるブログサイトとしてがんばりたいと思います。今後ともよろしくお願いします。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 27, 2004
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今日の話題は、「南極とアンテナ」です。 昭和基地のあるオングル島は、ダム工事現場の様でもありアンテナ島でもあります。基地についてダム工事現場と思う次にビックリするのがこのアンテナの多さです。日本との通信用の短波帯(少し前まで電報は電信で行っていました)のアンテナ、小型ですがインマルサット衛星用のアンテナ、電離層観測アンテナ、電波オーロラ観測用アンテナ、イメージングリオメータアンテナ、衛星受信用アンテナ(黒い丸型のドームに入っている大型のパラボラアンテナ)、アマチュア無線用アンテナなどがあります。 こういったワーヤーを張ったアンテナの支柱やTVアンテナのようなエレメントが沢山あるアンテナが数多く並んでいます。私は職務上、アンテナを見るとおおよそどう言った目的で、どういうアンテナかは理解できるのですが、医者や調理担当には、何故こんなにアンテナが必要なのかと思われていたことでしょう。 アンテナ建設作業にもたづさわりましたが、アンテナの数がたくさんあればより良いデータが得られることは頭の中ではわかっているのですが、それにしてもその数は、多く大きいのです。また、建設にはプロのトビの親方も夏隊員として参加してもらっていますが、その他は、工事などしたことがない観測隊員です。 こうして、素人が建設したアンテナは毎年増え続け、昭和基地のアンテナ群となっています。時には、ブリザード(地吹雪)によって倒れることもあります。そういたときは建て直しです。こういった苦労をして良い観測成果を生み出しています。日本の観測隊は、研究者、観測者、設営の隊員らによって世界に負けな良い観測成果を出しています!次の話題は、「南極とロケット」です。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 26, 2004
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今日の話題は、「南極昭和基地はダム工事現場!」です。 観測隊員は、南極観測船で約1ヶ月、真っ白な氷山や氷海を見て心はもうすでに「白銀の世界南極」のイメージでいっぱいです。そして、ヘリコプターで上陸。ようやく到着した南極ですが「あれ?雪がない!」ヘリポートはアスファルト、周りは岩だらけ。スキー場のイメージでいたもののどちらかというと月面に近いといった感じが第一印象です。 そして、昭和基地のメインベースまでは、トラックの荷台に揺られて到着。前の観測隊と交代するまで夏宿舎に仮住まいです。建物は断熱効果の高い壁でできていますがプレハブのような建物ですし、ベットは簡易式の2段ベット!これじゃここは「ダム工事現場!」の様なもんじゃないの!と誰かが言うようになりました。まさに、外は砂ほこりだらけの中ですし、宿舎は2段ベット。ロマンチストの隊員(自分?)はちょとがっかりです。 基地の周辺は、夏の建設作業のため次の越冬隊が来る前に砂巻きをして雪解けさせていたのです。ですからタイヤで走行するトラックは通りやすくなっています。そして、昭和基地は建設ラッシュを迎えたダム工事現場と化すのです。建物用の鉄骨やパネル、アンテナの鉄塔から食料、はたまた雪上車まで大きなものから小さなものまで基地に運び込まれます。 建設の合間に食料の搬入が行われます。その中に一際目立つ大量の物資、それは何と一年分の観測隊員用ビールの箱の山です。「誰がこんなに飲むの!」と文句が出るぐらい大量の缶ビールの箱が運び込まれますがこれが無くなってしまうから不思議なものです。夏作業が終わる頃には日焼けして顔だけ真っ黒です。 ちょっと、昭和基地や越冬隊の印象悪くなったかな?次の話題は、「南極とアンテナ」です。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 25, 2004
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今日の話題は、「南極と流しそうめん」です。 「流しそうめん」は日本の暑い夏の楽しみです。竹を割って節をとりそこに水とそうめんを流して食べる。何とも日本的風物ですね。この流しそうめんを南極でやってみようと考えた人がいるのですから、すごいことです。しかも、南極観測隊の伝統行事になってしまっています。 さて、南極ではいつどのようにして流しそうめんをするのしょうか?実は春ごろ(10月ごろ)に氷山からつるはしを使って氷取り作業を行います。作業が終わった後にご苦労さん会で行います。その際に流しそうめんをします。10m高ぐらいの小型の氷山の上から溝を掘ってそこに水とそうめんを流して食べます。 水やそうめんは昭和基地から海の上の氷山まで持っていって流します。すぐに冷たくなり、氷とり作業後の食事には最高です!寒いのですが汗をかく位になってますのでこの冷たさが心地よいのです。 しかし、そうめんばかり食べていると最初はいいのですが段々体が冷えてきますので、バーベキューも同時にして暖をとります。これまた、おいしく楽しいものです。この行事の後のバーは、流しそうめんの話でもちきりになります。PS:次の話題は、「南極昭和基地はダム工事現場!」です。お楽しみに!●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 24, 2004
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今日の話題は、「南極のお祭り係」です。 南極観測隊は、職務の他に生活の為の居住棟の暖房用燃料の補給等の当番、皿洗いや掃除などの日直、それに加えて色々な係りを持っています。今までの話題でお話しました様に、バー係、スポーツ係、映画係、ソフトクリーム係、新聞係、等があります。 係りの中で一番大変なのは、「お祭り係」です。お祭り係は、観測隊のイベント係で観測船が赤道を越えるときに行う赤道際の出し物の準備や調整、各国が行う真冬(冬至)の祭典であるミッドウインター祭の余興や内容の準備、毎月の誕生会の進め方等々です。 お祭り係は、お祭り事が好きなだけではなく、イベントの企画能力が無いといけません。よって、日本にいるうちから隊長はこの人が観測隊のイメージキャラになると見抜いてお祭り係を選びます。冬の厳しい気候の中をこの人が観測隊のイメージアップするのです。 ミッドウインター祭は、最大のお祭りです。秋田の男鹿半島で有名な「なまはげ」の姿で基地内をねり歩いたり、青森のねぶた祭の踊りをしたり、はたまた女装してみたりと暴走する隊員を横目にお祭り係は楽しい雰囲気を作っています。 次の話題は、「南極とそうめん流し」です。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 23, 2004
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今日の話題は、「南極とスポーツ」です。 昭和基地の個室の中にいると気がめいりますし、汗を流さないとストレスもたまります。観測隊の中には、いろいろな係りがもうけてあり「スポーツ係」があります。スポーツ係は1ヶ月に1度ぐらいは何かスポーツを楽しもう!といろいろ企画します。 一番人気があるのはソフトボール大会です。冬は、暗いしブリザードが吹くので夏の天気のいい日に行います。場所はヘリポートです。昭和基地のある東オングル島は岩だらけで意外と平坦なところがありませんのでアスファルトをひいたヘリポートが一番都合がいいのです。 その次に人気があるのは、遠足です。オングル島は、東と西に大きな島があって、遠足コースは2島をまわると約10kmぐらいになります。岩場が多いのですが、小高いところにアップルハウスとよばれる小屋があったり、風化した穴だらけの大きな岩があったり、氷山を間近にしたり、橋を渡ったりとアスレチック気分で遠足ができます。 その他には、凍った池でスケートをする人もいます。外で運動ができない越冬中は、室内で卓球もできます。しかし、外気温と同じ部屋に卓球台があるので球が硬くなってしまい、あまりうまく弾まずまなくて今ひとつでした。冬の間は、スポーツに変わるイベントを「お祭り係り」が考え楽しませてくれます。PS:次の話題は、「南極のお祭り係」です。お楽しみに!●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 22, 2004
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このたび「アフィリエイト事例紹介」に掲載させていただきました。■掲載日:9月21日(火)~9月27日(月)■掲載場所:楽天アフィリエイト トップページの事例紹介コーナー■URL:http://partner.afl.rakuten.co.jp/南極観測を広く一般の方に理解していただけます様、毎日日記をつけてきました。今後も、皆様のご支援をいただき、よりいっそう魅力あるサイトにしたいと思います。今後ともよろしくお願いします。 今日の話題は、「南極とバー」です。 昭和基地の「バー」には伝統があり、毎年バー係の担当が決められバーテンダーを応募して「バー」を開いています。担当者は、店長で仕入れからサービスまで担当します。また、「バー」の名前を決めることができます。 私の越冬した隊では、「しのぶ」とか「南十字星」という名前をつけています。「しのぶ」の由来は、店長の地元のなじみのお店の名前?にした様です。「南十字星」の由来は、南十字星をサザンクロスとも言いますし、この隊は第33次隊でもあったことから、別名サンザンクロウスルというしゃれで名づけられました。ちなみにこの隊の店長は、自分で決められなかったので公募により決定しました。ユニークな由来ですよね! さて、私が行った時代のバーの中はどんな感じかといいますと、基本的にはカウンター席になっているプールバーでした。飲み物は、各種ありましたがバーテンダーの腕の見せ所はカクテルつくりです。本を見て作ったり、独学で作ったりして楽しんでいます。中には隊員持込の焼酎のかめが置いてあることもありました。 他にはパチンコ台やスロットを持ち込んでいます。景品は出ないのでスリルはありません、よってほとんどインテリア代わりです(ちなみに、観測隊ではギャンブルはご法度です)。プールバーですのでビリヤードは良く楽しんでいました。このようにして、毎夜楽しい日々は過ぎていきます。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 21, 2004
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今日の話題は、「南極の氷海」です。 氷山は、南極大陸に積もった雪が自らの重みで氷になり堆積し、氷河となって海に注がれ出てきたものを言います。ですから、純粋な水でできています。海に浮かぶと海水面から見えている部分は、全体の10分の1でしかありません。 観測船で南極に近づくと氷山が見ます。観測船の中では毎年氷山初視認の日時を当てるクイズを行っています。これがなかなかむつかしいのです。何せ相手は海に浮いていますから、偶然早めに見つかることもしばしばです。 観測船は、氷山にぶつかてもタイタニックのように沈まない構造になっていますが、基本的にはぶつからないように航行しています。よって、氷海に近づいたら氷山のワッチ(見張ること)をおこたれません。船は、24時間航行していますので夜中はワッチは大変です。 そうして氷山が沢山見える頃になると、アザラシやペンギンが氷の上でお休みしている姿が見えます。 それがまた、愛らしいんです。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 20, 2004
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今日の話題は、「南極と衛星受信」です。 昭和基地での観測の一つに衛星受信がある。衛星受信は大きなパラボラアンテナで行っています。 日本などでは直径30mのパラボラアンテナでもそのまま使えますが、南極の場合は毎秒25メートル以上のブリザード(地吹雪)が週に一回は来ますので、その風力に影響されないようにレドームというパラボラアンテナをすっぽり包む球状の被いをつけています。その色はなぜか黒なので、周りは雪や氷で白ですから結構めだちます。 この衛星受信設備をつかって観測をしていたのが私です。受信する人工衛星は地上の写真をとったり、電波で地上の様子を映像化する衛星でした。この衛星は、極軌道衛星と言いまして地球の南北を回る衛星です。 昭和基地には朝5時頃飛んで来るので、毎朝早起きをしなくてななりません。南極は娯楽の少ないところです。夜はバーで遅くまで飲んでいたいのですが、衛星受信担当はそそくさと朝早いんでこの辺で…と立ち去らなくてはなりません。朝は誰もいませんし一段と寂しさがつのるお仕事でした。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 19, 2004
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今日の話題は、「南極の暴風圏」です。 暴風圏とは、風が常に毎秒25メートルで吹き続ける領域を言います。南極大陸の周りの南緯50度付近にはこの暴風圏があります。100年以上もの昔には、この暴風圏の先には人が暮らせるようなところは無いのではと思われていました。また、近年でも捕鯨やまぐろ漁をする場合でも、この荒くれた海はかなりの驚異です。 南極点に人類で初めて到達する栄誉をかけて競争したアムンゼン・スコットの話は有名ですが、この暴風圏を抜けることが一番最初の難関であったようです。日本でも白瀬中尉がその頃、南極点到達を考えていましたが上陸だけにとどまりました。そうせざるをえなかったのも、この暴風圏のすごさがあったからです。 南極観測隊においても昔も今も自然は全く同じです。南極観測当初の南極観測船「宗谷」では、暴風圏にはいると揺れが大きく、観測隊によってはとても耐えられなかったのではないでしょうか。今の18000トンもある「しらせ」でも船の揺れ止めのスタビライザーが無いため横揺れ(ローリング)で37度にもなったことがありました(私の経験)。最近では45度以上ローリングしたこともあったそうです。そうなると壁と床がどちらかわからなくなります。 ウィスキーのビンは割れ、風呂の水は無くなり、食事はとれなくなります。軽い揺れですと食事のさい濡れたふきんをテーブルに引き茶碗などが倒れないようにします。また、囲碁や将棋をしているとコマが盤上から無くなります。キャロムというおはじきのようなゲームがあるのですがコマをはじくと揺れに沿って曲がります。 このような暴風圏を通過して南極に向かいますが、船酔いする人は大変辛いようです。それでもお酒好きの人は揺れてもビンを抱えて飲んでますけど…。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 18, 2004
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今日の話題は、「南極とアザラシ」です。 アザラシといえば「ごまふアザラシのたまちゃん」を想像する方が多いかと思います。北極にもアザラシはいますが南極にも生息しています。ところで、南極に白熊がいると思っている人はいませんか?実は白熊は北極にしかいないんですよ。 さて、南極での大型の生物としてアザラシがいます。昭和基地近くに住んでいるアザラシには、「ウェッデルアザラシ」と「カニ食いアザラシ」がいます。大きいので乱暴もののような気もしますが、性格はおとなしいです。ただし、子育てをしているときに近寄ると怒ります。イヌ科の動物だそうで、子の顔つきは犬にそっくりです。 南極の夏(11月頃から2月頃まで)には、ペンギンと同じ時期にアザラシも子育てをします。ペンギンとは違いアザラシは、海氷上にいることが多い様です。親のアザラシは海氷の割れたところから海にもぐって餌をとって、乳や餌を子にあげるようです。 自然は厳しいため、アザラシの子は親とはぐれるとすぐに死んでしまいます。観測隊員は自然の摂理を壊してはならないので、あきらかにはぐれたアザラシであってもそのままにしておきます。後日、その場所に行くと子が死んでいることもあります。また、それを餌にする盗賊カモメなども生息しています。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 17, 2004
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今日の話題は、「南極観測船」です。 昨日の南極への往復の話題でもふれましたが、南極観測船(防衛庁では砕氷艦と呼ぶ)は、宗谷(海上保安庁)、ふじ(防衛庁)、しらせ(防衛庁)が運用してきました。現在は、しらせが現役です。 しらせは文部科学省が持っておりますが、海上自衛隊が運用しています。砕氷艦という名前で呼ばれるということは、他の海上自衛隊の護衛艦などの艦艇と同じ扱いです。平たく言うと軍艦のようなものです。1歩外洋へ出ると日本国の軍隊といっても良いでしょう。 太平洋からインド洋に抜けるときにインドネシア海軍が近づいてきてラッパを吹いて挨拶したり、時には、ライトでモールス符号をだしたり、ルールがあるようです。オーストラリアへ入港するとき等は、海士が甲板に整列して儀式を行います。軍艦扱いですから軍港と併用している港にしか基本的には入港できません。よって、緊急時以外は、一般の港に入港できません。 海上自衛隊の隊員は、下士官が上陸時は征服着用です。街中ではよく海士らを見かけることになります。買い物もお酒を飲むのも水兵さんです。観測隊員はお気楽なものでルールがありませんので短パンなどラフな格好で街中を歩けます。海士の征服もなかなかかっこいいですね!●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 16, 2004
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今日の話題は、「南極への往復」です。 南極観測隊が南極に行く方法は、昔から少しづつ変わってきています。基本的には観測船で南極行くのですが、寄港地が変わったり越冬隊員と夏隊員(南極の夏の間だけ観測等を行う隊員)では帰国する方法が違います。 南極観測船(防衛庁では砕氷艦と呼ぶ)は、宗谷(海上保安庁)、ふじ(防衛庁)、しらせ(防衛庁)が運用してきた。初期の頃から往路は、東京港からでて西オーストラリアの寄港地フリーマントル港に停泊し、1週間かけて食料等の物資を補給して南極へ向かいました。最近では観測隊だけ成田から航空機でオーストラリアのパースまで行き、フリーマントル港で観測船に乗り込んでいます。 そして、揺れる暴風圏を抜けて、南極へ到着して上陸します。上陸するには、昔は雪上車で海氷をわたっていきましたが、最近では物資と共にヘリコプターで行くことが多くなりました。 復路は、初期は南アフリカを使用しておりました。政情が不安定になってからモーリシャス(アフリカの東の諸島)を使用するようになりました。越冬隊員は、なるべく早く帰国するために航空機でアフリカからヨーロッパ経由で日本に帰国していました。いっぽう、夏隊はそのまま観測船に乗って日本へ帰国していました。 15年前ほどから復路の寄港地はオーストラリアのシドニーへ行き、そこから。越冬隊・夏隊共に航空機で成田に戻ります。今や優雅な南極への船旅は無くなってしまいました。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 15, 2004
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今日の話題は、「南極新聞」です。 昭和基地には毎次隊が発行する南極新聞がある。ちなみに私が最初に越冬した第26次南極地域観測隊の新聞名は、「Theサザンクロス26」である。新聞は、新聞係を何人かで構成して代表者を社主と読んでいる。 社主は、記者を集めて新聞社(係)としている。新聞社の社主は、毎日記者に記事を集めさせて発行しなくてはならないから大変である。最近ではPCによりワープロは簡単にできるようになりましたが、昔はほぼすべて手書きです。個性が出て面白いのですが記者は「昭和基地のネタ」を集めるのに苦労します。ただでさえ情報の少ない社会ですから無理やりにでも書いちゃうわけです。よって、週刊誌かワイドショーみたいになってしまったりして記者によってはとてもユニークです。 記事の内容で一番受けるのは、「怪我で何針か縫った」とか「深夜に日本の家族に電話をかけていて眠ってしまって高い電話代を払った」とかそうネタが受けます。普通の記事は、お祭りごとや誕生日、ソフトボール大会などのイベントが多いようです。 いづれにしても隊毎、記者ごとに個性があって楽しい新聞記事です。南極新聞は貴重な資料として国会図書館にも収蔵されているようなことも聞きました。私の記事も未来永劫残っているのがちょっとはずかしいですね! PS:南極新聞は老後の楽しみにハードカバーで製本して手元にあります…。そのうちにWEBサイトで公開しようかな…。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 14, 2004
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今日の話題は、「南極とブリザード」です。 南極は、台風並みの強い北東風がよくあります。この風をブリザードとか地吹雪と呼んでいます。日本語のほうが実感として印象に残っています。なぜなら、2~3メートルの高さまでの地面付近しか雪が舞わず上を見ながら歩くと日中は太陽、夜は星が見えることもしばしばあります。 よって、地吹雪といったほうが実感があります。でも通常はブリザード、訳して「ブリ」と観測隊は読んでいます。1週間に1度ぐらいはきますので、台風みたいに女性名詞の名前をつけて遊んでいました。昭和基地だけですが…。こんな楽しみ方も観測隊は見つけて長い越冬をすごごしています。 しかし、第4次南極観測隊では、このブリザードの中、犬にえさをやりに行った福島隊員は、遭難してしまいました。昔は、建物も少なく一度海氷の上に足を踏み入れるとまったく視界が無く、遭難してしまいます。 福島隊員は、数kmはなれた西オングル島で数年後発見されました。そのときはすでに白骨化しておりました。今でも毎年そこにお墓(福島ケルン)があり、お参りに行きます。自然は、今も昔も変わりませんが今は建物が多くめったに遭難することはなくなりました。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 13, 2004
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今日の話題は、「南極と映像」です。 南極での生活で音楽も欠かせないですが、TV等の映像も楽しみの一つです。昔は、映画が主流でしたのでみんなで集まって週に1~2回、16mmフィルムを上映していました。寅さんシリーズやNHKの昭和40年代のドラマ等を放映していました。 ドラマの中にはNHKにも保存されていないものが昭和基地にあり日本に持ち帰ってNHKがコピーをして、また昭和基地に戻したという経緯もあります。南極は空気が乾燥していて低温のため16mmフィルムの保存にもちょうど良いようです。 今でも映画は上映する観測隊があると聞きますが次第にビデオへと移り変わってきています。ビデオは、30年前は、Uマチックでした。それから、ベータ、VHSと移り変わり現在では、8mmから4mmのビデオテープになってきました。しかもデジタル! こうなってきますと、小型小電力となり、みんなで見ていた頃とは違い、個室でビデオを見る時代になってしまいました。これでは、日本と変わりないですね。 いっぽう、サッカーのワールドカップに日本が出場するようになってきました。越冬隊員にもサッカー好きがいまして、どうしてもライブでサッカーを見たいと思う様になります。そこで、観測用衛星アンテナを使って観測の合間に赤道上空の通信用静止衛星のTV放送を受信して楽しむ事を考えだしました。ここまで来ると執念というしかありませんよね!●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 12, 2004
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今日の話題は、「南極と音楽」です。 人にとって音楽は何処に行っても欠かせないものです。個人の趣味によってずいぶん違いますが音楽を愛する気持ちは同じです。昭和基地に越冬する隊員もそれぞれ好きな曲をテープやMDにしたりCDを持ち込んで聞いておりました。 中波やFMのラジオ局が無いので個人で持ち込んだテープを聞いていますが越冬の最初であきてしまいます。そうすると、今度はメディアの貸し借りをします。 でも、それがこうじると、そのうちにだれの持ち物かわからなくなってしまいます。観測棟には、以前の隊員が置いていったテープのライブラリもあります。ここは持ち出し禁止!となっているところもあります。 沿岸旅行に出かける時も音楽があるとハッピーです!なにせ、風邪の音以外はなにもしませんから!そう、南極って後で気がついたのですが、人がいないと音がないんです。雪上車や発電機があると何となく落ち着いたりもします。音や音楽って大切ですね! 今、BGMでビートルズ聞いてます!!ではでは!次の話題は、音楽につづき映像についてお話したいと思います。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 11, 2004
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今日の話題は、「南極と星」です。 南極は、空気中の水蒸気が凍って湿度が低くなります。湿度が低いということは、空気が澄んでいますので、遠くまで良く見えるということになります。蜃気楼や太陽の変形などの空気のいたずらもありますが、基本的には、月や星もとても良く見えます。話はずれますが、乾燥しているので静電気が増えて建物や観測機に触ると「ビリッ」ときてしまいます。 静電気に悩まされながらも、星はとてもきれいでこころがあらわれます。満天には天の川(ミルキーウェイまたは銀河とも言う)が本当に川のように見えます。これでは、おりひめもひこぼしも川を渡れません。南十字星もはっきり見えます。こういった、すばらしい星空にオーロラがかかると何ともいえない神秘な世界になります。天の川とオーロラの交差する姿は、極地で無ければ味わえないかもしれません。 星は星でも、人口衛星の方も極地ですと極軌道衛星がひんぱんに通過しますので、人口衛星が星のように光って移動する姿も良く見えます。また、流れ星も良く見えます。越冬中、流れ星が出るたびにずいぶん願い事をしましたが、南極に置き忘れてきたような気がします(笑)。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 10, 2004
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今日の話題は、「南極と太陽」です。 南極で見る太陽はさまざまな変化をあらわしてくれます。それらの変化の中には次のような現象として私達隊員を驚かせてくれます。それらは、沈まぬ太陽、転がる太陽、グリーンフラッシュ、太陽の変形としてあらわれます。 沈まぬ太陽、転がる太陽は、白夜や極夜の時に見ることができます。沈まぬ太陽は白夜の時に字のごとく、太陽高度が一番下がっても地平線より下にならない状態を言います。転がる太陽は極夜があけ太陽が出始めたころ、地平線をはうように、または、転がるように見えることからそう呼ばれています。写真機を太陽に向け30分毎ぐらいに多重露光するとそれらの太陽を写真で見ることができます。 グリーンフラッシュは空気の屈折で起こる現象です。南極では、上空より地表の気温が低く空気の逆転層がしばしばできます。太陽光はこの空気の逆転層を通ってくるとき屈折します。そして、わずかな時間だけ太陽が緑色に見えることがあります。 太陽の変形は、縦方向につぶれたり、横方向につぶれて見えることがあります。気温が-30度を超えるような快晴の朝には、ダイヤモンドダスト(ごく小さな氷の結晶の降水)が起こります。昭和基地北東の南極大陸から出た太陽は、縦方向につぶれた(上下に長くなった)状態で見えることがあります。また、夕日が水平線に沈むころ太陽が横方向につぶれて(横に引き伸ばされた状態)、いつまでも水平線付近に残って見えることがあります。いずれも空気のいたずらによるものです。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 9, 2004
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今日の話題は、「南極と氷床」です。 氷床(ひょうしょう)という言葉は、あまり耳なれないかと思います。氷床とは南極大陸や北極のグリーンランドに積もった雪が氷となって大きなかたまりとなったものを言います。南極の氷床は、最高峰で約4000 mあります。平均すると約2400 mになります。 この氷床の中には、過去の地球上で発生した火山活動が火山灰層として記録されています。それによって、その氷の深さは何百年前のものであると言う事ができます。地層のように記録がされています。 深いとこでは、百何万年もの年代に達します。もし、南極大陸の氷が解けてなくなったとすると海の海抜は、今より約70 m上がるといわれています。また、南極大陸は、陸地ですが氷の重さで沈下しているといわれていて、もし氷床がなくなると地面が何十メートルも隆起するといわれています。 こんなことが起こったら人類に多大な影響がありますね。でも全部解けるまでに何千年か何万年かかかりますのでご心配なく! 追伸:氷床は、氷河となって最後に海に流れ出て氷山となります。この氷をオンザロックにすると氷の中から空気がはじけ飛んで、飲むときに南極の風景が浮かびます!●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 8, 2004
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今日の話題は、「南極と本」です。 南極昭和基地には、初期から観測隊員が持ってきた本がまとめて置いてあります。図書館とは言えませんが、漫画、雑誌、単行本、学術書等がたくさんあります。 最初に読まれるのは、漫画です。連載のコミックがそろっており、読みがいがあります。部屋に持っていった人がいて途中の号を探すのにちょっぴり苦労します。漫画三国志は、なかなか良かったな! その次に良く読まれるのは雑誌です。当然1年以上たっていますが、なつかしい雑誌もあります。今は無人のみずほ基地に雑誌がありまったく紙の質が変化しておらず感動しました。付録の山口百恵の写真が妙に新鮮でした。 そして単行本、SFからミステリー、さまざまな本があります。観測隊員の趣味が伺えます。私は、石川達三にはまっていました。ちょっと古いかな…。好きな本を読み尽くすとしょうがなく難しい本へと移っていきます。論文読んでいる人はかなり少数派かと思います。 そうして越冬が終わる頃、次の観測隊が雑誌や漫画を沢山持ってきてくれるので、毎夜、雑誌三昧にもどります。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 7, 2004
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今日の話題は、「南極と地質」です。 南極観測隊は、冬のあける10月ごろから大陸沿岸に地学調査やペンギンアザラシなどの調査に出かけます。昭和基地から120 km離れたスカーレンという場所付近にガーネットサンドと呼ばれる砂があります。 ガーネットサンドは、宝石のガーネットの不純物の多い鉱物が砕けて砂になったものです。波打ちぎわの砂浜が赤い色に縞のように染まっていてきれいです。これをすくってきて赤い部分だけにすると友愛の砂ガーネットサンドが出来上がりです。 いっぽう、風が強い南極では、岩が侵食されてサッコン石と呼ばれる三角錐の石ができたり、岩にぶつかった砂により丸い穴が開いている岩もあります。それを蜂の巣岩といいます。そうした風化した岩もそうですが、露がんは切り立った絶壁状の岩山が多いです。氷河で削られることもありますのでそういったダイナミックな地形が見られます。 岩石を調べると、大陸移動説を証明する様に昭和基地の付近とインドのスリランカの岩石の成分が一致します。1万kmも離れているのに不思議ですね!●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 6, 2004
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今日の話題は、「南極と地震」です。 南極には、エレバス山などの火山があります。火山があると言うことは、火山性の地震もあります。昭和基地では有感地震はほとんどありません。しかし、南極大陸以外の大陸プレートが動いて地震になった波は昭和基地まで届きます。 昭和基地は比較的地震が少ないことと、雑音になる震動が少ないことから、地球上のどこかで大きな地震があった時、昭和基地で観測することができます。こうして地球規模の地震観測を行っています。 いっぽう、昔は南極氷床の厚さを計測するため人工地震観測が行われていました。大陸のある地点に地震を起こすため爆薬を設置し、数キロ離れた点に数か所地震計を設置しておきます。そうすることによって直接伝わる地震の波と氷の下の基盤から反射してきた波を測定することにより、その差から反射点の氷の表面から基盤までの厚さを計測していました。 現在では、この人工地震観測に変わって、氷の厚さを測る道具として電波を用いたアイスレーダが活躍しています。このレーダ観測を南極で実施したのは筆者です。アイスレーダの話は、後日、日記にしたいと思います。エレバス山http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/erebus/gaiyou.htm●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 5, 2004
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今日の話題は、「南極と殺人事件」です。 今日ちょっと嗜好を変えてSFっぽいお話でです。もし、船の上で殺人事件がおこったら船長に容疑者を拘束することができます。これが南極であったら誰が捕まえるのでしょうか?日本の基地ではどうなるのでしょうか?外国の基地ではどうするのでしょうか? 南極はどの国にも属していません、いわば船の上と同じ様な扱いです。この話題は総和基地で越冬中に結構盛り上がった事があります。 日本の昭和基地の場合、観測隊長は隊のまとめ役であって船の船長とは違い、法律で明確に犯罪者の取り扱いを決めていません。殺人事件があったら取り押さえてどこかにれるのでしょうか?それは誰に警察権がるのでしょうか?海上保安官が越冬する場合もありますのでその人が日本国の法律で容疑者を拘束するのでしょうか? 外国の基地はどうしているのでしょうか?アメリカの様に軍隊で行っている国は軍の取り決めに従って処置できるのでしょうか?私は、法理がわかりませんのでどなたか明確に示していただけると今までの疑問がスッキリするのですが…。書き込みお待ちしています。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 4, 2004
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今日の話題は、「南極と魚釣り」です。 南極には意外と知られてませんが海洋資源がたくさんあります。すなわちお魚がたくさんいると言うことです。魚には、氷魚(通称昭和ギス、または、だぼハゼという)、ライギョダマシ(全長131cm、体重26kgの大きな魚を33次隊で採取)等が見られます。魚以外の海洋生物は、オキアミ、ウニやひもむし、ヒトデも沢山います。 さて、魚釣りのお話に移ります。私たち観測隊員は、娯楽の一環として魚釣りをします。海氷の上に行って10 cmの穴をあけて針に牛肉をつけて糸を垂らします。そうするとすぐにコチに似た「だぼハゼ」がつれます。調子がいいと1つの穴で数匹つれます。しばらくするとつれなくなるので穴を変えます。そうするとまたつれます。 釣れたお魚は、その場ではい!冷凍です。そして、昭和基地に戻ってだぼハゼは、刺身にしたり天ぷらにします。特に天ぷらは最高です!お酒のつまと話題にと釣りの娯楽は、隊員達をなごませてくれます。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 3, 2004
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今日の話題は、「南極大学」です。 南極昭和基地では毎年観測隊が変わっても「南極大学」が開催されます。南極大学は、一般的な大学ではなく観測隊員の職務を他の隊員に知ってもらおうというのが趣旨です。大学には、学長が選出され入学式に始まり、毎週一回程のペースで開催されます。終了時には、学長より卒業証明書が発行され閉校されます。 大学では、隊員毎に教壇に立ち、講義をします。隊員には、大学の教授、学生もいますが研究所や気象台の職員、民間の方もいますで、発表する内容は自由になっています。 よって、大学の講義内容には職務にかかわらず趣味も講義内容になります。得意な分野なら何でもいいわけです。海洋生物の話、趣味のギター、医者の学会発表などユニークな内容があります。今では、講義もパソコンを使って本格的になっています。ですから準備も大変で国内から情報を入手して発表しているそうです。 南極大学は、第11次隊頃から始まっています。南極観測初期の頃は娯楽が少なく南極大学は、コミュニケーションの一環として始まったようです。今は、ビデオやビリヤード等もありますので大学は伝統としてその意義が変わってきています。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 2, 2004
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今日の話題は、「南極の電離層観測」です。 南極観測が始まって以来、昭和基地では気象観測と共に電離層定常観測が行われている。電離層とは、地球の大気圏より高い高度の100 kmから1000 kmに存在する、酸素や窒素などの空気がイオンに電離したものを言います。これによって短波帯の電波を反射して海外との昔は通信に使っていました。最近では電離層は、衛星放送やGPSカーナビなどの電波をじゃまする嫌われ者になっています。 さて、この電離層は、地球上のどこにでもありますが極地では赤道近くや日本などの中緯度とずいぶん違う構造をしています。それゆえに観測は重要になってきます。特にこの電離層とオーロラは密接な関係があります。オーロラは、極地で見れる大気の発光現象です。約200 kmの高度に存在します。このオーロラを電波でも観測することができますので電離層と共にオーロラをレーダで観測しています。 地球で見れるオーロラの起源は、太陽活動が元となります。電離層やオーロラを観測することによって太陽活動の影響を見ることができます。 私はこの電離層定常観測を経験しました。地磁気観測データを毎日見ていましたのでオーロラの出現予想をすることができました。「今日は朝から磁気嵐が来ているからオーロラでるよ!」と言う具合です。●日記の話題募集中!!日記の話題や質問がありましたら掲示板、日記に記載してください!他の話題は、penguin3.comにてご覧下さい。ペンギンさんの南極情報 [penguin3.com]http://www.penguin3.com/
Sep 1, 2004
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