或る日の“ことのは”2

或る日の“ことのは”2

2008.03.25
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カテゴリ: 独り言




肺に持病があり、余り強健でない母は、父にガミガミ言われながら、

風邪に罹ったりしないよう、自分でも注意を払っているのだが、

それでも寝込んでしまう。



普段口喧しい父は、母が寝込んでしまうと途端に弱気になる。

悪い方へ悪い方へと想像が向かって、自分を追い詰めるようで、

そんな時に掛かってくる電話の父は、非常に弱弱しい。



実家に顔を出すと、

メニエール症候群でないか、と今回診断された母は、500mlの点滴でやや顔色を取り戻し、



顔を覗きこむと、とても疲れていて、父の様子も頷けた。

だが、薬のお陰か吐き気も止まり、眩暈で上体を起すことも出来なかったのが、

ガウンを着て起き上がれるようになっていた。



ご飯を作ろうかと言うと、首を振った。

洗濯と、洗い物を仕舞う他、

私が出来る事は、母を笑わせられるよう、オーバーアクションで面白おかしく話をし、

たまった父の愚痴を聞いてやることだった。




「ありがとうね」

私の帰り掛け、父は礼を言った。 ・・・別にいらないのに。

「又呼ぶかもしれない」

・・・いつでも呼んでくれたらいいよ。





今頃、父は気付いて怒っているかもしれない。

父は、自分にかかったらどんな植物も大丈夫だ、と豪語するくせに、

剪定というものをしない。

お陰で、植物は伸び放題。 枝が踊り放題で鬱陶しいので、私がスキを見て鋏を入れると、

「余計な事をしおった!」と怒るのだ。






怒る事は、弱弱しいよりずっといい。

・・・何も問題ない。(笑)














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最終更新日  2008.03.26 01:45:29
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