或る日の“ことのは”２

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2008.06.06

ライトですが

(6)

テーマ：最近、読んだ本を教えて！(24297)

カテゴリ：独り言

「人類は衰退しました」（←wiki）一気に読みました。

今回、第三巻目。　

この作品は、ちょっと挿絵の「萌え絵」が恥ずかしいですが、
一応、早川書房のベストSF2007では、１５位をマークしているのです。

ライトノベルで読み易く、
また文章力があって、読んだ情景が容易に脳内に構築されるので、ぐいぐい引き込まれます。

・・・妖精さんが可愛いんだ。
ああ、一匹、失礼・・・一人位、うちに来てくれないかしら・・・。

タケフィジとエーコムとの旅に終止符を打ったようで。（笑）

かくなる上は、さっさと第四巻を執筆し、上記の「たぶん魔術師」と「たぶん戦士」
（だと、田中ロミオ氏は言う）
を、視界から遠く消し去って頂きたいものです・・・。

・・・フリーライターって、大変なんだね・・・。（しみじみ）

一方、桜坂洋著、「 ALL YOU NEED IS KILL 」（←amazon）は、
なかなか進まなかった。
面白かったのだけど、読んでは止まり、進んでは戻って、と中々進まなかったのは、
通勤電車の中でのみ、読んでいたからでしょうか。

・・・でも、こういう文章を書く人は嫌いじゃないです。

＊＊＊＊＊

インフォシークのトピックスの海を泳いでいると、

【訃報】少女小説家氷室冴子さん

とあって、驚きました。　まだお若いのに・・・。

高校生の頃、一時期、ものすごくはまりましたっけ・・・。

なんて素敵にジャパネスク」（←wiki）。

当時の読者は、皆、自分と瑠璃（平安時代を生きる、主人公の姫君）を重ね合わせて、
その活躍に、心を躍らせたに違いないでしょう。

漫画チックな文体ではありましたが、
平安時代を、より身近に感じる事の出来た作品でありました。

・・・まぁ、私は、夢見るラノベ時代を直ぐに終えてしまったのですけれど。（苦笑）

（「そんな展開、実際ありえねー・・・」という、リアリストな自分に負けました。）

だけれども、私は確かに氷室氏のお陰で、平安時代の都に生きる夢を見る事が出来た！！（笑）

ライトノベルにも歴史あり・・・。

・・・氷室氏のご冥福をお祈りいたします。