或る日の“ことのは”2

或る日の“ことのは”2

2008.10.05
XML
カテゴリ: 独り言


20080926102644.jpg
(マルク・シャガール:「二つの顔を持つ花嫁」)


シャガールの絵は苦手でした。

よく観るような、
サーカスのモチーフ、恋人達が宙を舞う絵は、沢山観ると胸焼けしました。
だから、苦手意識を持っていましたが、・・・


兵庫県立美術館の「シャガール展」 は、今までのシャガール観を払拭してくれる、
なかなか秀逸な構成のものでした。


20081005110132.jpg


観に行ったのは、二週間前。

同じく「シャガールは苦手だ」、とする友人に宛てに、

私は、この絵を不思議な感覚で見、原画を想い返しています。

この「青い翼の振り子時計」に描かれる時計は、シャガールの生家にあったもので、
シャガールは、よくこれをモチーフに用いて絵を描いたそうです。

夜の風景に雪がちりばめられ、
音までも消えてゆく
凍てついた舗道を、
呪われて時の狭間に落ちた「彷徨えるユダヤ人」が、音も無く歩く
青い羽根は、時の経つことの早さを意味しているのでしょうか・・・しかし片羽根
時計にうっすらと描き込まれた恋人達は、その愛の果敢なさを
否、人生の果敢なさを意味するのでしょうか、

・・・観ていると、引き込まれそうです。


20080926102640.jpg




シャガールを観て、こんな気持ちになるなんて、自分でも意外・・・です。






20081005110534.jpg











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.10.06 07:50:41
コメント(8) | コメントを書く
[独り言] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

ぺぺる9712

ぺぺる9712

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: