クッチーより愛をこめて

クッチーより愛をこめて

2008年03月21日
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カテゴリ: ちりとてちん

チサゴンは声がでかいです。キンキン響く地声で、
いつも「オニイチャァン」とコタロウを呼びます。
でも当の兄は、ゲームや本に夢中になると周囲の音が何にも聞こえなくなるタイプ。
何度呼ばれても返事をしないので、しまいにはチサゴンはユデダコ状態に。
いつもそんな調子の兄弟ですが・・・去年の秋ごろ、小学校で音楽発表会なるものが開かれました。
普段は学校行事の時には祖母を呼んでチサゴンを見てもらうのですが、
このときは運悪く都合がつかず。仕方なくチサゴンを連れて、
コタロウの出番だけ鑑賞することにしました。
当日はあいにく雨模様。チサゴンに青いカッパを着せ、小学校の体育館に連れていくと、
丁度コタロウの出番間近。よし、時間はバッチシ・・・!
ところがさっそく、 「オニイチャンどこぉ~」
し~んと静まり返った会場に、キンキン響き渡る3歳児恐竜の雄叫び・・・
うおおお、演奏中じゃないけど、目立つ~~~!みんなが振り向く~~~!
し、静かにしてくれチサゴン~~~!
「あ!オニーチャーン!!」 舞台に上がったコタロウを見つけるや大漁旗を・・・いや、
傘を振り回してエール・・・・やめい!あぶないっちゅーの!
しかも兄が恥ずかしがって反応しないので怒りかけている~
「オニーチャン !!へんじ~!!」 「し、静かにしようね、これからお歌歌うからね~~」
何とか黙らせたものの、演奏中はアヤシイ青カッパ姿で一緒に激しく踊りだすチサゴンなのでした・・・
「すごい応援ねえ~」 ああああ、周囲のご父兄の目が痛い・・・・
演奏が終わるや、またもや 「オニーチャーン!」 と絶叫し、
コタロウに走り寄って取り付こうとする青カッパをかかえ、そそくさと退散。
やはりあと数年は、ゼッタイこやつを学校には連れてくるまい、と固く誓ったものです。
そんなチサゴンも四月には幼稚園児。1日入園では見違えるほどしっかりしていてうれしかったです。
園に毎日通うようになったら、ますます落ち着いてくれるかなぁと期待しちゃうクッチーです・・・

今日のちりとてちん。
「仰山の人を笑わすことができて初めて、
私も仰山笑えるんだと思うんです」(喜代美)
おジイちゃんと落語を聴いた幸せな思いを、みんなに味わってもらいたい。
喜代美ちゃんの思いが兄弟たちに通じ・・・常打ち小屋建設計画、ついに始動です。

綺麗な模様
父の祝いで小浜に帰ってきた喜代美は、工房で草若師匠の愛宕山のテープを聴く。
A子がそれを見つけて、なぜここで聞くのかと訊ねると、
喜代美は幼い頃ここで落語を聴いていたと話す。
「B子はもう、綺麗な模様が見えとるやな。子供の頃毎日ここに通って落語聞いて
笑ろたことがB子の模様になっとる。ほやさけ、今、落語やっとんやな」(A子)

A子はそんな喜代美に負けないよう、一生懸命がんばる、自分も綺麗な模様を出すと言って、
作りかけの箸を嬉しげに見せるのだった。
やはり粉々にされた輝く石は、A子ちゃんの箸の模様に使われるようです。
どんなお箸になるか楽しみですね。A子ちゃんの言葉を聞いた喜代美ちゃんの
脳裏には、正太郎おジイちゃんのあの言葉が響きます・・・。
「喜代美、おまえは、仰山笑え」(正太郎)
第一週目で亡くなったおジイちゃんの言葉は今も死に絶えることなく、
喜代美ちゃんの中でずっと生きています・・・。 「ありがとう。ありがとうA子」(喜代美)
「親友」にきっかけをもらって、喜代美ちゃんは今自分が何をしたいのか、
何をするべきなのか気づくことができました。
A子とB子、笑顔で語り合い、励ましあう仲になれて本当によかったです。

仰山笑え
大阪に戻るや、兄弟たちに徒然亭一門の手で常打ち小屋を建てたいと訴える喜代美。
なぜと聞かれておもむろに、草若の愛宕山のテープを皆に聞かせはじめる。
そして自分が祖父の工房でこのテープを聴いていた時のように、
落語で人を笑顔するような場所を作りたい、と言うのだった・・・
「この師匠の声みたいに悩んだり落ち込んだりしてる人を私も元気づけたい。
そういう場所を大阪に作りたい。そね思ったんです」(喜代美)

今まで落語家になること、それで食べていくことで精一杯だった彼女がついに持つにいたった、
落語で人を幸せにしたい という思い。
自分が、という思いから、皆を、という思いに変化した心。本当に素晴らしい成長をして
A子ちゃんの言うとおり、今、綺麗な模様が輝き出ていると思いました。
彼女の言葉に動かされる兄弟たち。これぞヒロイン、と拍手を送りたい場面でした。

やってみ。
「決して天狗座を脅かしたり客を採ったりするものではありません。
どうかご理解ください」(草原)
お客さんを笑わせる場所を作りたい。筆頭弟子草原は鞍馬会長にそう告げ、
徒然亭一門が独自に常打ち小屋を作る計画を話す。
できると思ってるのか、と鼻で笑う鞍馬だが・・・
お菓子の箱が からっぽ だ~~!(笑)
草原さんが力説してる間、きっと上機嫌で食べてたのですね。
「師匠がかなられへんかった夢やからこそ私らが叶えたいんです。
いや叶えなあかんのです」(草々)
非常に男前の草々さんの瞳には、迷いはもうなく。
「おもろいなぁ。できるもんやったら・・・・ やってみ。 」(鞍馬)
どことなく草若師匠のような口ぶりを思わせる鞍馬会長。
やってみ・・・どこまでやれるか、やってみ。見せてもらうで。楽しませてもらうで。
そんな風に言っているようで、まるで弟子たちを見守る師匠のようでした。
エール
常打ち小屋を建てようと動き出した徒然亭だが、資金は雀の涙。
しかしウワサを聞いた小次郎と奈津子が、急いで大阪に帰ってきて・・・
兄弟たちそれぞれの貯金にまつわる話が面白かったです。
女が貢いでくれるので支出が少なく、しこたまためこんでいる四草くん、
良妻賢母な緑さんにへそくりを渡された草原さん
(通帳の項目に「草若師匠からのお年玉!」師匠って、ほんとに親業なのですね~)
自分の貯金を出そうとして気持ちだけでよいといわれ、
「嘘で出しただけやのに」 とはにかむ小草々くん。
頭金すらなく皆がため息のところにやってきたのは・・・。
「喜代美ぃ、いいかげん、おっちゃん男にせいよ。」(小次郎)
五木ひろしから返してもらった宝くじの200万円を気前よくくれただけでなく、
小次郎さんは、小浜の皆からのエールを届けてくれました。
魚屋食堂、A子ちゃんとその両親、竹谷さんの寸志、(←でも分厚い~)
小梅おばあちゃまの着物、そしてあの、草々さんがかつて家出して和田家に来た時に
正典父さんにあげたイカ串貯金! これがここでそのまま出てくるとは!

そこに小銭を入れる菊江さん、なんと愛用のギターをくれる熊五郎さん・・・・
徒然亭を愛する人たちの思いが、喜代美ちゃんの手にどんどん積み重なっていくのが、
ベタなのにすごく嬉しくて、泣けました・・・。
「なにもできないけど・・・」 と正平くんがくれた、あの箸切れ工作の恐竜に
草々さんが目を輝かせていたのがナイス(笑)
糸子母さんからの大漁旗を振る小次郎さん・・・。
その旗は、喜代美ちゃんが大阪へ行く時にのど自慢大会で振ってたもの。
今ふたたび、一世一代の賭けに出る娘たちへの、嬉しい嬉しいエールでした。
明日は・・・さよなら草若邸?
☆☆☆☆☆ ちりとてちん第144回 エール ☆☆☆☆☆

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最終更新日  2008年03月21日 22時35分09秒
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