十月はやさしくて、甘い。
山の湖のやうに空が碧く澄んで
薔薇(ばら)の花に思ひ出の匂ひがある。
月は一段高い道を渡り、空はしきりに目ばたいて
人の心に呼びかける。
太陽は遠くから照らして、天國の氣温でものを暖める。
《堀口大學の詩、「十月の言葉」から》
十月が始まりました。 一年で一番好きな月です。優しい陽射し、高い空、澄んだ空気。
木々の葉や植物、なにもかも熟成され実りの秋。
ゆっくり やわらぎ 人の心も満たされる。
膝掛けをかけて、ほっこり 温かい飲み物の入ったカップを手のひらに包み 飲みたくなる。
人と逢って 黄金色に舞散る 銀杏やコナラのなかを歩きたくなる。
引き込まれる本と出会いたいと思う。
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