Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2015/10/08
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 海外旅行をする際は、出発前にいつも、そこで話されている現地の言葉を集中的に勉強していきます。今回は、チェコ語とドイツ語でした(ドイツ語は大学の第3外国語で1年だけ習いましたが、今回、実用的な会話を中心にやり直しました)。

 出発前、「プラハもウイーンも、ホテルはもちろんのこと、観光地でも外国人客の多いレストランやショップではまず英語は通じるし、若い人はほとんどが英語がそこそこ喋れるので大丈夫だよ」と現地事情に詳しい知人から教えてもらっていましたが、そこはやはり、「現地の言葉で少しでもコミュニケーションがとれた方が、より親しみを持ってもらえるだろうし、旅も楽しいはずだ」というのが僕の信条なので、今回も本やDVD等で数カ月前から勉強しました。

 チェコ語はスラブ語族の言葉でロシア語、ポーランド語なども同じ仲間ですが、普段僕らにはまったく馴染みがありません。チェコ語に取り組むのは、もちろん初めて。主に旅行者向けの会話本で勉強し、発音はインターネットの翻訳サイト(グーグル等)でネイティブの発音を聞いて、覚えました。チェコ語は幸い、(訳のわからない文字を使うロシア語とは違って)基本、通常のアルファベットの文字を使うので、ロシア語よりもまだとっつきやすい感じがしました。

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 結果、カタカナ発音でも、イントネーションさえしっかり覚えれば(真似すれば)、何とか通じるもんです。ホテルや街中、レストラン、買い物等で、そこそこコミュニケーションもとれて、僕がチェコ語を話した時の相手の反応(笑顔)を見るのが、また面白かったです(写真は、カレル橋を渡った辺り。日本大使館もこの近くにあるとか)。

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 「世界遺産」プラハ城へは、この電停からトラムに乗ります。切符は、旅行者用の「1日券」(トラム、地下鉄、バス共通です)を事前にホテル近くの地下鉄駅の窓口で買いました。1日券は110コルナとお手頃です(1コルナは約5円なので、550円くらい)。1回券だと24~32コルナしますので、4回乗れば元がとれます。

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プラハ城は、街を見下ろす小高い山の丘の上にあり、旧市街のどこからでも見える街のシンボルです。歴代王の居城ではあるのですが、見た感じは城というよりも、教会や宮殿など様々な建物の複合体といった印象。戦いのための拠点というより、王の権威を示す場所だったのかもしれません(なお、城の一部は現在、大統領府として使われています)。

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 トラムに乗った電停から、10分ほどで「プラハ城」前(Prazsky hrad)に到着です。アナウンスはチェコ語と英語だし、他にも観光客がいっぱい乗っていて、みんな同じ電停で降りるので間違うことはありません。

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 お城の入り口の門をくぐると、見学スタート地点の広場があり、やはり早朝からたくさんの人が集まって来ています。チケットは3つコース(主に見学できる場所の数の違い)で値段が違います。僕らは時間もあまりないので、最小限の人気のポイントだけを見る250コルナのコースを選択。早速、まず、城内でひときわ目立つ高さ96mの建物「聖ヴィート大聖堂」へ。

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 これが「聖ヴィート大聖堂」。西暦930年に建てられ、現在の建物は14世紀のものがベースとなっていますが、その後何度も改築を繰り返し、最終的に完成したのは20世紀になってからとか。地下には歴代王の墓があります。

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 城内のもう一つの見どころは「聖イジー教会」=写真=です(城内にいったい教会をいくつ造ったら気が済むのかという気もしますが)。華やかな赤い色をした初期バロック様式の教会で、920年の完成。現存する建物は火事の後、1142年に再建されたものとのこと。

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 聖イジー教会の横には、色とりどりの小さな家が並んだ通りがあります。「黄金小路」と呼ばれ、城に仕える錬金術師らが住んでいたといいますが、各家の中は驚くほど狭く、天上も低いです。この並びの一軒、「22番」の家は、あの作家フランツ・カフカが一時期、仕事場として使っていたとのことです。

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 プラハ城から眺めたプラハ旧市街。赤い屋根でほぼ統一された家並みが息をのむほど綺麗です。古い時代の建物を大事に守っていこうという人々の心意気が伝わってきます。

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 同じ場所から、街並みを違う方向を眺めるとこんな風景。さすが「世界遺産」プラハです。どこを切り取っても絵になる街で、ずっと眺めていても飽きません。

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 城内の広場にはオープン・カフェもあり、結構賑わっていましたが、我々は時間もないので、横目で見て通り過ぎました。

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 城門を出て、プラハ城にお別れ。門の両側に衛兵がいましたが、服装のセンスはいまいち。バッキンガム宮殿の衛兵の方が少しおしゃれかな?

 さて、旧市街広場、カレル橋、プラハ城という三大観光名所を見た僕ら。再びトラムで市内中心部まで戻り、そろそろ昼御飯の時間です。プラハで初めてのランチは、『地球の歩き方』の口コミ情報で「美味しくて地元の人にも人気」と書かれていた「ウ・パルラメントゥ」というレストランを目指します。


<プラハ編(4)>へ続く。


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Last updated  2015/10/14 11:03:37 AM
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うらんかんろ

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汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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